小樽は、石狩湾に面し、古くから港湾都市として発展した。「おたる」の地名はアイヌ語の「おた・おる・ない」(砂浜の中の川)の意味であるが、現在の小樽中心部のことではない。20世紀半ばまで、石炭の輸送やロシアとの交易で栄えた。

 富士山静岡空港から11時40分のピンクのFAD153便で、新千歳空港に13時25分に着いた。待っていたバスに乗りこみ、早速小樽に向けて出発する。

旧大家倉庫(石川県出身の海産商大家七平によって建てられた。外壁に札幌軟石を使用し、越屋根と入り口部分の二重アーチが特徴である。)

旧日本郵船小樽支店残荷倉庫

H.9.22~24

小樽・旭山動物園

小樽運河は、大正12年に完成した。沖合を埋め立てて陸との間にできた水路であり、「埋め立て式運河」と言われる。海上に停泊した船舶からの貨物を乗せた艀舟を係留し、貨物の荷揚げに使われた。現在は、当時の半分くらいになってしまったということです。

小樽はガラス工芸でも有名であるが、「北一硝子」方向には、時間がなくて行けなかった。今日の宿は、夕張温泉で、7時頃到着した。夕張市は、炭鉱の町として有名だったが財政破綻した市としても有名になってしまっている。

旧日本郵船の建物を見たくて、タクシーで向かったが、現在は閉まっていて、中を見ることはできず。外観だけ見ることができた。説明板によると(この建物は、明治39年に、日本郵船小樽支所として新築した。その後まもなく、日露戦争の講和条約による樺太の国境画定会議が小樽であり、この建物の2階会議場で行われた。)

小樽市総合博物館・運河館は、明治26年に建てられた「旧小樽倉庫」の一部を利用して開館している。小樽倉庫は、加賀の商人西出孫左衛門、西谷庄八によって造られた営業用倉庫で、穀物や海産物を預かり受ける事業に使用されていた。屋根は北海道では珍しい瓦葺きで、大きなシャチホコが挙げられているが、現在は修理中で幕が下りていて、しっかり見る事は出来なかった。

運河脇に残る倉庫群

フラワーランドかみふらの

旅行中、昭和新山や有珠山の噴火のことをガイドさんに話してもらっていたので、帰ってきてから御嶽山の噴火のニュースを見て改めて火山は怖いと思いました。登山者の方もまさか自分が登っているときに噴火するとは夢にも思っていなかっただろう思うと胸が痛みます。

樽前岳

風不死岳

恵庭岳

旭山動物園

四季彩の丘は、上川郡美瑛町にあり、正式名称は「展望花園 四季彩の丘」である。7ヘクタール(東京ドーム31個分)の広さがあり、年間30種類以上の花が、丘全体に絨毯のように咲き誇る。トラクターを改造したノロッコ号で園内を一周した。今は、サルビア、マリーゴールド、ひまわり、ダリアなどがきれいに咲いていた。

千歳さけのふるさと館にあるインディアン水車。川の流れに従って、1分間に4~5回回転し、遡上してきたサケをすくいあげる。サケは、水車の回転で上部に上げられ、魚落としに落下する。サケが捕獲車から生簀に落ちる。純粋に水力だけで回転するのは千歳川だけだそうです。

支笏湖は、千歳市にある淡水湖。日本最北の不凍湖である。4万年前ころに形成された支笏カルデラに水がたまったカルデラ湖である。形成当時は円形であったが、恵庭岳、風不死岳が噴出したことで現在のようなくびれた形になった。アイヌ語の「シ・コツ」(大きな窪地)に由来する。最大水深363mで、田沢湖に次いで2番目の深度となっている。

洞爺湖は、北海道南西部に位置し、「洞爺カルデラ」内にできた湖。東西約11km、南北約9kmのほぼ円形の湖である。有珠山・昭和新山・洞爺湖温泉などがある。湖の中央には大島、弁天島、観音島、饅頭島の4島があり中島と呼ばれる。「とうや」はアイヌ語で、「ト・ヤ」(湖の岸)に由来する。

砂川ハイウエイオアシス館で買い物をした後洞爺湖を望む洞爺湖温泉に着いた。巨大ホテルで、バイキングの夕食は戦争のようだった。日本人より台湾人や東南アジア人が多かった。

あざらし館(日本平動物園もこの様にしてあって、泳ぐアザラシを見ることができる。)

ホッキョク熊館・シロクマ君は水槽には入ってくれなかった。何回も水槽に飛び込んでくれた日本平のロッシー君の方がすごかったな。

3日目

2日目

日本最北の動物園で、画期的な動物展示で有名になり、ほかの動物園のお手本となっている。静岡の日本平動物園も改装してホッキョククマやあざらしなどは同じような展示をする動物園になっている。

ペンギン館・空飛ぶペンギン(ペンギンの水槽の下のトンネルで上を泳ぐペンギンを見ることができる。)

つり橋をわたるレッサーパンダ

上富良野町にある花畑で、雄大な十勝岳が目の前に広がる。

四季彩の丘

2泊3日の旅を終え、千歳空港から13時55分、オレンジ色のFAD154便で富士山静岡空港に向かって飛び立ちました。 北海道は何回か旅をしましたが、小樽や旭山動物園は行ったことがなかったので、このツアーを申し込みました。紅葉には少し早かったですが、小樽の運河や動物たちを見ることができました。日本平動物園も最近はよく整備されていているのを見ているので、感激も半分くらでしたが、空飛ぶペンギンは、必見です。

私たちは、ふるさと館に入って見学したが、最初から川のほうに行った方は、インディアン水車にサケがかかるのや、サケが川に跳ねるのを見られたようです。

千歳・インディアン水車

三階滝公園 三階滝は、伊達市にある滝で、落差10mを三段に落ちる。紅葉の名所であるが、今はまだ紅葉は始まっていなかった。水量は多く、盛大に流れ落ちていた。

ジンギスカンの昼食

北海道は、今、玉ねぎの収穫期で、収穫された玉ねぎがコンテナに入れられて畑に並んでいる。畑一面に咲いているひまわりは、肥料として畑に漉き込まれるそうです。

千歳川に架かる山線鉄橋

支笏湖