2020.5.30
新東名 島田・金谷ICから入り、引佐連絡路浜松いなさJCから出て国道257号線を北に30km走る。駐車場となっている旧久留女木小学校に車を止めて、棚田入り口まで600m、8分歩く。入り口には金網の門があって、自分で開けて入り、また締める。しばらく歩くと「六所神社」がある。お参りをして棚田に向かって歩く。
棚田に沿って整備された道を上がっていくと、「竜宮小僧の湧水」がある。「竜宮小僧伝説」の説明板がある。(昔、久留女木の川に竜宮に通じている淵があった。そこから小僧が出て来て、村人を手伝うようになった。ある日、村人が感謝を込めて小僧を招いたが、うっかり「たで汁」を飲ませ、死なせてしまった。小僧をここに葬ったところ、こんこんと水が湧き出てきた。)今でも水が湧き出ています。
引佐町の観音山の斜面にある棚田は、戦国時代に井伊家の下で開墾され、現在は約800枚の田んぼを家臣の子孫や地元農家が耕し、管理している。高齢化により400枚ほどが休耕田になった。
きれいに整地され、水が張られた水田の傍には、草地になった休耕田もあり、さみしい風景でした。
いつまでも残してほしい日本の原風景だと思います。
棚田は水を供給する竜宮小僧の水源から、西南方向に扇状に、約800枚の棚田が水稲、切り花用花木用地として広がっている。現在では、所有者の高齢化に伴い耕作放棄地も増えている。
所有者の栽培管理の許可を受けたボランティアの農業活動や、ボランティア組織「しずおか棚田クラブ」への加入によるオーナー制度も導入している。
水が出ているところがあり、「浜松の自然100選 久留女木の棚田」の説明板がある。
(靜かにたたずむ久留女木の棚田 先人の遺産を後世に伝えよう。)と書かれていた。田植えの始まっている棚田もある。
「夕焼け映す 山間の水鏡」と新聞で紹介されている浜松市北区引佐町の「久留女木の棚田」を見に行った。新聞記事によると(農林水産省の日本の棚田100選に選ばれている久留女木の棚田に田植え前に張られた水に夕日が映り込み、オレンジ色に染まった「水鏡」が見られた。)とある。