2021.5.15
藤枝・岡部ICから新東名に入り、御殿場ICででた。山梨県笛吹市上黒駒に向かう。新東名御殿場ICができて、東富士五湖道路と4月に繋がったが、ナビが更新されていないので、間違えて新東名御殿IC方向へ走ってしまった。間違えに気づいて途中の事務所に行き、地図をもらって(間違える人が多くいるようで)方向を修正し、東富士五湖道路に入り、富士吉田ICで出てる。河口湖大橋、御坂みちを通って、上黒駒地区に入る。
笛吹市八代町武居に向かう。人に聞いてやっとたどり着いたが、リニアの展望台の向かいにあった。
「坂を登れば見える。」と言われたが今はサクラの古木の葉が茂って見えなくなっている。地図には「花鳥ノ杉」と書かれている。「日本武尊の伝説と古戦場跡 花鳥山」史跡になっている。花鳥山には縄文遺跡である「花鳥山遺跡」があり、大杉は遺跡近くの斜面の端に立っているとあったが、ここは浅間神社の境内で、鳥居もあった。
樹高 31m
目通り幹囲 7.0m
樹齢 300年以上
笛吹市指定天然記念物
林道を4kmほど登ると檜峰神社が現れる。駐車場には登山者の車が数台あり、すでに登ってきたという夫婦が休んでいた。 大スギは本殿の左側の石段を登ったところに境内を睥睨するように立っている。幹は単幹である。 檜峰神社は明治初めに「ブッポウソウ」と鳴く鳥が「コノハズク」であると確認された地としても知られている。
本殿は檜皮葺で、室町時代のもので、国指定重要文化財になっている。正面の蟇股彫刻は複雑な花模様で、側面の蟇股は兜と紅葉を配した彫刻を入れたものである。
鶯宿には、昔は茅葺だったと思われる古民家がまだ多数残っている。
1本は幹が途中で折れ、焦げた跡もあり、落雷によるものかもしれない。
スギは一本杉と言われているが、2本の融合木と思われる。大杉から甲府盆地が良く見え、天気が良ければ南アルプス、八ヶ岳、鳳凰三山が見えるが、今日は曇っていて見られなかった。
本殿の右奥にある夫婦杉は山宮神社の御神木で、二本の幹合着しているため夫婦杉と言われる。樹勢は旺盛で、四方に枝を広げている。やっと会えたスギである。
御神木の欅が社殿の右奥に立っている。
桃の摘果をしていた婦人に丁寧に教えてもらい、地図も書いてくれた。その通りに走ると、神社に向かう林道に出た。害獣除けのゲートを自分で開けてしばらく走ると、神社の鳥居が現れ、両側のヒノキの参道には「神社並木」と書かれた木札が立っている。
釣り人は数人いたが土地の人ではないので、神社を知らない。一軒の家を訪ね道を聞いた。すぐそこといわれバス停の先を覗くと鳥居もなく石段が見え、右側にケヤキが立っている。 ケヤキは参道石段の途中に立っているが、石段が波打っているのは、根が持ち上げてしまったためである。
花鳥山(はなとり)の一本杉
浅間神社摂社山宮神社の夫婦杉
笛吹市一宮町一ノ宮にある山宮神社に向かう。以前訪れたが、場所が分からず、日が暮れて諦めた神社である。詳細を聞こうと一ノ宮支所に寄ったがしまっていた。八代支所でもらった簡単な地図に出ている近くの醸造所をナビに入れて、車を走らせる。途中、桃の摘果をしている家族に道を聞く。丁寧に地図を書いてくれた。近くまで行き、またまた桃畑の婦人に聞くとその道を右に入る細い道がありその道を行くとあると教えてもらった。
細い道を行くと浅間神社の鳥居があり、その先に害獣除けのフェンスがあり、自分で開けて中に入ったがすぐ参道が現れる。右の方に行くと車が走れそうだったが、ここに車を置いて、300m程歩くと神社が現れた。
鶯宿諏訪神社のケヤキ
笛吹市芦川町鶯宿(おうしゅく)に向かう。芦川の谷に沿って長く延びる鶯宿の街並みの中ほどに諏訪神社がある。
根元から最頂部に至るまで、幹には空洞が走り、内部が焦げて腐っている。空洞からは新しい幹が伸びている。
樹高 17m
目通り幹囲 7.5m
樹齢 推定300年以上
樹高 37m
目通り幹囲 5.2m 5.6m
樹齢 300年以上
笛吹市指定天然記念物
ここは大栃山や釈迦が岳の登山口になっている。
檜峰神社の大スギ
樹高 40m
目通り幹囲 8.3m
樹齢 300年以上
御坂町、八代町指定天然記念物
枝が複雑に絡み合っている。
帰りは河口湖、鳴沢村、南部町を通り、新清水ICから新東名に入り、家に着いたのは午後9時を過ぎていた。今日も沢山の方に道を教えてもらい、念願だった山宮にも行くことができて良かったです。
大栃山、釈迦が岳登山口
ひとりしずか
薬王水