H.30.2.12
春を先取り! 家山梅園と天王山公園 川根温泉ふれあいの泉
足地蔵が祀られている。(大井川の支流家山川で、片方の足を村人が拾った。その足をねんごろにとむらい、霊を慰めた。此の足地蔵に願掛けすると、あらゆる病気に願いが叶うといわれ、全国からお参りが絶えない。)
早く着すぎてしまったので、金谷駅で寒い中受付を待つ。午前8時20分に受付が始まる。マップをもらい、先ほど買い求めた切符で「大井川鉄道、金谷駅」に入る。「大井川ふるさと弁当」を買い、乗りこむ。臨時急行の列車は「ウオーキング」の人で満員になる。AM.8時42分発車だが、45分に発車した。抜里駅まで直通で走る。
寺を出て進み、「マルイエ醤油川根本家」による。明治43年の創業以来、こだわりの天然醸造で味噌醤油を製造販売している。味噌は去年自分で作ったので、醤油を買い求めた。その先にある「菓子処 三浦」で茶羊羹を土産に買った。
約1,5km歩くと「家山梅園」がある。家山地区の住民が10年かけて整備した梅園で、約1,5haの土地に約360本の梅が植えられている。満開の木もあったが、ほとんどはまだ蕾だった。上の茶店で甘酒を飲んだ。梅園の前には「荒波家の槙」がある。樹齢は不詳だが立派な槙の木が植わっている。
川根町身成に入り、「いっぷく茶処やませき」で休憩する。坂を上り「SLの見える丘公園」で金谷駅で買った「大井川ふるさと弁当」を食べた。しばらくすると、SLの警笛が聞こえ、機関車が煙を吐いて走って来た。
大井川に沿って歩く。こんなところに宿屋が何軒かある。もう営業していないと思うが、「旅館森屋」「杉田屋旅館」の看板が出ている。遠駿橋で大井川を渡る。
35分で抜里駅に着いた。トランペットの音がして、黄色い旗に迎えられる。お茶の接待を受けて、寒い中を歩き始める。名誉駅長さんと記念撮影。9:22
坂道を上ると「天王山公園」がある。標高168m、家山駅と野守の池の間に位置する公園。大正時代には、古墳時代初期の豪族の墓と伝えられる天王山古墳が発見され、長さ1mの鉄剣、土器類が出土した。大井川の流れによって右岸の突き出た山が切断され、独立した台地となった。現在の野守の池は大井川が切断されて三日月湖となったものです。
坂を下りると、「川根温泉ふれあいの泉」に着いた。村の市で竹かご、シイタケを買った。温泉は2度ほど来たことがあるが、湯が熱かったことを覚えている。足湯もあるが、満員で入れなかった。
山を下りていくと途中に伏見稲荷神社がある。家山駅に着いた。御茶の接待を受けて、また歩き始める。春の桜の季節には、桜のトンネルができ、出店で賑わうが、今は寂しい駅であった。
野守の池や家山の街並みが良く見えた。
約0,5kmで「三光寺」がある。境内には16羅漢が祀られ、背後の山には三十三観音ミニ霊場となっている。
緩やかな坂を上る途中右側に「南無子安観世音菩薩」が祀られる祠がある。坂を上りきると「ようこそ抜里へ」の看板が立っている。
暫く茶畑の中を歩くと、御茶屋さんの所でまたお茶の接待がある。温まって、風花の舞う道を歩く。約1km歩くと「万福寺」がある。門前の家の犬に吠えられながら、お参りをする。境内には樹齢90年のヒイラギが聳えている。
しばらく歩くと「川根温泉笹間渡駅」に着いた。無人駅で、15:20の汽車で帰り、東海道線に金谷で乗り換え、藤枝に帰った。バスの時間が中途半端だったので、家まで歩き、今日は30000歩以上歩いた。風花の舞う寒い一日だったが、梅も見ることができて楽しい一日だった。