H.30.4.8
春爛漫の偕楽園「不動の滝」と桜堤遊歩道「サクラサクマツリ」を訪ねて
東海道線を沼津で下り、御殿場線に乗り換える。裾野駅にAM.9時に着いた。受付で地図をもらい歩き始める。陸橋を渡り、上に上がるとちょうど御殿場線の電車が走って来た。左手に大きな富士山が見える。例年より雪が少なそうだ。やがて雲に隠れてしまった。
約2,4km歩いて「鮎壺の滝」がある。鮎壺の滝は沼津市と長泉町の境を流れる黄瀬川の滝。落差約10m、幅約90m。1万年前に富士山の噴火によって流れてきた三島溶岩流を流れ落ちる。溶岩流の下は愛宕ローム層になっている。「鮎壺」の名は鮎がここで止められ群れていたことによる。岩盤の底には溶岩樹形が複数見られる。吊り橋「鮎壺のかけはし」があり、向こう側に渡れる。今日はこのくらいの水量だったが、多いと迫力がありそうです。滝を見ながら休憩をした。
「米山梅吉記念館」は昭和44年に設立された。日本におけるロータリーの祖である米山を記念するものである。彼の生い立ちと一生を記録している。
「米山梅吉記念館」に寄る。米山梅吉は明治から昭和初期の銀行家で、貴族院勅選議員。ロータリークラブの創始者でもある。1868年江戸の和田家に生まれる。5歳で父親が他界したため、母の実家のある三島市に移住する。米山家の養子になり、米国に留学し、井上馨の紹介で三菱銀行に入社する。
茶畑交番交差点、平松交差点を過ぎ約3,8km歩き伊豆縦貫自動車道をくぐる。台場川沿いの桜堤遊歩道で「サクラサクマツリ」が行われていたが、桜はもうほとんど終わっていた。約1,3kmの遊歩道には約300本の桜の木が植樹されている。風の強い中、出店が出て、家族連れで賑わっていた。お稲荷さんをかって、腰かけて食べた。
約1,2km歩くと「偕楽園」があり、下に下りていくと「不動の滝」が現れた。水量が多く音をたてて落ちている。地元の共有地で、地域の人が木を植えたりして大切にしてきたところです。昭和33年に裾野市の管理になり、偕楽園として開放されてきた。高さ10mほどの不動滝があり、傍に不動堂がある。滝は溶岩流の断崖にかかっていて、高さ10mあまりの大滝が樹林の間を飛瀑し壮観である。
約0,4mいて、「JR下土狩」駅に着いた。13時22分の沼津駅行に乗り、沼津で乗り換えて藤枝に帰った。こんなに街の中に滝があるのは、やはり富士山のおかげかと思う。桜は終わっていたが、今まで行ったことのなかった滝に二つも行けて良かったです。今日は、約9kmを4時間15分で歩いたことになる。