樹種 イヌザクラ
樹高 28m
目通り幹囲 5.2m
樹齢 推定350年
原村指定天然記念物
富士見町堺高森にある高森諏訪神社に向かう。この辺りには全国に多くの末社を持つ諏訪大社のひざ元に近く、富士見町にも複数の諏訪神社がある。高森公民館の横に高森諏訪神社がある。境内にはケヤキの巨木が何本も立っている。最大のケヤキは、公民館との境部分にある。
大木のトチノキ
木曽郡上松町小川大木に向かう。集落のはずれに車を止め、木を探したが見つからない。すぐ下の畑で農作業をしていた方に聞き、道の左の草むらに入っていくとおおきなトチノキが聳えていた。その大きさに圧倒された。大枝が2幹に分かれているが、途中が連理になって、丸い穴ができている。そのおかげで、大枝が自分の重みで落ちるのを防いでいるのか。
ショウジョウバカマ
樹高 30m
目通り幹囲 3.4m
樹齢 不明
塩尻市指定天然記念物
諏訪市四賀普門寺に向かう。普門寺御社宮司社を探すが見つからない。萩宮社の間違いであろう。諏訪大社上社には、摂社末社が42ある。萩宮社は上社境外摂社で、下13社に属す。社殿はもと四賀小学校の奉安殿だったものを戦後払い下げてもらった。ケヤキは社殿の奥に立っている。幹は少し裂けているが、樹勢は良い。
萩宮社のケヤキ
イチイの横にはトチノキが立っている。主幹の一部は枯死しているが樹勢は良い。スギとの合体木である。
天狗山のイチイ
樹高 25m
目通り幹囲 5.6m
樹齢 推定200~299年
樹高 35m
目通り幹囲 5.4m
樹齢 推定200~299年
樹高 30m
目通り幹囲 4.3m
樹齢 300年以上
樹高 22m
目通り幹囲 6.9m
樹齢 推定200~299年
上松寝覚の大桂
茅野市米沢にある北大塩十五社に向かう。拝殿の前の石段の横に大ケヤキが立っている。若い針葉樹の幹の間から大ケヤキの幹が見える。
墓地の前には、藤森照信氏の設計の「空飛ぶ泥船」がワイアーにつながれて立っている。その横には木の上に立つ「高過庵」地面にめり込んだ「低過庵」がある。いずれも茶室だそうで、見学ツアーもあるようだ。
樹高 25m
目通り幹囲 5.0m
樹齢 不明
2025.4.30~5.1
大木から上松町に降りてくると、中山道寝覚めに出た。その角に大カツラが立っている。幹の根元は裂けて石を抱いている。この上で発生した山崩れで流れてきた桂の苗木が大きくなったという伝説もある。桂の奥には大宮社と津島神社が祀られ、勢至菩薩と金剛明王の石碑が立っている。桂の特徴であるひこばえが沢山出ていたが、全部短く切られていた。
木曽郡木祖村菅辺見屋敷に向かう。県道26号線を西に逸れあやめ公園にむかう途中にある。松のすぐそばには牛を飼育する牛舎が建っている。この松は個人の所有物である。断って松の傍に行った。以前は木祖村指定天然記念物であったが、指定を外れ、枝が切られていた。
長野県木祖村藪原にある天降社に向かう。中山道藪原宿街道沿いにある。石段の途中にモミジの木がある。幹は二股に分かれている。まだ葉が出ていないので、大きさが実感できない。
塩尻市宗賀本山地区にある池生神社に向かう。池生神社は中山道本山宿の西、奈良井川をはさんで対岸に位置する。祭神は豊玉姫命。水神として信仰されている。境内には数か所の湧水もあり、池の権現とも称された。社叢は自然林の樹相を良く残し市天然記念物指定を受けている。アズマイチゲ、にりんそうが咲いている。社殿横の池の向こうにトチノキが見える。
茅野市北山字芹ケ沢にある子ノ社に向かう。国道152号線の芹ケ沢交差点付近にケヤキが見える。幹の国道側には縦に大きく裂け目が走っている。2006年の写真ではそれを金属板で覆っているが今はそれもなく、亀裂がむき出しになっている。国道から下に降り少し行くと石段があり、随分下に子ノ神社の社殿が見えた。
塩尻市贄川萩ノ上に向かう。国道19号線沿い、JR贄川駅から1kmほど名古屋よりの山裾に立つ。道沿いに駐車場ができていた。案内板によると、萩上さんの私有物で今まで切らずに世話をしてきたという。この木は地元では「うえじん様」と呼ばれ、根元には小さな祠が祀られている。トチノキは瘤の上で大枝が分かれ、更に5本の枝に分かれている。枝が折れたのだろうか、太い枝が転がっている。
柏尾社の杉
樹高 不明
目通り幹囲 4.35m
樹齢 250年
諏訪市指定天然記念物
長野県諏訪郡富士見町堺小六にある柏尾神社に向かう。柏尾神社は小六集落の北西部にある。寛永16年(1639)小六新田が開発された際に、氏神として勧請された神社で祭神は大山祇神(おおやますみのかみ)。スギは小六公民館と神社の間にある。双幹のスギで、地上1.3mで分岐している。合体木のようにも見える。
塩尻市宗賀にある床尾神社に向かう。JR洗馬駅の北東約1.5㎞に位置する。境内にアサダが数本あり、塩尻市から天然記念物に指定されている。最大の個体は拝殿に向かって左手、社務所と集会所の間にある。境内の案内板によると(心材は暗褐色、辺材は黄白色、どちらも光沢があって美しく、材質が硬い。杓子や棒の加工に適している。)アサダの木肌は成長するにしたがってミノムシのように剥がれる。
墓地の続きの天狗山にイチイの木が立っている。番地は諏訪市中州神宮寺になっている。小さな川を少し遡ると、橋があり向こう側に渡ると「天狗山のトチノキとイチイ」の案内があった。足場の悪い山を上ると鳥居がありその奥にイチイが立っている。根元に石祠が二つ。ひとつは守矢氏祝神、もう一つは天狗を祀ったもの。この木は、北、西、南に空洞があるが枝分かれが多く、樹勢は良い。雌雄異株で、この木は雌木であるが雑木であるので、実はつかない。実は有毒である。
諏訪郡原村八つ手にある道祖神の桜に向かう。集落の中ほど、道路沿いに階段をつけた土盛りがあり、様々な石造物が集められている。中央の石碑には「天照皇太神宮」と刻まれている。庚申塔や筆塚、成田山、湯殿三山、双体道祖神などが並んでいる。イヌザクラは身をくねらせて立っている。イヌザクラとはバラ科ウワズミザクラ属の落葉高木。花は4~5月で、ブラシ状の総状花序が数個互生し、直径5㎜程の花を多数咲かせる。もう花は終わっていた。かっては根元より2本になっていたが、片方が切られ、そこから腐朽し、基幹部が空洞化し、内部には直径10㎝程の根が露出している。
樹高 38m
目通り幹囲 4.11m(雄株)3.03m(雌株)
樹齢 220年
諏訪市指定天然記念物
樹高 20m(もっと低い)
目通り幹囲 5.5m
樹齢推定200~299年
樹高 不明
目通り幹囲 8.7m
樹齢 推定500年以上
上松町指定天然記念物
樹種 アカマツ
樹高 20m
目通り幹囲 5.2m
樹齢 推定200年
水木沢天然林の大ヒノキ
樹高 25m
目通り幹囲 8.9m
樹齢 推定1000年
長野県指定天然記念物
床尾神社のアサダ
諏訪市四賀桑原にある仏法寺に向かう。正しくは仏法紹隆寺といい、高野山真言宗に属する。坂上田村麻呂の開祖とも空海が入山したとも伝わる古刹で、明治の神仏分離の際に、諏訪大社上社神宮寺の仏像が当寺に移安された。立派な土塀に囲まれた境内の隅にケヤキが立っている。主幹は朽ちて、データ程の樹高はない。空洞の中が黒く焦げたようになっていることから落雷にあったのかもしれない。 境内中央には雌雄のイチョウが立っている。
仏法寺のケヤキ
2日目
樹種 イチイ
樹高 15m
目通り幹囲 5.0m
樹齢 推定450年
諏訪市指定天然記念物
樹高 30m
目通り幹囲 5.7m
樹齢 不明
茅野市宮川にある熊野堂墓地に向かう。天狗山のイチイのすぐそばにある。アカマツの巨木は2本立っていて、左側の1本は樹皮の色が鮮やかである。根元は普通の松であるが、途中で2支枝に分かれる辺りから大きく湾曲し、裏返っている枝もある。
瀬神社のケヤキ
茅野市米沢字塩沢にある瀬神社に向かう。本殿と能舞台が茅野市指定文化財になっている。ケヤキは本殿覆屋の後方に立っている。境内には中サイズのケヤキが5本ある。
茅野市玉川山田にある蠶玉神社には樹齢200年~299年のサワラが立っていた。今回行ってみると根元から切られていた。2024年の写真では向って左側の幹が切られているが今回は右側も切られ、切株になっていた。蠶玉とはカイコを守ってくれる養蚕の神様である。
北大塩十五社のケヤキ
高森諏訪神社のケヤキ
田端鼎談桜
富士見町堺田端森新田にある田端鼎談桜に向かう。田端新田に住んでいた写真家の玉置弘文さんによって命名された。鼎談とは3名の座談会という意味。以前来た時はまだ蕾だった。今回は道を聞いた方によると「もう終わっている。」ということだったが、まだ花をつけていた。水田に映える姿が美しいらしいが、今回も水が張られていなかった。樹種は霞桜で開花は遅く、5月上旬が見頃ということだったが、少し遅かった。
公民館近くのイチョウと社殿近くのウラジロモミが幹囲3mを越え、姿の良いブナもある。
樹高 不明
目通り幹周囲 4.1m
樹齢 400~500年
樹高 14m
目通り幹囲 2.45m
樹齢 不明
木曾町指定天然記念物
樹高 30m
目通り幹囲 6.5m
樹齢 推定300年以上
塩尻市指定天然記念物
天狗山のトチノキ
辺見屋敷のアカマツ
社殿の奥には大きなカツラの木がある。主幹を残し、ひこばえも沢山出ている大木である。
贄川のトチ
池生神社のトチノキ
熊野堂墓地のアカマツ
子之神社のケヤキ
玉川山田のサワラ
道祖神の桜
立沢大山祇社のウラジロモミ
富士見町立沢にある立沢大山祇神社に向かう。以前この奥にある天狗神社のウラジロモミを見に来たことがある。境内にはケヤキの巨木も数本あるが、まだ葉をつけていないので、ウラジロモミが良く分かる。ウラジロモミは葉の裏が白い。またウラジロモミは諏訪大社の御柱の使用される。