2020.7,26
新東名を新城ICで下り、新城市作手鴨ヶ谷門前にある甘泉寺に向かう。国道とは言えないようなくねくね道を土砂降りの雨の中、寺に着いた。石段を登り境内に着くと、本堂の脇にコウヤマキがある。2009年の台風で上部を欠損しているが下の枝は茂っている。上の枯れた枝にはコケシノブ、ウチワコケ、セッコクなどが着生している。
甘泉寺のコウヤマキ
将軍杉
樹高 39m
樹齢 1000年以上
目通り幹囲 10.4m
県指定天然記念物
新城ICから新東名で浜松、浜北ICまで走り、浜松市天竜区横川下百古里(しもすがり)に向かう。「いっぷく処 横川」で道を聞いて山道を入っていく。武速神社の拝殿の後方、御神体のところに立って参拝者を見下ろしている感じ。下から2mほどのところで二股に別れている。 延暦16年(797)征夷大将軍・坂上田村麻呂が蝦夷征伐に赴くにあたり、武速神社に武運を祈った。祈願の後食事に使った箸を挿しておいたのが根付いたという伝説がある。
雨の中、参道石段の手前に車を止め、石段を上る。目通り3m以上の巨木が聳える。慶安4年(1651)建立の仁王門(国重文)の先に傘杉が立っている。「霧深し 大傘杉は どこならむ」という句碑があったが、どの木を見ても大きく立派だ。注連縄があるので傘杉と分かった。
樹高 60m
樹齢 推定800年
目通り幹囲 7.5m
国指定天然記念物
傘杉
樹齢 300年
樹高 9m(元は13m)
目通り幹囲 3.5m
新城ICまで戻り、新城市門谷下浦にある鳳来寺に向かう。参道西側に「ネズの木」がある。ネズの木はヒノキ科ビャクシャク属の常緑針葉樹でこれだけ大きいのは珍しい。以前はここに説明板が立っていたようだが今は何もないのでこれがネズの木と分かりずらい。 奥には「旧門谷小学校」の木造校舎がある。
鳳来寺のネズの木
鳥居強右衛門の墓
コウヤマキ 日本特産の常緑高木
樹齢 約600年
樹高 20m
目通り幹囲 6m30cm
国指定天然記念物