2020.9.27
八坂神社のクス
金谷島田ICから新東名に入り、森町・掛川ICで出て、静岡県森町西俣の「八坂神社」に向かう。今日は西俣の住人総出の草刈りが行われていた。八坂神社を聞くと、橋を渡った向こう側にあるという。細い道を入っていくと、「八坂神社」があった。拝殿の後ろに御神木の「クスノキ」が聳えている。
クスノキの後ろ側にまわると、二本株立ちのクスノキであることがわかる。根が斜面に張り出していた。湿気が多く、蚊に刺された。
浜松市天竜区佐久間町宇吉沢にある「吉沢の田高杉」に向かう。県道9号線(天竜東栄線)を南下し、(天竜川沿いを南下するのだが、東栄町までの道が通行止めになっていて、いったん愛知県に入り、県道9号に入って戻るという道になってしまった。) 吉沢に入ると、旧龍山村への道が分岐するところに、大スギが立っている。 「田高杉」の名は所有者の姓からで、天然記念物指定の際に「吉沢のスギ」と改称されることが決まった。
樹高 23m
目通り幹囲 5.4m
樹齢 約600年
国指定天然記念物
浜松市浜北区本沢谷にある「北浜のカヤノキ」に向かう。 私有地に「カヤノキ」が立っている。枝が垂れていて、根本部分は見えにくいが、裏側にまわると、枝も少なく木の全容が分かった。カヤは雌雄の株があり、この木は雌株でカヤの実がつく。カヤノキは、日本固有の樹木で、上等の碁盤の材料になる。夕方になり、蚊がすごかった。
傍の畑で草取りをしていたおじいさんが「今、地震があった。」と教えてくれた。車で走っていたので気が付かなかった。分岐を浜松方面へ走ると、「くんまの里」に着いた。昼食を食べたかったが、15時を過ぎて、店はもう終わっていた。「昔ながらの饅頭」を買って、食べた。
樹高 37m
目通り幹囲 8.7m+4.5m
樹齢 不明
町指定天然記念物
10本ほどの幹が横一列に並んでいるが、後ろから見ると、2本の木であることがわかる。
吉沢の田高杉
樹高 35m
目通り幹囲 8.7m
樹齢 推定600年
県道水窪森線(山住街道)を水窪方面に走り、赤谷林道入り口付近にある無人販売所付近を下る、とあったが、今はその隣に林業の小屋ができていて、そこに「トチノキ」の立て札が出ている。2014年ころ、「山に生きる会」がアカクボ沢で栃の巨木を発見し、沢迄の山道を整備した。 徒歩で、下り10分、上り20分の行程である。
社務所で宮司さんに話を聞いていると「山住神社」の掛け軸を少し汚れがあるからと下さった。代金を受け取らないので、賽銭箱に入れてきた。山犬信仰の神社であるため、狛犬も山犬になっていて、掛け軸にも山犬が描かれている。
案内板によると(大スギは,和銅2年(709)の神社鎮座と同時に植栽されたといい、それが推定樹齢の根拠になっている。今から約300年前の元禄9年(1696)2月、幕府御用材の乱伐を憂えた山住家23代大善亮茂辰は伊勢より3万本の杉苗を購入し植林。没するまでの48年間に、36万本を造林したという。)周囲の林には植林された山住杉と呼ばれるスギに覆われていた。
アカクボ沢の蛭には参った日であった。浜北ICから新東名に入り、金谷島田ICで出て、家に向かった。
浜松市天竜区水窪町山住にある「山住神社」に向かう。秋葉山本宮から続いてきたスーパー林道天竜線と県道389号(水窪森線)が稜線で交差する。そこが山住峠(標高1107m)で、気温は19度まで下がって、涼しかった。峠のすぐ横に山住神社が鎮座し、鳥居をくぐると、その先に2本の大スギが並んでいる。
社殿は鳥居と直角に東を向いているが、前方に参道はない。境内には、摂社が並んでいる。
登山靴に履き替え、「蛭」がいるので、靴下の中にズボンのすそを入れ、出発したが、どこから出てくるのか、ヒルが靴を登ってくる。アルコールをかけながら歩くこと10分、苔むした巨木が現れた。落ち葉の下の蛭を警戒して、帰りを急ぐ。先に逃げ帰った夫は、車の傍で、裸になり、ヒルがとりついていないか調べていた。のそのそ歩いていた私は3ヶ所吸いつかれ、血が出ていた。蛭は細長く、どこでも入り込み、皮膚にとりついて血を吸いふくれて、真ん丸になる。払ったくらいでは取れず、指でつまんで取り除く。山に行っていたころは、ヒルのいる山に登ったことがあったが、最近は油断していた。
アカクボ沢のトチノキ
樹高 25m
目通り幹囲 9.2m
樹齢 推定800年
町指定天然記念物
山住神社の大スギ
北浜のカヤノキ