2022.6.26
静岡県伊豆市土肥にある安楽寺に向かう。旧土肥役場の東、安楽寺の山門脇にクスノキが立つ。周囲をアスファルトで固められ、狭苦しいところに立っているが、樹勢は良く、枝を伸ばし、大きな樹冠を支えている。
一番太いクスノキは社殿の左奥に立っている。幹は蔓に覆われているが、後にまわると、大きな空洞が開いている。、
樹高 25m
目通り幹囲 7.9m
樹齢 300年以上
禰宜畑山神社のスダジイ
国柱命神社のクス
宮ヶ原天神社のスダジイ
神社の横の道を上ると、「やまびこ荘」がある。廃校を利用した町営温泉施設で、玄関には「大沢里小学校」の看板がかかっている。教室には畳が敷かれ、宿泊できるようになっている。玄関脇の池の畔にはモリアオガエルの卵がぶる下がっていた。
樹高 26m
目通り幹周囲 5.2m
樹齢 伝承560年
県指定天然記念物
永明寺のイチョウ
静岡県賀茂郡西伊豆町久須にある永明寺に向かう。宇久須川と大久須川の合流の東に永明寺がある。大イチョウは山門をくぐったすぐ先の左側にある。葉が茂っているので、幹の状態は分からないが、気根が沢山みられる。案内板によると、永明寺の創建は寛正6年(1465)。このイチョウは永明寺開山の大嶽文義禅師が植えたとされている。
賀茂郡西伊豆町大沢里(禰宜畑)にある禰宜畑神社に向かう。禰宜畑は仁科川左岸の小さな集落。高台にある「やまびこ荘」に向かって細い道を上ると、左側にある。石段を上ると、スダジイが道路側に傾いて立っている。幹には蔓性植物が巻き付き、幹が良く見えない。境内にはもう1本スダジイが立っている。
賀茂郡松崎町岩科南側(山口)にある国柱命神社に向かう。車では入れず、入り口から細い坂道を上ると鳥居が現れた。クスノキを主体とする境内林が「国柱命神社の樟社叢」として松崎町指定天然記念物になっている。
社殿への石段を上ると、社殿の左側にもう1本のクスノキが立っている。空洞ができて、幹の半分は失われている。
安楽寺から歩いてすぐのところに土肥神社がある。境内には2本のクスノキが立っている。境内の入り口、社殿の左手に立っているのは「平安のクス」と呼ばれている。大枝を失い、背が低くなっているが、両足で踏ん張って、何本もの手を大きく広げたような樹形をしている。
西伊豆指定天然記念物のスダジイで、樹高28m、目通り幹囲 7.8m、樹齢 推定300年だったが寿命が尽きた様だ。
「木くくりの由来」2本の御神木に張られた注連縄の上で、槙の枝をクスノキの枝が包み込んで、一体となり、結びあっている。この木の間を願い事をしながらくぐると、成就すると言われている。
弘法スギ
樹高 10m
目通り幹囲 8.7m
樹齢 推定1000年
土肥神社のクス
安楽寺のクス
賀茂郡松崎町門野にある富貴野山宝藏寺に向かう。「富貴野山21世紀の森」の駐車場に車を止めて、徒歩で向かうと宝藏寺がある。ここから先は「瞑想の森」で私語、喫煙は禁止だ。
宝蔵院の開山は弘法大師と伝えられ、開山堂に弘法大師を祀っている。開山堂の横に「弘法杉」が立っている。途中で2幹に分かれ、裏側は苔で覆われている。根元の宝篋印塔2基は、お経を納めた石塔で、曽我兄弟にちなんだものと伝えられている。
樹高 20m
目通り幹囲 5.5m
樹齢 不明
樹高 30m
目通り幹囲 6.5m
樹齢 推定400年
社殿の右奥に連理の木がある。
樹高 25m
目通り幹囲 7.5m
樹齢 伝承1000年
県指定天然記念物
宝蔵院の石仏群・江戸時代に村人が1体づつ運びあげたという120体もの弘法大師像、お地蔵さん、観音様が並んでいる。