2022.8.7
常葉日光社の大ケヤキ
南アルプス市下宮地にある神部神社に向かう。旧甲西町、旧国道52号に面して神部神社が鎮座する。境内の南西端にケヤキが立っている。主幹は朽ち、幹は空洞になって、痛々しい姿になっている。神社の参道は国道とは反対側の東に開いている。ケヤキが立つのは背後の一番端。境内には数本のケヤキの巨木がある。
南巨摩郡身延町常葉にある常葉日光社に向かう。常葉川と栃代川の合流地で、岩盤が二つの流れに割り込んでいる。建久2年(1191)若宮八幡宮が勧請され、江戸時代に家康を祀る日光社となった。河川改修により、岩盤の下部は堤防に埋まったが、ケヤキは元の岩盤にしがみつくように根を張っている。見ようによっては1本に見えるが、2本が下部で融合しているようにも見えるため、「夫婦ケヤキ」とも呼ばれる。
山梨県南アルプス市清水にある清水八幡神社に向かう。境内に自生する老木のケヤキが立っている。西側が夫で、かっては樹高27m、目通り幹囲 7.4mだったが、強風により根の部分を残して倒壊してしまった。今は根が腐って山のようになっている。東側が婦で、境内に仲良く並んでいて「夫婦ケヤキ」と呼ばれていた。
ケヤキを見ていると、近所の八幡寺の住職が通りかかり、いろいろ教えてくれた。90才で、檀家回りをしているとのことだった。
南巨摩郡身延町飯冨にある飯富八幡神社に向かう。永久寺との境にクスノキが立っている。地上2m程のところで5幹に分かれている。背面には七面堂がある。狐が横切るのを見た。永久寺には大きなイチョウの木があり、実を沢山付けていた。
樹高 45m
目通り幹囲 5.6m
南アルプス市市指定天然記念物
南アルプス市高尾にある高尾穂見神社に向かう。正面参道の向こうに朱塗りの鳥居があり、石段を上ると、右端に大スギが聳えている。境内には明治24年再建の神楽殿があり、四方に玄武、白虎、朱雀、青龍の彫物がある。スギの他にも数本の巨木が見られる。
南アルプス市湯沢にある広誓寺に向かう。参道の途中にカヤの木がある。樹高は低いが、四方に枝を伸ばし、石段の先の白壁に囲まれた空間に立っている。
清水八幡の夫婦ケヤキ
樹高 12m
目通り幹囲 4.5m
樹齢 推定500年
南アルプス市市指定天然記念物
神部神社のケヤキ
樹高 21m
目通り幹囲 5.1m
樹齢 推定150年
身延町指定天然記念物
樹高 38m
目通り幹囲 5.4m
樹齢 推定300年以上
身延町指定天然記念物
南巨摩郡身延町常葉にある常葉諏訪神社に向かう。神社は身延町役場下部支所の向かいにある。ケヤキをはじめ、スギ8本、サクラ4本、ケヤキ5本、カヤ2本、エノキ4本の巨樹が立つ。大ケヤキは社殿の奥に立つ。
広誓院のカヤの木
樹高 25m
目通り幹囲 4.4m
樹齢 約650年
飯冨八幡神社のクスノキ
常葉諏訪神社の大ケヤキ
高尾穂見神社の大スギ
樹高 18m
目通り幹囲 6.3m
樹齢 不明