藤枝宿の常夜燈
藤枝再発見 健康ウオーキング

H.27.10.25

東海道の裏の道を歩き、東海道に戻る道筋にある妙法寺境内脇に庚申塔など一緒に常夜燈が設置されている。もともとは別々の角にあったが、40年ほど前にこの場所に移された。

12:30、受付で「完歩証明書」を貰い、おそばを食べて、家に帰った。藤枝再発見の一日だった。

白子秋葉三尺坊大権現、藤枝の秋は信仰は、慶長8年に初代田中藩主酒井忠利が、藤枝市瀬古の観音寺に秋葉山三尺坊大権現を勧請したことから始まった。江戸時代後期から明治初期にかけて藤枝宿で秋葉講が生まれ、常夜燈の建立や参拝がなされた。白子の白子会館隣にある秋葉山三尺坊大権現本殿は、昭和26年に混流された。天狗祭りは、一度途絶えていたが、平成4年に復活した。

藤枝健康ウオークに参加した。その日の朝刊に「藤枝宿の常夜燈巡り」のチラシが載っていたので、家から歩いて蓮花寺池まで、歩いた。

小坂(月見里神社境内)やまなしと読む神社の境内の大国神社手前の杉の横に常夜燈がある。 神社では昨日例祭があったということで、氏子の人々が片づけをしていた。いつもは閉まっている、拝殿の中にも入れてもらい、お参りができた。境内には樹齢300年以上の楠もある。

田中城本丸櫓に登り下屋敷庭園址を眺める。庭園には、長楽寺村郷蔵や茶室、中元部屋などが復元されている。菊の鳥や宝船などが飾られていて、花はまだ満開ではなかったが、秋が感じられた。藤枝に30年以上住んでいるがここを訪れたのは初めてで、ウオーキングに参加してよかった。

山頂にある古墳群

鬼岩寺の横にある石の階段を上り、蓮花寺池の山の上に出る。久しぶりに石段を上ったが結構きつかった。

前回、見つけられなかった常夜燈を探してきました。

本市部、白子の秋葉三尺坊から少し先を右折すると、住宅の一角に建っている。彫刻が見事です。

三日月堀跡(正式には、馬出曲輪といい、甲州流築城法のひとつである。馬出曲輪とは、城門の外側に、三日月型の堀とその背後に土塁を設けて、敵が城内へ侵入するのを防ぐための備えである。)

(江戸時代、火事は庶民の大敵でした。特に街道沿いに住む庶民は、火事を恐れ「火伏の神様」として、秋葉三尺坊大権現、火之迦具土神(ほのかぐつちのかみ)を祀った。そして秋葉山への参道として「秋葉街道、秋葉路」が全国にでき、その参道を照らす秋葉山常夜燈が街道沿いにできてきた。また、地域の人々が火伏の神への信仰や地域内の安全を願って建てられたものもあります。)

大手二之門跡(戦国時代、甲斐の武田家によって三重の堀、三日月堀(馬出し曲輪)を持つ田中城の原型が築かれ、江戸時代の初めに、城主・酒井忠利の拡張工事によって、四重の堀に囲まれた田中城が完成した。二之堀は本丸から二重目の堀で、付近は、大手二之門の入り口に当たり、堀を渡るために大手二之橋が架けられていた。その北西部にはかって三日月堀があった。)

上伝馬(神明神社)街道の拡幅時に移設されたもので、稲荷神社の脇の明治天皇藤枝行在所の後ろに建っている。 写真では火袋に格子がはまっているが、今は壊れたのか、コンクリートに変わっていた。この常夜燈も存在を知らなかった。

下横町(後藤歯科医院横小路角)入母屋屋根で、基礎の部分は石造り、あとは木造で、道に面した外側には丸電球がついている。立派な灯篭です。
 以前にはここに、「天久」という鰻屋さんがあったが、店主が病気でやめてしまった。美味しい店だったので残念でした。

通りに面したところにある常夜燈は、時々目にしていたが、奥まったところにあるものは今回初めて目にしました。後世に残したいものです。

所々にある「藤枝再発見 健康ウオーク」の看板

郡(マム藤枝店北側分岐点小路奥)基礎部分は石造り、上部は木造の高灯籠である。昔は隣に火の見櫓があった。瓦に「秋」の文字が刻まれている。

大手(源昌寺前小路)空き地に簡単な木造形式で建てられている。現在は常夜燈ではなく、神棚があり、秋葉神社が祀られている。

寄り道をしていたので、蓮花寺池公園には9:23に着いて、受付をして、歩き始めた。田中城下屋敷址まで行き蓮花寺池公園に戻って来る8kmのコースです。今日は、お天気も良く、「さわやかウオーキング 藤枝のスイーツ巡り」の人達とすれ違った。

大手と郡にもあるが、今日は見つけられなかったり、遠かったりしたので、また時間を見つけていきたいと思います。、

六間川に沿って戻り、飽波神社に出る。七五三の家族に出会った。

千歳・吹屋町(若一王寺神社小路市口角)服部歯科の前にある。この小路は旧東海道から蓮花寺池公園への抜け道になっている。常夜灯には「吹屋町」と記されている。

田中城本丸跡(現在西益津小学校)

田中城跡の石碑

栄・河原町(出雲教藤枝分院内)昔の地図では、東海道沿いに設置されていた。今は、清水銀行藤枝支店のわき道に入っていくと、左手にある。いつも川沿いから入ってお参りしていたので、ここに常夜燈があるのは知らなかった。

下伝馬(下伝馬会館入口・交番隣)奥には大黒天がある。大型の石灯籠で、火袋の窓には、「秋葉山」の文字が抜き文字になっている。屋根にはコケや草が生えていた。

長楽寺(蓮生寺門前横)街道筋では最も大きく、階段もついている。長楽寺では、幕末から明治初期に毎年秋葉寺に初穂料を納めた記録が残っている。お寺は、街道の向かい側にあるので、この常夜燈は蓮生寺さんのものと思っていた。

上伝馬・辻(木町)(西光寺門前入口角) 昔は、街道沿いに高札場と常夜燈があった。木町の常夜燈という説もある。この道の奥には、連子格子の昔ながらの家が残っています。

城内連と刻まれた常夜燈