2022.7.18
北杜市須玉町若神子新町町に向かう。若神子新町集落の細い道を東に向かって突き当りに神明社がある。参道入り口の鳥居の右にモミの木が立つ。神明社の御神木である。裏にまわると、治療が施されていて、キツツキが開けたような穴がいくつも開いている。立派なモミの木である。
北杜市白州町横手字本村に向かう。県道614号沿いの西村集落から細い道を東には入り、神社の横を通り、800mほど進むと、道路わきにエドヒガンの巨木が立つ。案内板によると、昔、この近くを旧道が通り、関所があったことから名付けられたという。地上2mほどで、5本に分かれ、大きく枝を伸ばしている。今は葉が茂っているが、花の時期に見たいものである。
関のサクラ
北杜市白州町横手にある本良院に向かう。場所が分からなくて、スマホの位置情報によると、車を止めた田圃の向こうにあるはずとあぜ道を歩く。草刈りをしていた方に聞くと、「そこだよ。」とこんもりした所を指さし、案内してくれた。無住の寺で、今日は娘さんが帰ってきているようだが、留守だった。立派な看板もあり、支柱に支えられたツゲの木が立っている。案内板によると(モチノキ科のイヌツゲで、ツゲ科のツゲとは別種である。イヌツゲとしては巨木である。)
山高神代ザクラ
福性院五社権現のスギ
山梨県北杜市明野町小笠原に向かう。国道141号線にある道の駅{にらさき」から見て、塩川の対岸、北東800m程の地点に、福性院がある。その境内の入り口に五社大権現の参道があり、苔むした石段を上ると、両側にイチョウの木が立ち、社殿の右側にスギが立つ。空洞の中に掃除用の箒が立てかけられていた。スギは上の方で2幹に分かれ、2本の融合体のようでもあり、そうでないのかもしれない。
北杜市横手にある横手巨麻神社に向かう。境内にはサワラが立つ。サワラはヒノキ科の常緑高木で、この木は真っすぐに天に伸びている。
北杜市白州町白須に向かう。民家の裏庭にエドヒガンのサクラが立つ。看板を見て、呼び鈴を押したが、留守のようなので、裏庭に入らせていただく。台風により、樹高8.5nから折れて、樹形を損ね、空洞となった。横から1本の枝が伸びているだけとなっている。修復したとみられるところも無残な姿を晒して、かわいそうなことになっている。
樹高 18m
目通り幹囲 4.7m
樹齢 300年以上
山梨県指定天然記念物
北杜市高根町下黒沢にある下黒沢のコウヤマキに向かう。原山神社の西150mの民家の庭に立つ。以前にも訪れたことがあるが、近くに来たのでまた寄ってみた。
下黒沢のコウヤマキ
下黒沢のサクラ
ツゲは成長が遅く、材質が固いが、イヌツゲは成長が早く、庭木として植えられる。
北杜市武川町山高にある實相寺に向かう。伝説では、日本武尊が東征の際に植えたとされる「山高神代サクラ」がある。サクラの時期に見たことはあるが、再び訪れた。主幹をはじめ、頭頂部を失い、支柱に支えられ、樹木というより、岩塊のようである。、
先ほど、道を尋ねたおじさんが、「オオムラサキがいるから。」と呼びに来てくれた。神社の隣の民家の納屋のバケツに止まっていた。羽根を閉じているときは灰色の羽根だが、羽根を広げると、紫の模様がきれいだ。成虫は6~7月に発生し、クヌギ、コナラ、クワ等の樹液に集まる。飛翔能力が高く、鳥のように羽ばたいて、雄大に飛ぶ。幼虫の食樹はエノキやエゾノキで、夏から秋にかけてエノキの葉を食べて成長する。1956年に国蝶に選ばれた。
若神子新町のモミ、オオムラサキ
家の庭の鹿の子ユリ
白州殿町のサクラ
樹高 40m
目通り幹囲 2.9m
樹齢 約200年
北杜市指定天然記念物
樹高 7.5m
目通り幹囲 2,25m
山梨県指定天然記念物
本良院の大ツゲ
樹高 13m
目通り幹囲 10.6m
樹齢 伝承2500年
国指定天然記念物
エドヒガン
樹高 33m
目通り幹囲 5.5m
樹齢 200~300年
山梨県指定天然記念物
旧明野村はヒマワリ畑で有名。
樹高 30m
目通り幹囲 5.4m
樹齢 300年以上
樹高 15m
目通り幹囲 5.3m
樹齢 100~199年
白州町指定天然記念物
横手巨麻神社のサワラ