下伊那郡阿智村伍和(ごか)にある阿智の大栗に向かう。地図を頼りに、人に聞きながらやっとたどり着いた家がこの栗の持ち主だった。親切なご夫婦「丹精込めた芝桜を見て行ってください。」と言われ家の裏にまわると芝桜が絨毯のようになってきれいに咲いていた。白い花はジューンベリーで、赤い実がなるということだった。
2021.4.11
八柱神社の神代杉
ハハキギ館の下の臨時駐車場に車を止め、約1km歩く。坂を上っていくと、道に張り出した桜見台があり、そこから見るようになっていて、近くに行くことはできない。桜の前にある水田に水が張られて、桜が映っている。6年ぶりに水を張ったとネットに書かれていた。
藤枝岡部ICから新東名に入り、新城ICで出る。国道153号線を北上する。根羽役場のある中心部から153号を数百m名古屋よりに進んだ右手にあるという根羽村にある八柱神社に向かう。入り口が分からず役場まで来てしまう。そこにいた方に聞くと「戻って右手にある。」というので戻りながら探すと、石段がありここが八柱神社の入り口だった。
上伊那郡阿智村智里にある駒つなぎの桜に向かう。先週、桜の先にある御坂神社を訪れた時にはサクラはまだ咲いていなかったし、場所も特定されなかった。
そのお宅の前の細い道を行くと「大栗」が現れる。今は葉もないし、実もつけていない枝だけの木です。案内板によると、(この木は全国で6位、長野県では、伊那市白沢の大栗に次いで2位、阿智村最大の大栗である。)
昨年8月に訪れているが、近くなので、再び見ることにした。来た道を少し戻ると「大スギ公園」がある。車を止めて、矢作川を渡る吊り橋「根羽峡大橋」を渡ると、大杉が見えてくる。
月瀬の大杉
駒つなぎの桜
案内板によると(源義経が奥州に下る時、馬をつないだと言われるエドヒガン桜で、老木は朽ち果て、今のはヒコバエであると言われている。4月下旬には美しい花を咲かせる。)どこも今年は桜の開花が速く、この桜も10,11,12日が満開だったようで、いい時に来ました。
石段を上ると、広場があり、中段の石段の上に左の神代杉があり、上段の社殿の向って左側には「右の神代杉」がある。
樹高 15m
目通り幹囲 5.4m
樹齢 不明
阿智村指定天然記念物
樹高 25m
目通り幹囲 4.5m
樹齢 推定300年
鳥居の左手にトチノキが聳えている。今は葉を落とし、枝が天に向かって伸びているのが良く分かる。トチノキは巾広の材が取れるので、床の間材やカウンターテーブルなどによく使われる。 花は白から薄紅色で、葉の間から穂状の花が現れる。椿の実に似た果実は栃の実として食用になる。昔は飢饉の際の非常食として備蓄され、森林の伐採の際にもトチノキは保護されていた。
樹高 40m
目通り幹囲 約14m
樹齢 約1800年
県指定天然記念物
昔から虫歯に病む人が祈願すると、霊験あらたかと言われている。また、大変事がおきる時には枝が折れると語り継がれている。 旧月瀬村の産宮の御神木として古来から崇敬されている。弘化元年(1844)江戸城本丸焼失の際に、復興用材として、また明治41年、大スギの売却の決議が為されたが、月瀬区民は当時の大金800円を無尽講を作り十数年にわたり積み立てることに寄り、難を逃れ、保存され現存に至っている。 村人の決意には頭が下がります。
諏訪神社のトチノキ
石段を上がり、社殿の裏にも数本のトチノキが確認できた。
八柱神社の神代杉(右)
樹高 45m
目通り幹囲 7.0m
樹齢 推定300年以上
根羽村指定天然記念物
八柱神社の神代杉(左)
樹高 45m
目通り幹囲 7.7m
樹齢 推定300年以上
根羽村指定天然記念物
平谷村にある諏訪神社のトチノキの向かう。国道153号を北上する。「ひまわりの湯」のある道の駅「信州平谷」のすぐ裏手にある。役場と道の駅の間にある道を行くと100mほどで、神社はある。
阿智の大栗
境内には、巨木が林立し、これら2本を筆頭に、目通り幹囲 5.2m、5.0m、4.7m・・・・と続く。昼なお暗い鬱蒼とした森である。
エドヒガン
樹高 20m
目通り幹囲 4m