2022.4.10.
仮宿の下馬ザクラ
TVで満開になったというニュースを見て、富士宮市仮宿にある「仮宿の下馬ザクラ」に出かけた。以前にも行ったことがあるが、その時は人であふれていた。
富士市岩本字辻畑の八面神社の向かう。岩本山の南東麓に曹洞宗永源寺があり、その門前に八面神社がある。岩本山公園に入り、公園事務所の人に道を聞く。教えてくれたが教えてくれた通りに行けず、諦めかけた時に、永源寺を見つけた。永源寺の斜め向かいの神社の境内にクスノキが立っている。拝殿の後方の道路のすぐ近くの狭いところに立っている。随分切り詰められて、奇妙な樹形になっている。
建久4年(1193)源頼朝が富士の牧狩りを行った際にkの場所に立ち寄ったという伝承から「仮宿の下馬ザクラ」と呼ばれる。このサクラに馬を繋ぎとめたという伝承から「駒止めの桜」という別名もある。かっては目通り幹囲が8,48mあり、枝張りは東西21.81m、南北16.33mあったといわれているが、その後の台風などの影響で弱り、樹勢が衰えている。樹齢800年を超え、国指定天然記念物になっている。
神谷神明宮のムクノキ
八面神社のクスノキ
富士宮市星山にある倭文神社に向かう。以前来たことのある「星山第六天のスダジイ」から星山放水路を挟んで対岸にあるという。通りかかった軽トラの人に聞き、近くに行って住宅の前にいた夫人に聞いた。段丘上に星山部落の家が並び、坂を上っていくと、曹洞宗大悟寺があり、その北側に倭文神社が鎮座している。御神木のスギは拝殿の手前にあるというが、2009年の写真では地上15mほど高さで切られている。とあったが、現在は根元から切られ、青いシートが掛けられ、拝殿の前には切株が置かれていた。頂部が枯れてきたのを契機に売却の話が持ち上がったが、御神木を残したい人々は反対したという。でもその後切られ、売却されたのだろうか。
井出家の敷地内にあり、今日は市指定文化財の「高麗門と長屋門」が公開されていた。
富士市神谷の神谷神明宮のムクノキに向かう。東名高速の住場にあるというが、見つけられず、道を聞いて、行きつけた。ムクノキは拝殿の後方に立っている。拝殿の後方にムクノキがあったが、切られてしまったようで、写真で見た位置には立っていなかった。
樹高 25m
目通り幹囲 5.6m
樹齢 300年以上
樹高 30m
目通り幹囲 5.9m
樹高 300年以上
倭文神社(しどり)のスギ