恵那市 中津川市

2022.11.6

中津川市中津川川上(かおれ)にある恵那神社に向かう。中央アルプスの一番南に恵那山がある。天照大神誕生の折、胞衣(えな)を納めた山とされる。元来は恵那山頂にあったが、元和6年(1620)西麓の川上に前社が建立され、それが恵那神社である。夫婦杉は石段を上り切った、拝殿の前に立っている。左の夫杉の方が婦杉より一回り太いが、背丈はそろっている。

萩原の大栃

岐阜県恵那市上矢作町萩原に向かう。上村川右岸、国保矢作病院の北から飯田洞川の谷に入る。谷沿いを約3.5km程北上すると、阿岳本谷の入り口付近に大トチが立っている。土地の方に場所を聞くがいずれも「そこを行くと見える。」とか「すぐそこ」とかいうばかりで、要領を得ない。目印のない場所を教えるのは難しいということ分かった。入り口付近をゆっくり走ると、左の上の方に何か看板が見える。車を止めて、左の坂を上がっていくと、斜面に大トチが聳えていた。主幹は失われ、やや下方に傾いているが、失われた大枝の痕や、古い痕跡らしい瘤のある異様な姿をしている。前には石仏、石塔が立っている。個人所有ということだが、前には水路が作られ、きれいな水が流れていた。

岐阜県中津川市阿木にある長楽寺に向かう。境内の端、石段の上にイチョウが立つ。紅葉真っ盛りで、黄色の葉をつけた枝が四方に伸びている。地上2.5m程で4幹に分かれ、樹幹を広げている。イチョウの傍には石仏、石塔が並んでいる。銀杏が落ちていないので雄株と分かる。2003年撮影の写真には前にベンチが置かれていたが、今は取り払われて、看板も変わっている。

樹高 28m
目通り幹囲 7.5m
樹齢 伝承1000年
恵那市指定天然記念物

夫杉
樹高 46m
目通り幹囲 6.8m
樹齢 600年~800年
岐阜県指定天然記念物

飯沼神明神社の大杉

中津川市飯沼宮ノ根にある飯沼神明神社に向かう。明智鉄道飯沼駅の南東500m程の位置に神明神社が鎮座する。境内には子安寺があり、神明神社は石段を上がった山の中腹辺りにある。参道石段を上がると、石鳥居の右にスギが立つ。もう1本は子安寺近くにあり、根に向かって急に太くなっている。幹の内部には焦げた様な跡も見られる。

樹高 24m
目通り幹囲 6.3m
樹齢 800年
恵那市指定天然記念物

長楽寺のイチョウ

婦杉
樹高 46m
目通り幹囲 5.3m
樹齢 600年~800年
県指定天然記念物

恵那神社の夫婦杉

樹高、樹齢も不明で、目通り幹囲が7.0mと7.5mになっている。