2020.6.7

くんま水車の里

しばらく走り、県道をそれて左の細い道に入る。くねくね道を進むと「ヒラシロ遺跡」がある。平成4年、柴八王神社の南側で、縄文時代中期の終わりころの住居跡が1軒発見された。住居の中央には「石囲炉」その周囲には「柱穴」「貯蔵穴」があった。 資料館竪穴式住居が復元されている。

天竜には山登りで何度も来ているが「くんま地区」に来たことはなかった。こんなに立派な棚田が残っているのも知らなかった。後世に残してほしい風景だと思いました。

本村の棚田上段
本村の棚田下段

新東名浜北ICを出て、天竜市街から天竜東栄線を30分ほど走り道の駅「くんま水車の里」に着いた。  以前は村に何基もあった水車は、現在ではここに一基残っているだけです。700m先の沢から水を引いて勢い良く回っています。 店でマップをもらって、近くを見て回ることにした。ハイキングコースもあるようです。

右 大栗安・本村
左 桧曽礼 の標識

くんま水車の里に戻り、「舞茸蕎麦」を食べる。 舞茸が特産のようで、お店でも売っていたし、道路沿いに「北遠まいたけセンター」があった。

ヒラシロ遺跡から少し戻り、右の道に入っていくと、道路から少し下がった坂の下に「柴のタブノキ」が立っている。県指定天然記念物で、県内最大のタブノキである。
 樹高 17.4m
 目通り 5.4m
 樹齢 不詳
タブノキはクスノキ科の常緑高木で、各地の神社などの鎮守の森で大木となっている。

地図を見ながら、県道295号を高平のほうに上がっていくと、道の左側に「阿弥陀堂」と石段の上に「峯熊荒神」が祀られている。

棚田を一周するように道があり、「大栗安棚田ハイキングコース」になっている。あちこち車を走らせたので、「本村の棚田」「桧曽礼(ひのきぞれ)棚田」の区別がつかなくなった。 石積みと土羽で成り立つ「桧曽礼」と森林と草刈り場と棚田が織りなす「本村の棚田」を見ることができました。

くんまの里から県道9号をガソリンスタンドまで戻り、左の細い道に入る。「大栗安の棚田」がある。水田には水が張られ、田植が済み、苗が育っていた。

標高600mを越える山上集落

柴八王神社

柴のタブノキ

桧曽礼の棚田