今日は、行きつけなかった巨木や枯れてみることができなかったヒイラギがあったが、雰囲気のある巨木を見ることができてよかった。行きと同じ道筋で藤枝に帰った。
樹高 7.5m(実測 8.5m)
目通り幹囲 28.5m
樹齢 200~300年
姥の栃から2㎞ほど行くと右側の灌木の奥に「柳平のトチノキ」がある。灌木を抜けて奥に入ると、幹に空洞のできた、大枝に欠損がある大きなトチの木が聳えている。かっては双幹の立派な巨木だったことがうかがえる。
柳平のトチノキ
「ほうとう」の昼食をとる。
他にも境内には立派な木がたくさんあり、幹囲2.85mのムクロジがあり、こちらは天然記念物ではない。
羅漢マツ
万福寺は、推古天皇12年(604)聖徳太子の命により創建された古刹。
根元からは清水が湧き出していた。「尊とさや 姥の泉 湧き井出る」
新しいヒイラギ。白い花をつけていた。
境内の馬蹄石は聖徳太子が甲斐の黒駒に乗って飛来した時の馬蹄跡という。芭蕉句碑「行駒の麦に慰む やどりかな」基礎に石組で塚を築いた上に建立されており、翁塚の面影をよく伝えている。
2020.10.25
拝殿に向かって左側、境内平面の縁に、山梨県随一のムクロジが立つ。主幹はなく、四方に枝を伸ばしている。 ムクロジは落葉高木で、樹皮は黄褐色で平滑、老木になると裂けて、剥がれる。ムクロジの黒い果実の皮を漢方薬では、延命皮と称している。
甲州市 万福寺のムクノキ 下萩原のムクロジ、山梨市 小原東のザクロ、姥のトチノキ、柳平のトチノキ
AM8:00、藤枝・岡部ICから新東名に入り、御殿場ICで出る。東富士五湖道路を走り、富士吉田で中央道に入り、大月JCTで名古屋甲府方面に入る。 勝沼町等々力にある万福寺に向かう。甲州街道を歩いた時、訪ねたお寺である。境内にはムクノキが聳えている。
山門を入ると左側にある。板状の根が発達している。
県道219号線・柳平塩山線は、杣口のサワラ林、柳平のトチノキ、姥の栃とすばらしい巨木が続く。塩山方面に抜けた。
山梨市牧丘町杣口 杣口山に向かう。くねくねした杣口林道を走り、標高1000mを越え、林道を上りきると、開けた道に出る。しばら走ると、右手に大きなトチノキが見えてくる。「姥の栃」である。沢沿いに成長しており、木の生えている斜面や、道の反対側にも大きなトチの木が群生している。 根元は道路工事のため埋められたようだが、傾斜地にあるため、かっては大きく根が露出していたであろう。幹にできた瘤が古木の雰囲気を醸し出している。
姥のトチノキ
山梨市小原東の個人宅にある「ザクロの木」に向かう。樹齢約125年余りにザクロの巨木。単弁で紅色のザクロで、明治初年に植えられたと伝えられる。毎年秋にはリンゴ箱2杯分の果実が実るという。県下のザクロの巨木として、代表的なものである。ザクロの実をひとつ残してくれてあった。 海外で、ザクロのジュースを飲んだことがあるが、ザクロの実を食べたことはない。
小原東のザクロ
樹高 17m
目通り幹囲 4.3m
樹齢 300年以上
市指定天然記念物
甲州市塩山下萩原に向かう。JR中央本線塩山駅の東方、重川左岸の高台にある柏原神社が鎮座する。近くまで行ったが、ブドウ畑が広がるばかりで、神社を見つけられない。ブドウ園の方に聞くと、軽トラでついて来るように言われ、細い道をくねくねとついていくと、中央線の線路わきに神社があった。
下萩原のムクロジ
勝沼町深沢にある「大石神社の大ツガ」に向かう。国道20号勝沼交差点を東に入り、最初の交差点を谷沿いに入る。付近で農作業をしていた人に道を聞いたが、この辺りから林道を走り、峠について、山に斜面を300mほど歩くそうだが、道が崩れていて分りにくいということで、諦めた。 勝沼町山にある立正寺に向かう。参道入り口左側に町指定天然記念物の「ヒイラギ」があるはずだが、植えたばかりのヒイラギがあるだけで、見当たらない。モモの畑で作業をしていた方に聞くと「10年くらい前に枯れた。」ということだった。
他にも、ひこばえを従えた立派なイチョウや、羅漢松がある。
樹高 22,5m
目通り幹囲 6.4m
樹齢 500年
県指定天然記念物