社殿の裏手に大ケヤキが立っている。四方に根を伸ばし、どこか幹なのか判然としない。周囲のスギの社叢の中で堂々としている。
中芦川白髭神社のケヤキ
樹高 32m
目通り幹囲 6.1m
樹齢 300年以上
芦川町指定天然記念物
樹高 18m
目通り幹囲 6.9m
樹齢 伝承700年
八代町指定天然記念物
2022.9.11
小黒坂のケヤキを場所を聞いた方が、俳句の山蘆があるという話をしていた。ブドウ農家の方だったようで、収穫したばかりのぶどうをいただいた。
小黒坂を右折して看板どおりに進むと「山蘆」があった。境川の名主の家に生まれた飯田蛇笏(だこつ)は俳句で頭角を現し、生涯を境川で過ごす。その4男である、龍太も家を継ぎ、俳壇に伝統派の旗手として頭角を現す。主屋は江戸時代後期の建築で、茅葺であったが、明治期に瓦葺に、平成10年に合板に吹き替えられた。庭内の赤松は樹齢400年と推定される。屋敷の向こうにケヤキが聳えている。
保育園の奥には身延町指定天然記念物の枝垂れ桜が立っている。花が咲いていないので、すごさが分からない。
山梨県南巨摩郡身延町大野にある本遠寺に向かう。富士川右岸、大野山の東麓に、日蓮宗の名刹・本遠寺がある。境内の案内板によると、慶安3年(1650)の創立。開山は身延山22世を引退した心性院日遠、開祖は徳川家康の側室・お万の方。紀州家、水戸家の寄進による伽藍のうち、本堂と鐘楼が現存し、国指定重要文化財。本堂は平成の大改修の際に、それまでの瓦葺から創建当時の檜皮葺屋根に復元された。クスノキは本堂の斜め向かいに立っている。主幹を途中から失っているが、どっしりとした樹形である。山梨県内では最大のクスノキである。
笛吹市芦川町中芦川にある白髭神社に向かう。旧芦川村役場の裏手に白髭神社がある。車で行けるようだが、川の向こう側の駐車場に車を止めて、役場の横の石段を上り、急で細い道を上がっていくと白髭神社がある。上から大きな車が下りて来て、坂道をのろのろ下って行った。
笛吹市芦川町上芦川にある上芦川諏訪神社に向かう。芦川右岸斜面の等高線上に沿って長く伸びる上芦川集落の西端に諏訪神社がある。境内の平面を取り囲むようにケヤキの巨木が立っている。鳥居は県道36号線のヘアピンカーブから集落に入る細い道を進むとある。その手前に一番大きなケヤキが立つ。
笛吹市八代町南字長崎にある荒神堂に向かう。旧八代町役場の西500m、県道から南に入った農地の一角に小さな広場があり、そこにケヤキが立っている。見当をつけて、県道を曲がり、進むと、ケヤキがあらわれた。遊具やベンチがあり、広場の周囲には、石尊山、お明神さん、六地蔵、道祖神、おしゃぶさんがある。
荒神堂のケヤキ
屋敷の後には竹林が広がり、ケヤキが立っている。文献に少し離れた所に目通り幹囲5m級のケヤキがあると書かれていたが、この木であろう。 隣に立つ「俳諧堂」を守っている息子さんの案内で見ることができた。来週この屋敷と俳諧堂の公開があるそうです。
山蘆のケヤキ
樹高 25m(現在はないと思う)
目通り幹囲 6.6m
樹齢 推定300年以上
本堂の左側の石段を上がると「お万の方」の墓所がある。立派な宝篋印塔が立っている。
本遠寺のクス、枝垂れ桜
上芦川諏訪神社のケヤキ
小黒坂のケヤキ
山梨県笛吹市境川町小黒坂に向かう。小黒坂集落の中心付近、集落を横断する道に面した屋敷の中にケヤキが立っている。写真では上の方に枝が伸びていたが、現在はすっかり切られ、幹から小枝が出ているという姿になっていた。呼び鈴を鳴らしたが、お留守のようで、勝手に中に入らせていただいた。四方に根を伸ばし、立派な姿だが、上の方も切られ、枝もないので寂しい姿になっている。
樹高 17m
目通り幹囲 5.5m
樹齢推定 330年
樹高 25m
目通り幹囲 5.3m
樹齢 推定300年以上
鳥居の左にスギとヒノキの合体木がある。
主幹は失われ、裂け、くねり、一部は腐朽しているが、若枝を伸ばして、まだまだ元気なようだ。