H.29.10.14~15
「大曲の花火 秋の章」と「新・秋田の行事in大仙2017」のツアーに申し込ん早朝新幹線で東京へ、AM.8:08の東北新幹線に乗り、仙台駅にAM.10:11に着いた。一台48名というバス2台で、秋田に向かって出発する。一の関駅の人気駅弁「三陸海の子」と「岩手牛めし」を頼んであったので、バスの中で食べる。PM.14:00に大仙市に着いた。JR大曲駅前の「花火通り商店街」には屋台の食べ物屋が沢山出ている。 ユネスコ無形遺産登録された秋田県を代表する伝統芸能や祭りを自由見学する。
小安峡は秋田県湯沢市にある雄物川支流の水瀬川上流にある峡谷で、全長約8kmで、上流に小安峡温泉がある。比高50mの間に不動滝、薬師滝など大小無数の滝がある。 絶壁の岩間から、98℃にも達する蒸気が噴出する大噴湯がある。橋の上から下の噴気を見てから、石段を下りて峡谷を歩いた。
「土崎神明社祭の曳山行事」は秋田市土崎港地区18世紀から続いている祭典行事。重要無形民俗文化財。曳山は表面と裏面から成り、正面の台の上に男岩、女岩の夫婦岩が作られ、歴史上の人物の武者人形が飾りつけられる。裏面には「見返し」という現在の政治、世相などを風刺したものが掲げられる。今年の最優秀賞は「かけ(加計)ともり(森友)手打ちにしたい 安倍の側(蕎麦)」
「独歩の夢 儚く頓挫す」大曲五郎、前田薩摩守 羽川金丸
天正10年(1582)前田氏は仇敵である赤尾津氏、羽川氏に急襲され、大曲城は落城し、大曲五郎は討ち死にした。
「秋田竿燈祭り」は毎年8月3日~6日に秋田市で行われる。竿燈全体を稲穂に、連なる提灯を米俵に見立て、額、肩、腰にのせ、豊作を祈る。一昨年、秋田で見たが、雨で5分しか披露されなかった。今回見て、こういう風になっているとわかった。
ホテルの窓からの鶯宿川と木々の紅葉。ホテルを出発して抱返り渓谷に向かう。途中いたるところから温泉の煙が上がっている。
2日目
抱返り渓谷は、秋田県仙北市にある渓谷。雄物川の支流玉川の中流に位置し、全長10kmに及び、東北の耶馬渓と言われている。地形が急峻で狭隘のため、人がすれ違う時に、互いに抱き合って振り返ったことからこの名前がついた。
「角館祭りのやま行事」は仙北市の角館地区の鎮守である神明社と成就院薬師堂の祭りで、重要無形民族文化財に指定されている。角館の祭りのやまには、置山、引山がある。華やかに飾った曳山に勇壮な武者人形を飾り、「義経千本桜 大物浦の場」「関ヶ原の合戦 島津の退き口 中央突破の場」の曳山が出ていた。前人形は武者人形、歴史上の人物が飾られ、後には、2~5の酒樽や滑稽な「送り人形」「おくりっこ」が乗せられている。
「花輪祭りの屋台行事」は鹿角市の幸(さきわい)稲荷神社の祭礼において奉納される祭りばやしである。10台の華やかな装飾屋台が囃子とともに夜通し町を練り歩く。
あとは、仙台駅を目指してバスを走らせ、18:44の東北新幹線で東京に着いた。皆と別れ、東海道新幹線に乗り、無事に家に帰りました。
曳山と曳山が向かい合うと、交渉人の話し合いが行われる。原則として上り山に優先権がある。(上り山とは参拝や上覧に向かう山のこと)考証が決裂すると、「山ぶつけ」になる。「曳山ぶつけ」である。
バスに戻り、駐車場から歩いて花火会場に向かう。「大曲の花火 秋の章」は5幕構成になっていて、音楽に合わせて花火が打ちあがる。心配していた雨も降らず、1時間の花火を堪能した。
花火が終わり、今日の宿「鶯宿温泉」に向かう。夏の花火だと日付が変わってから宿に着くという話だったが、今回は午後11時に宿に着いた。鶯宿(おうしゅく)温泉は岩手県雫石町にある温泉で、鶯宿川の両岸に21軒の旅館、ホテル、民宿が立ち並ぶ。開湯伝説によれば、ウグイスが川の床で傷を癒しているのを加賀国から移住してきた木こりが発見した。開湯450年の温泉である。
神の岩橋・秋田県でもっとも古い吊り橋で、大正15年に完成した。
帝釈の岩屋・抱返り大尺明神が生まれ育った岩屋とか、帝釈坊という鬼が住んでいたところともいわれている。
誓願寺・渓谷で随一の景勝地である。両岸の岸壁が迫っていて、水が深い淵に流れる時に出る泡沫が寺で香をたく時に出る煙が漂う様に似ていることからこの名がついた。
回顧(みかえり)の滝・四季折々に表情を変え、女性が着物を着換える様を見るようなところと、木々の間から落下する飛瀑が荘厳、雅麗な姿で白い絹布を懸した様にも見えるところなど、思わず振り返りたくなる。