4日目

バリ島は、ジャワ島のすぐ東側に位置する。2010年の人口は、約389万人で、バリ・ヒンドゥーに根ざした世界として知られる。バリの村落の大半は、一部の都市地域を除けば、農村である。農業は水耕農作が中心で、棚田で知られるバリ島中南部の斜面一帯では、二期作から三期作が可能になっている。 「神々の島」とも形容されるバリは、90%が、土着の信仰と、ヒンドゥー教の習合により成り立つヒンドゥー・バリと呼ばれる信仰を報じている。バリの人は、毎朝店や内の前、家のあちこちにチャナンと呼ばれるお供え物をする。バスの運転席の前にも毎日、花籠が供えられていた。  また、家の前には小さな寺院があり、町には大小の寺院が沢山あり、お祭りが大好きである。

ホテルの内庭

ガンバン ガムランで演奏される木琴で「さくら」を演奏してくれた。

ホテルの前庭

ウブドの王宮

5日目

街のロータリーには、このような巨大なコンクリート製の像が建っている。

インドネシア共和国は、5110kmと東西に長く、世界最多の島をかかえる国である。赤道をまたぎ18110もの大小の島で構成されている。人口は2億3000万人、世界第4位で、その大多数はイスラム教徒で、世界最大のイスラム教国である。イスラム教徒87%、プロテスタント6%、カトリック4%、ヒンドゥ教1%、仏教1%である。ジャワ島のガイドさんの家は、4人の家族なのにカトリック、プロテスタント、イスラム教と分かれてるそうです。人口の半分以上がジャワ島に集中している。多民族国家だが、公用語はインドネシア語である。  どこに行っても人であふれていて、笑い話のようだが、ホテルの入り口でのゲートは人が上げ下げしていて、理由は、機械化されると人間が働く場所がなくなる。ということでした。

エルニーニョ現象で、海面が上がり、侵食が進んだので、日本などが協力して、景観を再生するプロジェクトが行なわれている。また、夕日がすばらしく、夕暮れには、多くの観光客が訪れる。 この日は、遠くにスコールの雲があり、夕日は望めなかった。寺院前では、毎夜ケチャックダンスが踊られるそうです。

海蛇の巣の前で、御参りを終えて

バリ島最高峰のアグン山、3031m 「火の神が住む山」という意味です。

ウブドの王宮前デケチャックダンスの写真

直ぐ傍に、市場がある。15分間だけ、見てまわった。市場の前や上にも寺院がある。

ドラゴン凧

ガルーダは、インド神話の神鳥で、ヴィシュヌ神の乗り物である。ガルーダは、知識、勇気、力、忠誠、規律などの美徳を象徴している。バリでは「すべての空飛ぶ生き物の中の王」として崇拝されている。人間の体に鷹の頭・嘴・翼・爪を備えた神聖な生き物として描かれる。インドネシアの国章にもなっている。

もっと他にも世界遺産になるような棚田があるそうだが、ここは、規模も小さく、ヤシの木が生えているのが印象的でした。道のこちら側は、棚田を壊して、レストランなどを作っていて、残念でした。

朝一で、銀製品のお店による。庭の木にカトレアや胡蝶蘭などが、接木されている。

お嫁さんにもらったガムランボール
(バリの伝統楽器ガムランと同じ材料を使い、その音色をボールに封じ込めたお守り)

木彫り製品のお店でお買い物

夕日を見ながらケチャックダンスを見るということだったが、始まって10分くらいで、雨が降り出し、ものすごいスコールになった。1時間の予定が10分見ただけで、帰ることになった。雨なら中止と言われていたが、10分だけでも見ることが出来てよかった。  もともと、海から魔物が上がってこないようにと祈る儀式だった。1930年代ドイツ人の画家によって観光客の前でも演じられるようになった。「チャ、チャ、チャ」という掛け声、独特の合図やメロディが印象的でした。

このレストランのまわりだけでもこのように大小の寺院があり、供物が置かれていた。猫が供物を食べていた。寺院は青白のチェックの布を巻かれている。私達も寺院に入る時は、腰に布を巻いて入った。

アヒルのグリルの昼食。こちらでは、ご飯を円錐状に盛る。 インドネシア料理は、円錐形に盛ったご飯の周りをおかずで囲む。ジャワ人は神は山に住んでいると信じているので、トゥベン聖なる山(須弥山)を表す。トゥンベンとは、竹で編んだ円錐形の籠に米を入れ蒸したもの。焼き鳥のようなものは、サテといい肉をくしに刺して焼いたもの。香辛料をまぜたケッチャップマニスで食べる。

バロンとは、インドネシアのバリ島に伝わる獅子の姿の聖獣のこと。森の王とも呼ばれ、森の霊気の顕現であり、バリ・ヒンドゥーの善の側面を象徴している。悪の象徴である魔女ランダと対をなす。たとえ倒れても必ず復活し、ランダとの永劫の戦いを続けるとされる。このことから、バロンはあらゆる災害を防ぐ力をもつと信じられている。全身に輝く鏡の小片をつけた獅子の姿で表される。

トランス状態で体に剣を突き刺す

タナロット寺院

空港の増築工事

ウブドにある美術館で、著名な絵画コレクター・ネカ氏が建てた。中は6つに分かれていて、テーマごとに、インドネシア人画家、バリ島にゆかりの外国人画家の絵を展示している。また、この地区には沢山の美術館がある。

夕食は、日本料理店で、シーフードでした。

バロンダンス観賞

ウルワツ寺院

家の舞に置かれた供物

海の神が祀られている。16世紀にジャワから渡ってきた高僧ニラルタがこの地を訪れ、景観の美しさに「これぞ神が降臨するのにふさわしい場所」といい村人に寺院の建設を勧めた。干潮時には陸続きになり、歩いて渡ることが出来る。私達もあるいて渡った。洞窟には、寺院の守り神とされる「海蛇の巣」があり、その前で僧に聖水をかけてもらい、米を額につけられ、プルメリアの花を耳に飾ってもらった。信者は上の寺院までいけるが、そのほかの人は途中までしかいけない。

昼食の後ホテルで休憩ということで、ホテルに戻る。ビーチに出てみる。あまり人は出ていなかったが、数人がビーチで泳いでいた。ホテルに帰る途中従業員の宿舎のほうに迷い込んでしまった。寺院があり、竹にヤシの葉っぱで装飾したものがあるときはお祭りか結婚式と言っていたのを思い出した。竹の先端にはつぶした鶏が吊るされ、中では儀式が執り行なわれていた。

ホテル内の寺院

バロンダンスに出てくる魔女のランダ。「戦士と魔女の戦い」を描いている。

中庭で楽器を演奏

ホテルの割れ門。もともと寺院の出入り口として使われた門で、バリ・ヒンドゥー教の象徴である「ルア・ビネダ」を表している。世界は対極する二つ(善と悪、昼と夜、生と死など)が存在し、対極する二つがあるから世界が成り立っているという考え方を表している。今では、ホテル、街の入り口などいろいろな所に割れ門があります。  ガイドによると、インドネシアには、日本の「おはよう」とか「こんにちわ」に当たる挨拶がない。両手を合わせて、にっこりするにで、その手を合わせた形でもあるそうです。

j寺院の入り口にある、現地旅行社の社長の店でココナッツジュースを飲んだ。ココヤシの若い実で、中には、甘い水が入っている。皮の内部は、ゼリー状の膜があり、成熟するとこの膜が厚くなりこれを削り取って乾燥したものはコプラと呼ばれる。結構重いもので、1個1kgくらいありそうでした。

ガルーダ

ネカ美術館

スカワティ王国の子孫が住んでいるウブド王朝の宮殿跡。16世紀に建設された。

ウブドにある野生猿自然保護区である。約200頭の猿が暮らしている。

モンキーフォレスト

インドネシア料理の昼食。骨付きポークのグリルで、途中で「私が作りました。」とおじさんが出てきて、食べ方を教えてくれた。今、停電しているということで、生のジュースは出来ないし、トイレは真っ暗でした。

ライステラス(棚田)ウブド

インドネシア・バリ島バドゥン半島南西端の海岸沿いにある寺院で、海の霊が祀られている。11世紀に、僧ウンプ・クトゥランにより建立され、16世紀に高僧ダン・ヒャン・ニラレタにより増築された。寺院の入り口は、ガネーシャ像が脇を固めるアーチ状になっている。内部の小院は信者しか入れない。

オートバイに沢山の荷物をつけて走る。

これで、すべての日程が終わり、デンパサール空港近くの免税店のある中華料理屋さんで夕食をとり、お土産を買って、空港で、ガイドさんと別れた。帰りは成田直通便で、00:35出るまで、ガルーダ航空のラウンジで軽いスナックなどを食べながら休み、成田に、8時50分に着いた。暑いインドネシアから、雪が降ったという東京に着きました。

メリア バリ ビラ &スパリゾート

頭に籠を載せ、荷物を運ぶ女性。大きな石を運んでいる人もいた。 また、写真のような小さな寺院が街角にたくさんある。