深根城跡のシダレザクラ

下田市堀の内に向かう。深根城跡の個人宅にシダレ桜がある。ナビで近くまで来たが、その先が分からない。後から来た車が丁度深根城跡に行くというので、その車について行った。山の中の細い道をおそるおそる走っていくと、開けた先に土蔵が見えた。土蔵の反対側の小高くなった所にあるしだれ桜が満開であった。留守のようなので、庭に入らせていただき、サクラや桃の木が咲き誇る庭を見せていただいた。

2025.3.31

下田市戸田にある宝泉寺に向かう。ロシア使節のプチャーチン提督が代船が完成するまで滞在した臨済宗寺院の境内に、下田で亡くなった乗組員2名の墓がある。シダレサクラは、崖に作られた階段を登ると中腹に、寺を見下ろすように立っている。樹齢150年。

最福寺のシダレザクラ

伊豆の桜

宝泉寺のシダレザクラ

伊豆市小下田にある最福寺に向かう。国道136号沿いにあるが、スマホのナビで国道から細い道に導かれてしまった。正面から来た軽トラの方の先導で無事に寺に着いた。和尚さんが「ナビで、裏から来た人もいる。」言っていた。ナビは信用できない。2001年に新品種「伊豆最福寺枝垂」と認定されたシダレ桜がある。ぴんぽんだまのような八重の白い花咲くそうだが、蕾で2,3輪しか咲いていなかった。境内には、30~50本の八重咲シダレ桜の木がある。

報本寺のシダレザクラ

下田市加増野にある報本寺に向かう。境内には樹齢推定200年のシダレ桜があり、満開だった。すっと伸びた姿が美しい。境内には市指定天然記念物のオガタマノキがある。

伊豆市柿木にある法泉寺に向かう。1573年創建の法泉寺の境内に県の天然記念物に指定されたシダレ桜が満開を迎えた。樹勢は弱って幹が修復されているが、枝を伸ばして見頃を迎えている。境内には他に3本のシダレ桜があり、花を咲かせている。

報本寺の本堂から裏手の墓地に続く通路の途中にタブノキが立っている。根際の様子から融合木である可能性が大きい。苔が広く幹を覆っている。
 タブノキは、常緑高木で、成長のスピードが速く、株立ちする。耐火姓があり、火伏の木として、防火林にもなる。

報本寺のタブノキ

おがたまのき・もくれん科の常緑高木。2cm位の白い小さな花を咲かせる。

室町時代にこの地を支配した有力者の城館跡。伝承によれば、伊勢新九郎(北条早雲)が伊豆堀越公方を攻めた時、追われた足利茶々丸を助けた関戸播磨守吉信が茶々丸を守って、深根城に立てこもった。明応2年、城は落城し、城内の者は、ことごとく首を切られた。

河津町梨本にある姫桜に向かう。河津ループ橋のそばに咲くということだが、迷ってしまった。旅館「青木の坂」の下の道を行くと、河津川対岸にサクラの大木が立つという。昔は見えていたが、木が茂って見えなくなったと地元の方が言っていた。曽我兄弟に仇討ちされた工藤祐経の祖母「水草姫」の墓の近くにあり、その生まれ変わりと言われている。結局対岸に降りる道は無く、僅かに白く見える姿を写真におさめた。樹齢200年以上のエドヒガンで、国内最大級らしい。

姫桜

樹高 15m
目通り幹囲 6.7m
樹齢 300年以上

樹高 20m
根回り 2.7m
樹齢 350~400年
県指定天然記念物

法泉寺のシダレザクラ