海老名市国分南にある大ケヤキに向かう。小田急海老名駅の東700mほどの位置に立っている。国分寺跡の近くにある。案内板によると、このケヤキは船繋ぎ用の杭として打たれたものが根付いたと伝えられる。主幹は失われ、内部に大きな空洞ができている。周囲を竹割を並べたものに囲われているため、どのくらいの空洞か分からない。枯れた枝が2本の角のように見える。

2022.6.5

海老名市 厚木市

秦野市鶴巻南に向かう。小田急鶴巻温泉駅の南300mの信号を左に入ると、鶴巻幼稚園入り口の小さな公園に大ケヤキが立っている。幹の表面は複雑にうねり、直径1.5m程の平たい瘤が目につく。樹高は30mあったようだが、大枝を何本も失っている。

鶴巻の大ケヤキ

樹高 16m
目通り幹囲 8.5m
樹齢 350年
県指定天然記念物

なんじゃもんじゃ そびえる ろ庵跡

有馬のハル二レ

神奈川県海老名市本郷に向かう。国道129、県道22、県道406を北上し、本郷の左道路沿いの空き地の一角のにある小さな広場にハルニレが立っている。この一帯はかって有馬と呼ばれ、徳川の御殿医・半井ろ庵がこの地に下屋敷を構え、朝鮮から持ち帰った2本の木を門前に植えた。名前が分からなかったので、「なんじゃもんじゃ」と呼ばれていた。ハルニレは北国の山地に多く見られる。この木は日本一のハルニレである。

木市旭町にある熊野神社に向かう。小田急本厚木駅の南東500m、県道601号に面した狭い参道を入ったところにある。イチョウは社殿の右横に立っている。案内板によると、古くはこの辺りは鬱蒼とした森で、渡辺崋山の「厚木六勝図」のうち、「熊林暁鵜」は天保2年(1831)に当地を訪れた崋山が熊野神社の森を描いた作品だとされている。今は住宅街の一角で、境内も小さい。

「古銀杏 傾き芽吹く 中野八幡

海老名の大ケヤキ

樹高 10m
目通り幹囲 7.8m
樹齢 300年以上

神奈川県厚木市にある中野八幡宮に向かう。JR相模線社家の南南西600mほどにあり、境内には大イチョウが立っている。今は、葉が出て立派に見えるが、葉がない写真は幹が殆ど失われて、傾いている。

厚木市上依知清野にある依知(えち)神社に向かう。旧国道129号線沿いに2本の銀杏が立つ。かって依知神社は広大な境内だったが、国道建設に伴い境内は道路によって分断され、国道の歩道に隣接するようになってしまった。

厚木市上荻野にある荻野神社に向かう。荻野神社は、もと上荻野村、中荻野村、下荻野村の3社の総鎮守で、旧称を石神大明神と称したが、明治3年に荻野神社とした。銀杏は御神木で、社殿の左後方に立っている。主幹は地上13mで失われているが、樹勢は良く、ひこばえが多数密生する。雄株で、高い枝には気根がいくつも生育している。

妻田のクスノキ

樹高 30m
目通り幹囲 6.2m
樹齢 推定600年
厚木市指定天然記念物指定

樹高 20m
目通り幹囲 7.2m
樹齢 推定300年以上
県指定天然記念物

傍に「国分寺」があり、境内には国指定重要文化財の梵鐘がある。
瑠璃光の 如来あらたか 薬師堂

地上6mで2幹に分かれるが、一方の幹は切断されている。幹の根元に大きな空洞があり、中には大勢が入れるという。道路側の幹は上のほうまで養生の竹で覆われている。

樹高 30m
目通り周囲 10m
樹齢 推定600年

「渡辺崋山 熊林の暁鵜」碑

熊野神社のイチョウ

依知神社のイチョウ

荻野神社のイチョウ

保存指定樹木 夫婦の木・シラカシ 

保存指定樹木 ケヤキ

厚木市妻田西にある妻田薬師堂に向かう。クスノキは薬師堂の脇に立っている。幹の下部には大きな空洞があり、石地蔵が安置されている。

県央に さすが 海老名の大欅

樹高 31m
目通り幹囲 7.12m
樹齢 300年以上

樹高 27m
目通り幹囲 10.5m
樹齢 500年
神奈川県指定天然記念物

中野八幡宮のイチョウ

樹高 24m
目通り幹囲 9.0m
樹齢 推定450年
厚木市指定天然記念物