さわやかウオーキング 菊川

ふかむし茶の里河城でお茶づくし    H.28.11.26

菊川駅を出発して、潮海寺共栄茶農協に10:23に着く。お茶の接待を受ける。潮海寺がそこにある訳ではなく、お寺は少し離れた所にあるらしい。奈良時代に聖武天皇のころ、行基上人により開かれたという古刹のようだ。途中「皇帝ダリア」が軒下近くまで茎をのばして咲いていた。

その先に赤煉瓦の橋がある。静岡茶業が隆盛を誇った明治中期ごろ、菊川駅周辺には倉庫や煉瓦塀が多くあった。当時の貴重な面影をJR東海道本線の橋梁に見ることができる。その先のJRの下を通る道路の壁も赤煉瓦造りだった。

道を戻ると、「従是右廿七番順禮道」と刻まれた石の道標が立っている。

JRの線路に沿って歩き、菊川を渡ると菊川駅に13:30に到着した。14:01の電車で藤枝に帰った。今回は余り見どころも無く、茶畑の中をひたすら歩いたという感じがする。

両側に茶畑が広がる。途中、「弁財天跡」の木柱がたち、梅の木が植わっていた。

JA遠州夢咲河城支店に着いた。12時になったが、もう片づけを始めていて、何も売っていない。持ってきたお菓子を食べて歩き始める。
 西福寺が右側にある。子安観世音菩薩御開帳と書かれていたので寄ってみる。本当はコース表に載っていない施設には入ってはいけないことになっている。立派な観音様だった。

畑の間を歩いて行くと、「七福神社」が左側の奥にある。古そうだが創建を書いた説明板などが無く、どんな神社なのか分からなかった。

農協をでると、何故かヤギがつながれている。そのそばに石仏が建っている。

茶畑の間を歩いて行くと「西富田茶農協」に着いた。お茶の接待を受ける。軽トラで渋柿を売っていたので、買い求め干し柿にした。

池を回りこむと永寶寺がある。寛政2年(1790)に創建され、遠江三十三か所観音霊場の27番札所として江戸時代から栄えた。境内には、寺から下池の向こう岸間で渡ることができる野猿と呼ばれる人工のロープウエイがある。寺に申し込むと渡ることができる。子供が一人渡っていて、ロープを引っ張るとこちら側に戻ることができる。

さらに歩くと、「瀧之谷池」がある。西方川の水源の池で、日照りの時には下池の浮島に弁財天を祀って雨乞いをした。下池、中池、新池の3っつの池があり、かっては滝で結ばれていた。毎年4月に豊作を祈願して水源祭りが行われる。近年は農業用水として使用されている。