2022.1.16
天神社のヤマモモ
藤上原のクス
静岡県磐田市藤上原(ふじかんばら)に向かう。藤上原は天竜川と敷地川に東西を挟まれた、南北に長い台地上にある。近づくと、一面に茶畑が広がり、牧の原台地の茶畑の風景と似ている。茶畑の一角にクスノキが立っている。住宅に囲まれた空き地にこの木がすくっと立ち、遠くからも見通せた。
見上げるような参道の石段を上ると、仁王門の左脇にクスノキが立っている。急斜面に立ち、少し斜めに傾いている。根元には空洞があり、中は広く、子供なら数人は入れるようだ。入ってみた。
智満寺のクス
島田市千葉にある智満寺に向かう。智満寺には何回も来たことがあるが、巨樹を意識してなかったので、意外な気がした。天然記念物の十本杉がある。県指定天然記念物だったイチョウ(目通り幹囲 6.9m)は2000年6月倒れてしまった。
磐田市見付にある、見附天神に向かう。参道の途中、鳥居の右側の石垣の上に目通り幹囲 10.2mのクスノキが立っていたようだが、2011年9月の台風で倒壊し、今は切株だけが残っている。
磐田市冨里にある諏訪神社に向かう。豊田冨里農村公園の北に、道を挟んで隣接している。南に開けた参道の途中、社殿の左側にヤマモモが立っている。幹は、途中から2幹に分かれ、1本は斜めに伸び、もう1本は分岐点で切られている。切り口は大きく立派な枝だったことが分かる。
磐田市豊岡(敷地)にある豊岡神明神社に向かう。天竜川の左岸にあり、竜洋豊岡公園の南約100mのところにある。拝殿の右側にヤマモモが立っている。多くの枝が幹の途中から吹き出ている。注連縄が何重にも巻かれている。古い縄は朽ちてしまっているが、取り換えられる事なく、その上にまた新しい注連縄が巻かれている。
見附天神(矢那比売神社)のクス
袋井市天神町2丁目にある天神社に向かう。区画整理後、地名が久能から天神町に変わった。境内は新しく、きれいになっている。2本のヤマモモが袋井の名木・古木に選ばれている。
拝殿の右前にあるヤマモモ。反対側にまわると、半身を剝がされたような状態で、その洞から沢山の幹が伸びている。
樹高 13m
目通り幹囲 4.1m
樹齢 300年以上
樹高 11m
目通り幹囲 4.4m
樹齢 不明
諏訪神社のヤマモモ
樹高 20m
目通り幹囲 7.0m
樹齢 300年以上
もう一本は鐘楼の脇にクスノキが立っている。残念なことにクスノキの前にトイレの建物がで来てしまている。下からの参道の石段を下りると、斜面に立っているクスノキの全貌が分かる。大きなコブができている。細い注連縄が巻かれているので、御神木であろうが、この木に配慮して、トイレを他の場所に作るとか、出来なかったのだろうか。
樹高 22m
目通り幹囲 6.5m
樹齢 300年以上
樹高 15m
目通り幹囲 6.0m
樹齢 不明
竹で補強された階段を暫く上ると、神社があるが、荒廃していた。
樹高 20m
目通り幹囲 5.5m
樹齢. 不明
島田市東光寺に向かう。東光寺集落の最奥部にある東光寺は、天台宗の古刹である。東光寺は少し手前にあり、その奥に向かうと本堂だけがある。本堂から少し離れたところに、日吉神社への石段があり、その左手にクスノキが聳えている。このクスノキは日吉神社に所属している。また、境内には、例祭で奉納される「猿舞」は県指定無形文化財に指定されている。毎年4月14日に、二人の子供が猿の面をつけて舞を奉納する。
樹高 19m
目通り幹囲 6.6m
樹齢 300年以上
東光寺のクス
島田市落合にある大津忠魂社に向かう。忠魂碑は、日清、・日露の戦争での戦死者の供養のため、自治体で建立した碑である。忠魂碑はこのクスの大木の根方に建てられた物であろう。神社の社殿の後ろに窮屈そうに立ち、石垣からはみ出ている。
大津忠魂社のクス
拝殿の左奥にあるヤマモモ。あまり大きくないが、背が高く、洞はあるが、損傷も少ない。目通り幹囲 3.2mある。
鳥居の左脇にあるヤマモモ
樹高 13m
目通り幹囲 3.8m
樹齢 300年以上
磐田市指定天然記念物
豊岡神明神社のヤマモモ