2日目
H.24.03.15〜18
人頭税石 世界でも類を見ない悪税と言われた人頭税に苦しめられた。男女15歳から50歳までを対象に、男は粟を、女は宮古上布を納めた。賦計り石とも言われ、高さ1.43mの石柱で、この石より背が高くなると、税が課せられた。明治36年にやっと廃止された。横にある平たい石は、役人が座ったとも言われている。
羽田発12時45分のANA133便で那覇空港に15時30分に着いた。那覇16時のANA1727便で宮古島に16時50分に着いた。今日は、ホテルに入るだけです。ランクアッププランで、宮古島東急リゾートに入った。 翌朝、はっきりしないお天気だったが、雨は降っていない。宮古島観光が始まるが、添乗員さんも、ガイドさんも「宮古島は何もないところです。」と断言する。なにもないところと言うのは、分かっていたので、期待しないで観光が始まった。
宮古島
池間島
ガイドさんが三線演奏で出迎えてくれました。
雪塩ミュージアムで、雪塩の説明を聞き、名調子に合わせて、売店へ直行。普通の塩より細かい粉末状の塩です。 お肌にも良いといわれると買わずにはいられません、。私は買いませんでした。
宮古群島は、沖縄本島と石垣島の間にあり、島全体が平坦で、最も高い横竹山地で114mである。地層は、隆起さんご礁の琉球石灰岩からなり、砂岩と泥板岩が重なったブロックで形成されている。土壌は弱アルカリ性で、総面積の52%が耕地面積です。 大小8の島(宮古島、伊良部島、下地島、池間島、来間島、大神島、多良間島、水納島)で、最大の島は宮古島です。基幹作物は、サトウキビで殆どの家で、兼業農家としてサトウキビを作っていて、1月から3月までは、収穫で忙しいそうです。
東平安名岬(ひがしへんなさき)
東平安名岬は宮古島の東南端で、太平洋と東シナ海に面している岬である。岬の先端に平安名崎灯台がある。半島上は平坦だが、海岸は断崖で、強風が吹き寄せている。テンノウウメやイソマツを中心とした風衡地特有の植物群落が成り立ち、「東平安名崎の隆起珊瑚礁海岸平衡植物群落」として沖縄県指定天然記念物に指定されている。 灯台からは、周囲320度が海なので地平線が丸く見える。
パパイアの花
シマタレクチベラ
食用になるアロエベラ
寸断された歩道
実をつけたヤシの木
オオギバショウ
平良港からフェリーに乗って伊良部島に上陸。ガイドさんの家があるところで、今日もここからフェリーに乗って島から来たそうです。
伊良部島
伊良部島から橋を渡って下地島へ渡る。両島は40mから100mの入り江で隔てられていて、6本の橋がかかっている。パイロット訓練場を見学する。写真は橋ではなく滑走路に誘導する誘導灯だそうです。 JALとANAが共同で出資していたが、JALが撤退して、今後どうなるか分からないそうです。
アダンの実
通り池
通り池は、大小二つの円形の池で、地下でつながり、海側は洞穴でつながる。海岸にあった鍾乳洞が侵食され、天井が崩落して出来た。このような地形はブルーホールといわれる。池の周囲には石灰岩が点在するカルスト地形が発達している。海まで行ける歩道があったが、昨年の台風で途中がこわれてしまい今は通れない。
今日は、出発が遅いので、朝食までの間、広いホテルの庭を散策した。前のビーチでは、合宿なのか、砂浜を走っている人たちがいた。遠くには、来間大橋が見える。広い庭には、熱帯性植物が良く手入れされていた。
フクベ
島バナナ
モンパ
ガジュマル
来間大橋は1690mの橋で、宮古諸島で最長の橋です。車道の下には、宮古島の地下ダムから灌漑用水や電気を送るパイプラインが付設され島の農業を支えている。また、この島は、全日本トライアスロン宮古島大会のバイクのコースの一部になっている。 また、宮古島側にひろがる東洋一美しいと言われる与那覇前浜の白砂のビーチがある。私達の泊まったホテルも見えた。
宮古島に戻り、海中公園に行く。海の中から海の様子が見られるという水族館です。「自然のことなので、魚がいない時もある。」と念を押されて入っていったが、沢山の魚が泳いでいるのを見ることが出来た。
岬の付け根にある保良漁港
例年にはユリの花で真っ白になるが、今年は寒さで開花が遅れていて、少ししか咲いていなかった。
伊良部島を代表する鳥、サシバをかたどった展望台を車窓から見学した。 サシバは、タカ科の鳥で、雄は47cm、雌は51cm、翼開長は105〜115cmである。サシバは、渡り鳥で、本州の中部以北で繁殖し、伊良湖岬を通り、別のサシバと合流して、鹿児島県の佐多岬に集結する。徳之島で休息し、宮古諸島で休息し、台湾、フィリピンで休息したあと、フィリピン、インドネシアに広がって越冬する。残念ながら、海の方を向いているため、後姿しか見えなかった。
佐和田の浜は、遠浅の海岸に大小多数の岩が点在する。1771年の八重山地震の津波(明和の大津波)によって運ばれてきたものとされている。
下地島
3日目
来間大橋を渡って、来間島へ行く。島はサトウキビ畑ばかりだった。海がきれいで、運が良ければ、海がめが泳いでいるのが見られると聞いたが、見ることは出来なかった。
池間島は、宮古島の北西1.5kmにあり、周囲10.1kmの島です。1992年、全長1425mの池間大橋が完成する。島内には、池遠見 や池間湿原などがあるそうだが、島の入り口で橋を見ただけで、戻ってしまった。
マムヤの墓 平安名崎の保良漁港の先にある巨石をくり貫いたようにして作られている。野城按司との悲恋をうたった「マムヤのあやぐ」や民話が残されている。屋敷跡や機織り場なども付近に残されている。
クロスジカバマダラ
3日間の休日を終え、宮古〜那覇〜羽田と乗り継ぎ無事に帰ってきました。史跡や遺跡など、見るべきものはもう少しあったような気がしますが、正味1日半の島滞在だったので、のんびりと観光したと言うことです。宮古島は1月から3月までが冬であとは夏と言う季節の島で、3月はもう暖かさを通り越して暑く、帰ってきて寒さに参りました。 宮古島と伊良部島を結ぶ大橋の計画があり、今はフェリーでしか行き来できないが、何年か後には車で行き来できるようになるので、その時、鍵を掛けなくても暮らしていける今の島の暮らしが変わるのではと、ガイドさんが心配していました。
世界の貝資料館(個人で集めて資料館を建てた。)のある食堂で食事をする。沖縄では、メンソーレだが、ここ宮古では、んみゃーちという。
沖縄で古くから漁に使われている漁船で、サバニと呼ばれている。
シマハギ
トゲチョウチョウウオ
オヤビッチャ