湯島の大杉 京ヶ島の夫婦杉

2020.7.19

ヤマユリ

幹周を完全に測ることはできない。根元の周囲は西側で全体の半分以上測れ、9mなので、本来なら根元周囲は16mほどである。目通り幹囲は西側で7mだけ実測し、東側ではそれより上方で測りそれを合わせると10.6mある。

新東名から中部横断道に入り、南部ICで出る。国道52号を走り、身延町上沢でで早川町方面に入り、県道37号を走る。「初鹿島の大アラカシ」の看板が左にある。初鹿島の集落の東、県道上の北西斜面に立っている。幹回りは3.5m、樹高は3.55mで昭和51年12月に早川町天然記念物に指定されたが、台風による幹折れで指定が解除された。斜面を登ってみたが、急坂で危ないのであきらめた。個人所有だそうです。

クガイソウ

奈良田の里温泉にはいる。奈良田湖を一望できる源泉かけ流しの総ヒノキ風呂で、ツルツルしっとりの美人の湯である。泉質はナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉である。食j処「こんぼうず」で「ほうとう」をいただいた。

下湯島の山王神社境内に大杉がある。幹が太くなったため、東側は5m下の崖下まで伸びている。南側は大岩塊に接している。約1300年前、孝謙天皇の時代に、里人が紀州熊野から杉苗を持ち帰り、神社の境内に2本植えた。男杉、女杉と呼んでいた。女杉のほうは100年ほど前に樹下に野宿した旅人の失火により枯死した。

湯島の大杉

更に県道を走り、早川を渡って、草塩温泉の狭い道を行くと八幡日吉神社の前の広場に「京ヶ島の夫婦杉」が二本聳えている。

地上0.4mの幹周 10.79m
樹高44.5m

京ヶ島の夫婦杉

集落のプールで子供達がいかだに乗ったり、飛び込んだりして遊んでいた。「水が冷たい。」と騒いでいた。

さらに県道37号線を進むと、明川トンネルの先に「琴路の碑」があり、対岸に「琴路の滝」がある。(奈良田の青年・吾平と保村の娘・琴路の悲恋を悼んで琴路の滝と命名。両村の許されぬ掟に、滝の前の淵に身を投げた。)

樹齢は案内板によると800年とあるが約300年と思われる。5mほど間をあけて参道脇に立っている。樹勢は盛んでまだ成長途中である。

女杉
目通り幹回り 6.77m
樹高40.5m

男杉
目通り幹回り 7.23m
樹高 38.5m