甲府三大祭り「正ノ木祭り」と山梨県立美術館」
道順通りに歩くと祭り会場である「遊亀公園」に着いた。すでに屋台がたくさん出てまさにお祭りです。人をかき分けて進むと「一蓮寺」がある。一蓮寺の前身は一条頼忠の居館で、頼忠は源頼朝に謀殺されたといわれ、夫人が菩提を弔うために建てられた尼寺であった。元は甲府城跡に祀られていたが、甲府城築城に伴って現在地に移り、400年たった。お祭りもそのころから行われている。
R.1.5.3
美術館をでて「甲斐市」に入る。途中お蕎麦屋さんで遅い昼食をとり
中央線「竜王駅」に向かう。電車の本数が少なく50分待って午後2時36分発の静岡行きに乗り藤枝に帰ったのは午後7時を過ぎていた。
公園内には稲積神社がある。本来は一条小山にあったが、一蓮寺の移転に伴い現在地に遷った。甲斐源氏の氏神として信仰され、明治の神仏分離で正木稲荷明神として独立した。毎年5月に例大祭として「正の木祭り」が行われる。神殿では神事が行われていて、神前には神輿が据えられていた。人をかき分けて通りに出ると、山車があり、ようやく祭りらしくなった。3日には「宮入神輿」があるということです。
公園を出て荒川沿いの遊歩道を歩くと雪をかぶった南アルプスや富士山が見える。
西河原橋で下に降り道路に出ると「山梨県立美術館」「山梨県立文学館」がある。美術館にはミレーの作品が展示されている。昔「種まく人」を見たことがあるが黒くくすんで良く分からなかった。修復されたというニュースを聞いてまた見てみたいと思っていた。期待ほどではなかったが、何を書いてあるかは分かった。ここにはミレーをはじめバルビゾン派の画家たちの作品を多く所蔵している。
荒川橋を渡り、貢川沿いの「芸術の小径」を歩く。約1.2kmの小径に石彫りの彫刻作品が置かれている。
歩いている時間より電車に乗っている時間のほうがはるかに長いウオーキングだったがミレーの「種まく人」を見ることができた良かった。