2020.4.25

万年寺のカヤ 岡部青羽根大井神社の大杉

藤枝市岡部町桂島にある「梅林院」を訪れる。駿河33観音霊場の札所本尊は、江戸後期の木喰作の子安観音と呼ばれる像高96cmの聖観音菩薩立像。元々、合併された神入寺の本尊だった観音像で、現在は移築された観音堂に、同じく木喰作の像高98cmの薬師如来像とともに安置されている。

旧東海道岡部宿を朝比奈川に沿って北上すると、玉露の里の手前に万年寺がある。境内にカヤの木が聳えている。標高60mほどの起伏の緩い山が続く地形のため、遠くからでもその姿を望むことができる。

帰りは岡部方面ではなく、倉田方面に下り藤枝に帰った。こちらのほうが道が良かった。

樹高 30m
目通り幹囲 5.8m
樹齢 約600年
県の天然記念物に指定されている。小高い山を上り朝比奈城址に出ることができるハイキングコースになっている。

青羽根は、朝比奈川の支流青羽根川上流に位置する。平家の落人が住み着いたのが始まりとも伝えられる。家々は青羽根川のすぐ近くから斜面に沿って点在し、カーブを繰り返しながら細い車道が続いている。

樹高 25m
目通り幹囲 5.4m
樹齢 700年以上

岡部町青羽根にある「青羽根大井神社」に向かう。朝比奈川を15分ほど北上し、青羽根方面に向かう。大きな案内板のある道を右に入る。神社らしきものがないので、ちょうど車で帰ってきた住民の方に聞くと、道の突き当りを下がったところにあるという。坂を下りると橋があり、その向こうに鳥居が見えた。山道を登る。急坂を上がると大井神社が見えてきた。その横に大杉が立っている。