2022.5.3
樹高 48m
目通り幹囲 6.5m
樹齢 推定700年以上
新城市指定天然記念物
新城市平井字地官(じかん)に向かう。八幡神社はJR飯田線東新町駅の南西300mの市街地に鎮座する。場所を特定できなかったが、遠くに背の高い木を見つけ、車を走らせた。
参道から境内に入ると、大杉は社殿の後方、塀の向こうに立っている。拝殿の右に通路が開いている。2007年撮影のスギに比べて樹形が変わっている。下の方の枝が払われ、上の方の枝だけになっている。八幡神社の御神木である。
愛知県新城市黄柳野字郷ヶ平に向かう。新東名引佐ICからでて、県道81号線に入り、旧鳳来町黄柳野に入り田植えの始まった田園地帯の黄柳野川の向こうにカヤの木が見えた。
カヤが立つのは橋の向こうで、高さ1.5m程の石垣の上で、立ち上がってすぐに主幹が途切れ、半球形の樹冠を形成している。案内板によると、かってこのカヤは法正寺のものであった。維新の少し前、嘉永6年(1853)に所有者の手塚氏に譲られたが、その時の証文に「古木であるから、決して切らないように。」との旨が記されていたという。手塚氏は約束をきちんと守ったことになる。
黄柳野のカヤ
樹高 20m
目通り幹囲 5.6m
樹齢 推定400年
鳳来町指定天然記念物
新城市愛郷字多々良目木(上島田)に向かう。旧鳳来町の山の中、豊川の支流・巴川のそのまた支流の島田川の上流部だ。細い林道を走り、開けたところに出たので、田んぼに居た人にその家を聞いた。そこから1㎞ほど行ったところにある家を教えてもらい、怖いような道を進むと、みだり側の道の下に家が見えた。「島田のかやの木」の説明版があり、車が止まっている。家の方が出て来て、いろいろ教えてもらった。婦人の実家だそうで、今は別荘のように使っているようで、いつもはいないということだった。木は斜面に立っている。
新城市愛郷桑原(恩原)に向かう。県道435号(保泳海老線)に入り、高度を稼ぐと右に愛郷のバス停があり、白鳥神社が鎮座している。背後の斜面にイチイガシの木が、社殿に蔽うかぶさるように立っている。立ち上がってすぐに2幹に分かれ、そのうちの1本が上に向かっている。うっすら道のようなものある斜面を上り、根元に立った。
白鳥神社のイチイガシ
新城市能登瀬字白岩に向かう。旧鳳来町から東栄町に向かう国道151号線の路傍にイチョウの木が立っている。2007年撮影のイチョウは2月ということもあり、葉がすっかり落ち、枝も払われオブジェの様と書かれていたが、今は葉が茂り、その時より枝も伸びた様だ。後の回り込むと、小さな祠が祀られ、そばには石塔、石仏が祀られている。
案内板によると、天永3年(1112)善次という人が伊豆国三島より種子を持ち帰り植えたという。諏訪神社の御神木とされているが、神社とは少し離れている。銀杏が落ちていたので、雌株だろう。
樹高 27m
目通り幹囲 10.4m
樹齢 800年以上(推定1200年)
新城市平井に向かう途中、宮ノ腰の鳥原集落にさしかかると、、以前訪れた事のある「日吉神社」の大クスが目に入る。拝殿の後ろに、落雷によって幹が焼け、幹の半分以上が枯れてしまっているクスが立っている。
所有者の祖先が慶長年間(1,596~1615)に作手村から分家して、現在地に定住し、お嫁さんを迎えたが、そのお嫁さんが実家からカヤの苗(種)を持参し植えたという。樹勢の良い木である。庭には楓の木があり、楓としては大木である。
島田のカヤ
樹高 不詳
目通り幹囲 6.6m
樹齢 伝承900年
八幡神社のスギ
日吉神社のクス
能登瀬のイチョウ
樹高 14m
目通り幹囲 5.6m
樹齢 500年
鳳来町指定天然記念物
樹高 35m
目通り幹囲 6.2m
樹齢 不明