みずめ桜

2020.3.24

島田市川根町家山
塩本牛代(うしんしろ)のエドヒガン(通称 水目桜

樹高 20m
目通り幹囲 4.2m
樹齢 300年余り

昨年訪れた時は、境内で焚火をしてお茶をふるまったりしていたが、今年はコロナの影響で、人もいず、住職がお茶を入れてくれた。、

去年来た時に、お婆さんが「去年の台風で枝が折れて小さくなってしまった。」と教えてくれた。

その先に「寿永の桜」がある。エドヒガンの枝垂れ桜で、(源平の富士川の戦いで敗れた平清久が落人となってこの地に移り住み、寿永2年(1182)久円寺の開基の際に植えられ「開基桜」「寿永の桜」と呼ばれている。またこの桜は別の色の花が咲くことから「源平桜」とも呼ばれる。)

樹高 7.5m
目通り幹囲 2.0m
樹齢 推定800年

根元で二俣に分かれ,二本の幹はほぼ同じ太さ、背丈もそろっている。根元に盛り上がった部分があるが、昔ここにあったもう一本の幹の跡で、これを切って橋の用材にしようとしたところ、村を疫病が襲った。村人は深く反省し、残った木を神木として祀ったと伝えられる。神社の中には東栄町の花祭りで見た「ざぜち」が飾られていた。

今年も見に行きました。まだ三分咲きくらいでしたが、茶畑の中で薄紅色の浜を咲かせています。まだ若い木で、勢いがあります。山梨の「わに塚の桜」に似ている。

樹高 38m
目通り幹囲 8.7m
樹齢 400年 

また水目桜を訪れた。前回から6日ほど経っているので、花は満開に近く、靄のよう見えた。

川根町の笹間上地区には駿河神楽の流れをくむ「笹間神楽」が伝えられている。『湯立て神事を行う」「舞台に陰陽五行説を取り入れる。」「面をつけて共通の演目がある。」などの共通点がある。順の舞、恵比寿大黒の舞、翁輔の舞,須佐之男の舞などの複数の舞の形がある。戦後の混乱期に消滅しかけたが、現在では、保存伝承の動きが活発になっている。

中川根町に到る林道の分岐点に神社と大杉の看板がある、林道に入ると、小さな駐車場があり、そこから山道を登ると、5分くらいで二俣八幡宮の社殿と二股に分かれた大杉が見えてくる。

二俣の大スギ島田市川根町笹間上二俣

大井川左岸に沿って北上し、県道63号に入り、笹間川に沿って行くと一本の大きな桜が立っている。「ほう瀬の桜」の看板が立っているが、そのほかには何の説明もないが、立派な桜だった。

2020.4.1