2021.10.31

沼津市

岡宮浅間神社のクス

沼津市岡宮にある浅間神社に向かう。岡宮の公民館の裏にあり、今日は衆議院選挙で駐車場に車を止められず、道端において、裏手にある浅間神社に向かう。社殿の右手にクスが聳えている。古木であるが、枝が四方に伸び、あちこちにコブができて、樹勢が良い。根元周囲が14.1mある力強い根に支えられている。

樹高 23m
目通り幹周囲 8.42m
樹齢 千数百年
県指定天然記念物

岡宮浅間神社の場所を聞いた方が、「光長寺にも立派なクスがある。」と教えてくれたので、浅間神社の先の道を行くと寺があり、門前にクスノキが立っている。参道から社殿までの間に5つの塔頭建ち並ぶ立派な寺だった。

番審堂のクス

部田神社のクス

樹高 34.5m
目通り幹囲 6.7m
市指定天然記念物

魚見の松

戸田漁港を見下ろす県道17号線(沼津土肥線)沿いに立つクロマツを探す。案内板を見落とし随分行き過ぎて、戻り「ホテルいさば」で場所を聞いた。17号に入ってすぐに向って右側の崖にクロマツが立っている。案内板によると、「魚見のマツ」の名前は「昔、2つに分かれた幹のところに小屋を造り、湾内に入る魚群を見張った」ことからついた。

コブのできる原因は植物ホルモンの分泌による説や衝撃を受けた後の回復跡説など諸説あるが、現在も解明されていない。境内には他にもヒノキ、エノキ、イヌマキなどの巨木が自生している。

沼津市戸田にある部田(へだ)神社に向かう。伊豆縦貫道、修禅寺道路を通り、修禅寺で降り、戸田峠を越して戸田に入った。社境内にある8本のクスの内、数本のクスにコブがついている。なかでも2本のクスは市指定天然記念物のなかでも珍しい大きさである。

青野浅間神社のタブノキ、

沼津市青野にある青野(おおの)浅間神社に向かう。北条早雲旗揚げの城である「興国寺跡」から、直線距離で東北に約700mのところにあるというが、細い道ばかりで、車が一台やっと通れる道を上がっていく。途中で人に聞きながら、迷いながら茶畑が広がる高台に鎮座する青野浅間神社にたどり着いた。参道には鳥居が4本も立っている。参道を上がると、社殿の手前、左手にタブノキが立っている。御神木である。かなりの老木で、今の樹高は10mあるかないかで、根元が異常に膨らんでいる。

この先に県指定天然記念物のイヌマキ林が広がる。地面にはイヌマキの実がたくさん落ちている。

社殿も扉を開けると、電気が自動で付き、本殿の様子が良く分かる。明治31年の「戸田消防 い組 出初式」文政2年奉納の「花鳥之図」の絵馬が奉納されている。

樹高 約10m
目通り幹囲 18m
樹齢 推定300年以上

途中で3幹に分かれる樹形で、建物に挟まれて窮屈そう立っている。

樹高 34.2m
目通り幹囲 6.2m
市指定天然記念物

光長寺

戸田漁港から延びる砂嘴(御浜岬)の先端に諸口神社(もろくち)が鎮座し、終点の駐車場近くには「戸田造船郷土博物館」があり、昔の造船資料や日露友好の歴史資料が展示されている。友愛のクロマツは博物館の裏手に立っている。博物館の開館式に出席した駐日ロシア大使が「友愛のきずな」として命名した。

樹高 25m
目通り幹囲 4.9m
樹齢 推定300年以上

4.9mの目通り幹囲は実際はもっと細い。

樹高 30m
目通り幹囲 4.0m
樹齢 推定300年以上

根上りの松

樹高 30m
目通り幹囲 4.1m
樹齢推定300年以上

旧戸田村の中心部。戸田大川の河口に差し渡し1km程の入り江があり、その開口部に南から北に向かって、長さ700m程の砂嘴が延びている。砂嘴の付け根に御浜集落があり、その先端が御浜岬なのだが、砂嘴全体も御浜岬と呼ばれる。岬の大半はクロマツに覆われている。灯台まで戻り、松の間を通り抜けると林の縁に、「根上りの松」がある。今は雑草が生い茂り、根上りの部分が良く分からない。

友愛の松

樹高  21m
目通り幹囲 5.5m
樹齢 推定200~299年

富貴和合樹  二樹共生

推定樹齢800年のイチョウ

門前のクス

青野神社にはもう1本、タブノキより大きいクスノキがある。クスノキは社殿の右奥にあり、広場を見下ろすように立っている。