衣掛の森

太宰府天満宮は、菅原道真公の御墓所の上に社殿を造営して、その神霊を奉祀する神社で、学問の神、誠心の神として世の崇敬を集めている。今は拝殿の修理を終え、前にある仮殿の取り壊しをしていて、拝殿の絵を書いた幕があり、拝殿は右から除くようになっていた。拝殿の前にあるのは「飛梅」である。

佐賀県多久市北多久町多久原に向かう。今出川の上流に岸川という集落がある。集落の北東高台の熊野権現境内にシイの木が立っている。集落を抜け長い石段を上り、左手に更に石段があり、スダジイはその上に立つ。5本の株立とあるが、合体木のようでもある。空洞もあり、狭い場所に立っているので、全体像が見えない。

大分駅前のホテルに泊まる。

天満宮本殿後方に6棟の摂社が並び、その背後に2本のクスノキが立っている。東側のクスノキは大きいが、西側の個体はそれほどでもない。2本まとめて指定されているのかどうかわからないようだ。

カツラへの山道

長田のイチョウ

樹高 25m
目通り幹囲 21m
樹齢 推定3000年以上
国指定天然記念物

次に行く場所をナビに入れたがナビが不調で出てこない。電波が悪いのかと場所を変えたり、やり方を変えたりしたが繋がらない。レンタカー店に電話をする。結局トヨタのナビのシステム障害だったようで、武雄駅前のホテルに代わりの車を持ってきてくれた。

樹高 20m
目通り幹囲 20m
樹齢 推定300年以上
国指定天然記念物

福岡 佐賀 大分

樹高 20m
目通り幹囲 11.9m
樹齢 300年以上

2026.5.23~25

大分県日田市中津江村栃野に向かう。大イチョウは、蜂の巣湖北岸を走る国道442号線から少し高台に上がった二又部落の神社に立っている。ナビで着いたところから木は見えず、あちこち探しまわる。森の際に看板らしきものを見つけるが、道がない。草むらに入り道なき道を看板に向かって進む。小さな社殿があり、そのそばに大きな銀杏が立っている。主幹と周りのひこばえも育っている。幹周8.4mは主幹のみのサイズではないか。また根元でスギと合体している。案内板には(二又知久には塚や塔が残っている。境内には応永5年(1410)建立の五輪塔が立っている。)

佐賀県武雄市若木町川古に向かう。昨日向かうはずだった川古のクスが立つ大楠公園に向かう。日子(ひのこ)神社は現在大楠公園として整備されその中央に大クスが立つ。平成元年の調査で全国第5位とされた木である。幹の根元には大きな空洞があり、現在は合成樹脂で覆われている。かってここに行基作と伝わる観音像があったが、明治の廃仏毀釈でお顔を削り取られ、周辺部が腐枯し、傍らの観音堂に安置されている。

社殿の左奥の「産湯の水」近くに立つクスノキが「衣掛の森」である。産湯を使う際にこの枝に衣を掛けたことがその名の由来。大きな根株から老いた太い幹が一本、若い木が数本立っている。

太宰府天満宮

佐賀県武雄市武雄町武雄に向かう。市街地の御船山の東麓に武雄神社が鎮座する。案内表示に従って鳥居をくぐり坂を下り、道を進み竹林を抜けると大きなクスノキが現れる。2,009年当時は根元まで行けたようだが、現在は保護柵があり、遠くから眺めるしかできない。根元の石段に立つと空洞にすっぽり人が入ってしまうほど大きい。写真で大きさを再現できないのが残念である。空洞の中は畳12畳ほどあるという。内部に天神様を祀る石祠が置かれているという。平成元年の調査で、全ての樹種中、全国6位の巨樹とされている。

富士山静岡空港から8時10分発のFDA143便で、福岡空港に向け飛び立った。無事に9時50分に福岡空港に着き、空港前のニッポンレンタカーで車を借り巨木の旅に出発した。

福岡県大宰府市宰府にある太宰府天満宮に向かう。社務所と誠心館の間に大クスが聳えている。立て看板には樹齢1000年とも1300年とも言われているとあったが、そんなにたってはいないようだが、立派な大クスである。

分県宇佐市院内町斎藤を通りかかった時「藤群神社」があり、境内には2本のスギが立っている。2本の大スギが眼に入って車を止めた。

樹高 28m
目通り幹囲 8.4m
樹齢 推定600年
日田市指定天然記念物

3日目

武雄の大楠

熊野権現のスダジイ

下合瀬(しもおうせ)の大カツラ

このチシャノキは、若葉の味がチシャに似ていることからという説がある。天満宮の西隅にひっそりと建っている。普通種より幅広な葉をつける変種をヒロハチシャノキという。落雷で主幹を失いベルトをまかれ、支柱に支えられているが、全国のチシャノキのなかで一番の巨樹である。青々とした葉をつけてまだ元気である。

宇美神社

大分県中津市耶馬渓町中畑に向かう。檜原山の東600mのところに正平寺がある。津民川沿いに走る県道2号の檜原山入り口バス停近くから寺の下まで舗装路が続いている。カツラへの山道の起点は正平寺の駐車場。
多少のアップダウンはあるがほぼ水平の山道を進む。10分程とあったが、20分弱かかった。ふいにカツラの木が現れる。カツラは水のあるところに生えるので、大小の岩がゴロゴロする枯れ沢に立っている。二本の大枝が倒れて朽ちていた。2010年の写真には写っていないのでその後倒れたのだろう。周囲をぐるっと回って眺めた。

福岡県糟屋郡宇美字宇美にある宇美神社に向かう。宇美神社は応神天皇の生誕地とされる。記紀神話では、応神天皇は仲哀天皇と神功皇后の子とされ、201年に生まれ、310年に没したとされている。応神天皇の諱(いみな)は誉田別尊(ほむたわけのみこと)、八幡神社の祭神でもある。

大分県宇佐市院内町西椎屋に向かう。国道387号線西椎屋高架橋の東口付近から西椎屋に至る道がある。狭い集落を抜けて神社前に出る。大正14年7月8日の雷雨が、南側に立つ幹を直撃し、幹は倒壊してしまった。気根もいくつかぶら下がっている。イチョウの立つ西椎屋は棚田と集落の景観がぺルーのマチュピチュに似ていることから「宇佐のマチュピチュ」と呼ばれている。

西椎屋大イチョウ

佐賀県佐賀市富士町下合瀬に向かう。嘉瀬川上流に北山ダムがある。そのダム湖に注ぐ初瀬川の流入付近にこの大カツラが立っている。道沿いに「大カツラ」の看板があり、細い道を入っていくとカツラの木が現れた。千本カツラで、中央部に立つ幹が無く、既に枯れてしまったカツラの蘖(ひこばえ)が育ったもの。幹囲30cm以上のものが31本、その中にモッコクとカヤが各1本入り込んでいるというが良く分からない。大きすぎて全体像を写すことができなかった。

社殿に向かって右手にクスノキが立つ。大きな樹冠を天蓋に見立てて「湯葢」の名が付いた。大きく枝を広げ、まさしく森の様だ。

樹高 15m
目通り幹囲 6.5m
樹齢 推定300年以上
国指定天然記念物

2日目

樹高 22m/27m
目通り幹囲 6m/5.4m
樹齢 推定400年

福岡県みやま市瀬高町長田に向かう。途中の佐賀平野は小麦畑が続き、麦秋でムギの穂が黄金色に染まっていた。このイチョウが立つのは老松神社の境内である。イチョウは7大幹からなる株立ちで、大きく枝を伸ばし丸く大きな樹冠を戴いている。案内板によると約400年前、ここに老松神社が建立された時に植えられたイチョウだと考えられている。また「乳銀杏」と呼ばれていると書かれていたが、乳根が見当たらない。削られてしまったのでしょうか。

公園内に「為朝館」がある。為朝は源為義の子で、暴れん坊のため九州に追放される。九州でも暴れまわり、鎮西八郎と名乗った。

長崎県諫早市小長井町川内に向かう。オガタマノキの名は「招霊(おぎたま)」から転じたとされる。神社に植えられることが多いが、もともと日本の自生種で、モクレン科に属し西日本各地に分布する。天然記念物指定当時の説明が掲示されているが、「約50年前に地上5m位のところで伐採し、その後20年前に伐採したところ、住宅1戸分の材木があったという。」上から見ると、幹の中央部分に欠けたように見えるところがある。

樹高 35m
目通り幹囲 14.8m
樹齢 100~199年
国指定天然記念物

樹高 20m
目通り幹囲 15.7m
樹齢 推定300年以上
国指定天然記念物

太宰府天満宮の夫婦楠

樹高 33m
目通り幹囲 12.5m
樹齢 300年以上
国指定天然記念物

樹高 13m
目通り幹囲 9.8m
樹齢 300年以上
国指定天然記念物

太宰府天満宮のチシャノキ

樹高 27m
目通り幹囲 11.1m
樹齢 推定1200年
大分県指定天然記念物

天神の森のクスノキ

檜原山の千本カツラ

樹高 30m
目通り幹囲 10.6m
樹齢 推定1300年
宇佐市指定天然記念物

藤群神社の二本スギ

樹高 25m
目通り幹囲 11.9m
樹齢 推定400年
福岡県指定天然記念物

二又神社のイチョウ

樹高 20m
目通り幹囲 9.1m
樹齢 1000年以上
国指定天然記念物

川古のクス

小長井のオガタマノキ

樹高 30m
目通り幹囲 20m
樹齢 3000年
武雄市指定天然記念物

湯葢の森

15時30分で全て終わり、福岡空港に向かう。レンタカー店で車を返し、空港に向かう。18時50分発のFDA146便で静岡空港に20時20分に着いた。