2021.10.30
天城神社のシイノキ
田沢のイヌマキ
同じ原木にある原木愛宕神社に向かう。原木駅の北700m、堂川が柿沢川に合流するあたりに鎮座する。パチンコ店の大きな駐車場に囲まれ、窮屈な境内にクスノキが立っている。大クスノキは社殿の右手にある。昔は愛宕堂と呼ばれていたと案内板に書かれている。鳥居の前には「南無妙法蓮華経道祖神」が祀られている。
新東名高速道路 伊豆縦貫道を通り、伊豆の国市原木(ばらき)に向かう。伊豆箱根鉄道原木駅近くの神社で、通りからは入れず、狭い道を遠回りして神社に入った。荒木神社は境内のクスノキよりずっと長い歴史を持っている。正徳5年(1715)の棟札があるらしい。クスノキは太いものが2本あるが、最大のクスノキは拝殿に向かって右手にある。樹勢も良く、枝を四方に伸ばしていた。
手前には県指定天然記念物「田沢のイヌマキ」の立派な案内があった。1998年に撮影された写真より、枝も少なく、根元は腐ったようになって洞ができていたが、ひときわ高く聳えている。
天城湯ヶ島町の月ヶ瀬付近を通ると、ナビに「田沢のイヌマキ」の表示が出ていて、気になっていた。今日は全て予定した木を見ることができたので、寄っていくことにした。月ヶ瀬で狩野川を対岸に渡るとある。地図に書かれた場所には、イヌはない。少し戻って、周囲を見回すと高い木が見える。栗農家の方に聞くと「あの木がそうだ。」ということで、駐車させてもらって、個人宅の呼び鈴を鳴らすが、誰も出てこない。木に近づくと留守番の人が出てきた。
伊豆の国市奈古谷にある国清寺に向かう。原木駅から東北東約2.6㎞の奈古谷地区の山裾に国清寺がある。本堂から100m北にスダジイが立っている。(本堂の左手に畠山清国、上杉憲顕 開基塔があるが、その先にスダジイがある。)
湯ヶ島は井上靖ゆかりの地であり、「しろばんば」の一節が書かれていた。
樹高 15m
目通り幹囲 8.02m
樹齢 800年
伊豆市湯ヶ島町にある天城神社に向かう。天城湯ヶ島町の南部に位置する。湯ヶ島温泉入り口を温泉の方に行かず、左の細い道を入っていくと、天城神社がある。シイノキは拝殿の右手前に立っており、背が低く、シイノキのずんぐりとした特徴を持っている。後ろに回り込むと、半円形の整った樹形をしている。 案内板には「お宮の椎の木」と書かれていた。
樹高 27m
目通り幹囲 9.5m
樹齢 推定300年以上
国清寺のスダジイ
原木愛宕神社のクスノキ
熊野神社の杜として、伊豆の国市指定文化財になっている。狭い境内には、ムクノキ、クスノキ、ナギ、イヌマキ等の高木が見られる。中でも、クスノキは大きいものだけでも4本あり、 9.5m 8.8m、8.6m、7.5mの巨木である。中でも本殿裏のクスノキが一番大きい。洞ができたりしているがのびのびと成長している。
伊豆の国市三福(みふく)にある熊野神社に向かう。狩野川支流の深沢川左岸、旭化成工場の南に、熊野神社が鎮座している。案内板によると、道を挟んで隣接する三福公民館を含む一帯約16000㎡に仲道A遺跡(三福遺跡)が広がっている。旧石器時代の石器、縄文時代、平安時代の住居跡などが発見されている。
樹高 25m
目通り幹囲 5.2m
樹齢 200~299年
開基塔
樹高 20m
目通り幹囲 7.1m
樹齢 不明
樹高 28m
目通り幹囲 6.6m
樹齢 300年以上
熊野神社のクスノキ
樹下にあった案内板によると、樹齢800年とあるが、のびのびとした樹勢からするともっと若い。
樹高 28m
目通り幹囲 3.8m
樹齢 推定300年