2024.4.16
長野県下伊那郡清内路村に向かう。国道256号、清内路小学校入り口を下りていくと、シダレ桜が立っている。寛永6年(1853)、下田にペリーの黒船が来航した時に植えられたとされ「黒船桜」と呼ばれている。墓地にあり、枝が水平に大きく伸びている。村の天然記念物に指定されている。
樹高 10m、目通り幹囲 3.31m 江戸彼岸のシダレザクラである。
黒船桜
青南寺の夫婦桜
国道256号の北側、上青南路村の集落の石垣の上に青南寺がある。集落の方に聞くと「殆ど咲いてなくて寂しくなっている。」との話だった。境内には2本並んで咲いていたが数年前に婦桜は朽ちてしまい、今は残された夫桜が花を咲かせているが、花の数は多くない。村の天然記念物に指定されている。
樹高 7.5m、目通り幹囲 4.2m 樹齢 200年の江戸彼岸桜。
下伊那郡阿智村浪合に向かう。以前この地を訪れ「御所桜」を見たが、その桜は「新御所桜」といわれ、付近に「御所桜」があるということで、再訪した。新御所桜の立っている畑を回り込むと角に「ここから北に100m」と書いてある。細い道を進むと民家に出た。民家の方に聞くと「史跡研究会」の方で、地図を書いてくれた。細い道に車を止め、道なき道を進むと10m程で「御所の石祠」が塚の上に立ち、その後ろに江戸彼岸の桜が立つ。後醍醐天皇の孫にあたる尹良(ゆきよし)親王の御所があったところから御所平と呼ばれ、御所址に立つ桜は御所桜と呼ばれる。村の天然記念物に指定されている。樹高 8m、目通り幹囲 2.6m、樹齢 350年。
新御所桜
御所桜