2021.5.2
十日市場の大ケヤキ
南アルプス市在家塚(ざいけつか)にある大城寺に向かう。樹高27mのケヤキがあったが、すっかり枯れてしまっていた。2004年当時の写真では、雪害で東部が折れてしまったが、大きな空洞を抱え切断面近くの細い枝が青々とした葉を付けている。とあるが今は面影もない。
中野の柿、湯沢の思いスギ、大城寺のケヤキ、十日市場の大ケヤキ、法善寺のサルスベリ
連理とは、樹幹や枝が接触しているうちに、樹木の成長につれ両木が癒着し、水分をはじめとする樹液が通じるようになる現象をいう。
藤枝・岡部ICから新東名に入り、中部横断道を南部で出て、また下部ICから入り、南アルプス市ICで出る。(9月には全面開通するそうです。)
大城寺のケヤキ
樹高 15m
根回り 2.8m
樹齢 不明
樹高 35m
目通り幹囲 9.5m
樹齢 伝承500年
県指定天然記念物
地上1.3mで2幹に分かれ、更に50㎝上で癒着している。更に1.95m上で再び2幹に分かれている。
山梨県南アルプス市中野にある「中野の柿」に向かう。中野地区に入ると、「中野の柿」標識があり、60m先右折と書かれている。右側に「中野地区の棚田」があり、数人の人が田植えの準備をしている。場所を聞いたが「棚田は有名だが、柿の木は知らない。」という。標識のところに戻ると軽トラが来たので、聞くと、「そこだ。」と教えてくれた。個人宅の庭先にあるが、もう無人になっている。県指定天然記念物の案内板も立っている。
樹高 8m
目通り幹囲 3.5m
樹齢 500年
県指定天然記念物
正門近くのキササゲ
ノウゼンカズラ科の落葉高木で、黄白色の花をつける。
中野の柿
南アルプス市加賀美にある法善寺に向かう。大きな寺院で境内には、近代的な不動明王殿がある。不動明王像は寄木造りの立像で、8.5mの高さがある。樹齢1000年のアガテスの木で作られている。作者は分からない。
南アルプス市十日市場にある神明社・石動社(いするぎ)に向かう。道路で作業をしていた方に道を聞く。入り組んだ道で、教えてもらわないと行きつけなかった。
ケヤキは神明社・石動社の御神木で、県指定天然記念物になっている。太い幹が緩い曲線を描いて6m近く立ち上がっている。幹に沿って縦に深い襞が刻まれ、中に何本もの根が地に向かって伸びている。
勅使門の裏にサルスベリの木がある。ミソハギ科の落葉高木で原産地は中国南部。樹皮は褐色で、つやがあり、夏から秋にかけて白または紅色の花をつける。(この木は紅色。)さるも滑りそうなので、サルスベリと言われ、花期が長いことから「百日紅」ともいう。
湯沢の思いスギ
南アルプス市湯沢中丸にある「湯沢の思いスギ」に向かう。3人の方に道を聞きながら旧甲西町の湯沢地区に入る。細い道の左側に看板が立っていた。そこに車を止めて細いが舗装された坂道を下りていくと深い沢沿いの傾斜地にスギが立っている。
案内板によると(幹は高さ1.6mの所で折損し、そのから3本の枝を出している。幹は空洞となり、南西部を欠くが、復元すれば、4m以上の巨木となる。この地方で「エブク」という在来種で、秋には色ついた果実がたわわに実る。)
樹高 24m
目通り幹囲 8.8m
樹齢 推定500年
県指定天然記念物
法善寺のサルスベリ
仁王門
「九山八海庭園」にはツツジとスズランが咲いていた。
案内板によると(東幹5m、西幹4.8mで合着部のはじめから70cmで西幹から出た枝が東幹を貫いている。これを連理という60年前には人が通り抜けられたが、幹の成長により、年々小さくなっている。)今は完全に合体している。
カラタネオガタマ 黄色の花をつける。咲くとバナナの香りがするそうだが、花が開いていないので、分からなかった。
甲斐市にある寺平のオニグルミに向かったが、道を聞いた人が正確に教えてくれなかったので、見つけられず、帰宅の途に就いた。今日も沢山の方に助けられ、道を教えてもらったが、最後の人は悪気ないのだろうが、残念でした。