2019.10.2

蒲郡市の無形文化財である「三谷祭」が10月26日、27日に行われた。豪華絢爛な4台の山車が海を渡る海中渡御三谷温泉海岸にて27日の午前10:45頃行われる。

三谷祭

八剣神社に参拝して、三河三谷駅から電車で帰った。藤枝までは2時間弱です。

神輿の行列が若宮まで続く。若宮に参拝して待っていると子供たちの踊りが始まった。しばらく見ていたが、神社のあちこちで舞が奉納されている。

午前8:30に三河三谷駅に着いた。駅前は祭りがある様子ではない。駅前から無料の会場行バスが出るというので、バスに乗って待っていると、おばさんが海岸の座る場所や、終わったら神社でうどんがふるまわれるということを教えてくれた。会場について、海岸沿いの石段に腰かけて待つ。夫はこれからこちらに向かう山車を見に出かけた。

三谷祭りは三谷町の産土神八釼神社と若宮神社の例祭で、元禄9年(1696)三谷村庄屋佐左エ門が夢枕の神託により神輿渡御を行こなったのが始まりと言われている。伝統の山車海中渡御は昭和36年に姿を消したが、平成8年地元の強い意志により再度復活した。境内には、源太夫神社、天満宮、諏訪神社、稲荷神社、御鍬神社、秋葉神社、尺地神社、水神社、金毘羅神社の九社を存す。

会場に山車が入ってきて海岸沿いに勢揃いする。渡御を知らせる号砲で渡御が始まる。

海を渡る順番は上区の「剣の山車」を先頭に、西区の「恵比寿の山車」(上に恵比寿様が乗っている。)北区の「山蓋傘の山車」中区の「花山車」が海の中に入っていく。山車の車は海の中を転がすので、太い車輪がついている。男衆約200人に曳かれた山車は、沖合の浅瀬を約400mにわたって静かに進み、15分ほどで海から上がる。大勢の男衆の「ワッショイ、ワッショイ」の掛け声が響く。無事に海から上がると拍手が起きた。

神社には海から上がった4台の山車が整列していた。境内は香具師の屋台が立ち並び、大勢の人でごった返している。

八剱神社に向かう途中の店で「鰻丼」をいただく。関西風のパリッとした焼き上がりの鰻でおいしかった。