2020.6.27

伊東 葛見神社の大樟

伊東の葛見神社に大きなクスノキがあるということで見に行くことにした。東名沼津ICから伊豆縦貫道~伊豆中央道と走り、伊東に入った。葛見神社とナビに入れ神社に着いた。

堀川天皇の御代に伊豆田方郡伊東荘を所領とした豪族工藤家の6代目・工藤祐隆が社殿を造営し、京都の伏見稲荷神を合祀して守護神とした。御祭神は葛見の神、大山祇の神、倉稲魂命。  夏越の禊(茅の輪潜り)の輪ができていた。無病息災を祈り輪をくぐる。

全国のクスノキの中でも最も古い木の1本と言われている。樹下には、江戸時代に流行した疱瘡を平癒するための疱瘡稲荷が祀られている。疱瘡に霊験があると考えたのは、幹肌からの連想で、大樟が難病の肩代わりをしてくれると考えたのだろうか? また、晩年を伊東で過ごした若槻禮次郎元首相が神社をよく訪れていた。大樟の前に昭和6年に寄進した大樟を讃える石碑がある。

一周回れるようなっていて、いろいろな角度から見ることができる。支えの棒や、幹にまかれた鉄の帯が痛々しい。太い幹の基部には空洞があるが、樹勢は衰えていない。。

樹高 25m
目通り幹周 約16m
樹齢 2000年(千数百年の説も)
 クスノキは照葉樹で茎葉にはショウノウが含まれる。昭和8年に国の天然記念物に指定された。