H.22.9.23〜25
湯殿山
(山形県鶴岡市)
須賀の滝 祓川をはさんで眺められる。
雨の中、静岡駅7:59の新幹線で、東京に向かった。駅から東京バスに乗り、一路宮城県まで370km走り、鳴子に着いた。総勢80人の参加者で、バス2台満席だった。 昨日までの暑さはどっかにいって、一足飛びに冬が来たような寒さになった。
鳴子峡 (大崎市 旧鳴子町)
北上川水系の荒雄川(江合川)の支流大谷川が形成したもので、凝灰岩が露出している。虫食岩、夫婦岩、弁慶岩、屏風岩などが見られる。 アカシデ、ミズナラ、カエデなどの紅葉が美しいがまだ始まっていなかった。 大谷川が刻んだ深さ100mの大峡谷が紅葉におおわれて、川沿い2.5kmを1時間ほどかけて歩く散策コースがある。しかし、昨年の栗駒山が崩れた地震で、散策路が寸断され、まだ復旧していないので、歩くことはできなかった。
三重小塔
爺杉 周囲10mの巨木
国宝 五重塔 29mの三間五層柿葺素木造
蔵王のお釜は蔵王連峰の中央部の最も標高の高いエリアである。この火口の底に水が溜ってできた火口が「お釜」である。刈田(カッタ)岳山頂には「刈田嶺神社」がある。 水は常に淡い緑色に濁り、その色調は季節により様々であり、五色沼と言われている。
三神合祭殿
大仏殿(像高5mの金色の阿弥陀如来)
奥の院
磨崖仏(平安初期)
姥堂、奪衣婆(だつえば)が安置され、ここで衣をはがされ世のしがらみを捨てる。ここからしたが地獄で上が極楽という浄土口を表現する。
山門(山寺入り口)
日枝神社 慈覚大師が山寺を開山した折、鎮守社として歓請された。
蔵王温泉のホテル・ルーセントタカミヤに宿泊する。 しゃぶしゃぶと芋煮の食べ放題だったが、そんなに食べたれるものではない。芋煮がおいしかった。
湯殿山神社は湯殿山(1504m)中腹1100mの渓流のほとりに鎮座している。
(山形県山形市)
山寺(立石寺)
3日目
継子坂と羽黒山のスギ並木 300年以上の巨木が並ぶ。
祓川神橋 祓川は月山から流れる。
随神門
天拝石 奇石を通じ天を祭った
宮田坊で、山菜の精進料理
ほら貝 修験を途中でやめた偽山伏が、山伏と称して、祈祷や何かをしたので、うそをつくことをほらを吹くといったそうだ。(ほんとかな?)
鏡池は、御手洗池と言うが、銅鏡が多数収められていたので、鏡池と言われている。190面の鏡が博物館に収蔵されている。コウホネが黄色い花を咲かせていた。
羽黒山神社
月山神社
湯殿山神社
蜂子皇子の墓(宮内庁が管理
羽黒山の鐘楼(重文)
弥陀ヶ原は月山八合目の湿原で、130種類の高山植物が咲き乱れ、9月下旬から10月中旬頃の紅葉がすばらしいそうだ。花は終わっていて、咲き遅れたリンドウやウメバチソウが見られた。草紅葉と池塘がきれいだった。
信者の泊まる参籠所と鳥海山
石畳
月山本宮 木製の鳥居
御田原供養場
2日目
鳴子温泉で、乳白色の温泉を楽しんだ。
開山堂 慈覚大師のお堂で、大師の木造の尊像が安置され、朝,夕の食餌と香をお供えしお勤めしている。している。
湯殿山入り口
鳥居のあるところから、シャトルバスで5分くらい走ると神社に着く。入り口から石段を上り、沢へむかっておりる。裸足になり、人形(ひとがた)をいただき、お祓いをし、ひとがたに穢れを移して、傍の水に流す。 本来は人に語ってはいけない霊場なのだそうだ。黄褐色の巨石の左側を登る。御神体である石の上を温泉が流れていて、時々熱い。裏に回りこみ参拝をしてもとの道を戻る。足湯があり、温まってきた。 写真撮影は神域で禁止なのに、撮ろうとしている人がいたらしく、お寺の人にしかられていた。
随神門を入り、巨木が並ぶ継子坂を下りると、祓川神橋が現れる。この橋を渡ると、右手に祓川をはさんで、須賀の滝が流れ落ちている。不規則に並んだ石段を上っていくと、周囲10m、樹齢1000年の爺スギがそびえている。昔は婆杉もあったそうだが、今は枯れてしまってない。 五重塔の先に石段があり、この石段を一の坂、二の坂、三の坂と2446段上ると、出羽三山神社に出る。
蔵王レストハウスに着いた時は、風雨が強く歩いて2,3分のお釜の見える展望台までも歩くのが大変なくらいでした。お釜が見えるはずもなく、折角来たからと、100m先にあるという奥宮まで、風に飛ばされながら歩いた。奥宮にある寒暖計は1.5℃だった。
蔵王のお釜(宮城県柴田郡川崎町)
立石寺は天台宗の寺院で、山号は宝珠山、本尊は薬師如来で、山寺として知られている。円仁(慈覚大師)の開山。
即身仏のレプリカが置いてある。
松例祭神事 12月31日に100日間参籠し精進潔斎した2人の山伏がどちらが神意にかなったかを競い合う験競べが中心になる。
崇峻天皇が蘇我氏に殺された後、天皇の皇子、蜂子皇子が難をのがれて、出羽の国に入り、三本足の霊鳥の導きで、羽黒山に登り、苦行の末、羽黒権現の示現を拝し、さらに月山、湯殿山も開山し神を祀った。
池塘
修行の岩場
納経堂 写経を収めろお堂。山内で一番古い。この下に慈覚大師が眠る入定窟がある。
せみ塚
「閑かさや岩にしみいる蝉の声」松尾芭蕉の句の短冊をこの地に埋めて石の塚をたてた。
これで、すべての行程をこなし、蔵王酪農センターにより、買い物をして、東京までバスで走った。途中からお天気が良くなった。前の日まで真夏のような暑さだったので、どうなることやらと思っていたが、行って見ると、雨模様のこともあり、毎日13℃、14℃と肌寒く、いっぺんに冬になったようだった。運転手さんの好意で、東京スカイツリーの真下までバスで行ってもらい、感激しました。東京駅19:56の新幹線で静岡まで、家に着いたには10時頃でした。一回行きたかった山寺や、見たかった湯殿山も見ることが出来てよい旅でした。鳴子温泉も蔵王温泉も乳白色の美肌になるという温泉で、よいお湯でした。
刈田嶺神社(奥宮)
刈田岳山頂
五大堂 五大明王を祀って天下泰平を祈る道場。
納経堂 開山堂 五大堂
紅萩
白萩
弥陀洞 風雨が直立した岩を削り、阿弥陀如来の姿を作り出した。
軒下につるされた綱は、祭りにツツガムシ{悪魔}を引っ張って焼き捨てる神事に使った綱をかけると悪魔が近寄らないという魔よけの引き綱である。
出羽三山 山形県庄内地方にひろがる、月山(1990m)、羽黒山(1436m)、湯殿山(1500m)の総称。修験道を中心とした山岳信仰の場として、現在も多くの修験者、参拝者をあつめる。それぞれの山頂に神社があり、羽黒山に三神をあわせて祀る三神合祭殿がある。
(山形県東田川羽黒町)
月山八合目 弥陀ヶ原
最上川は、福島県境の吾妻火山に源を発し、山形県内を貫流し、庄内平野で日本海にそそぐ。富士川、球磨川と共に日本三大急流と呼ばれる。 最上峡芭蕉ライン舟下りは、冬はコタツ船が出るそうです。今日は昨日の雨のせいか水量が多く、濁っていて、船は出ていなかった。
翌朝、朝食の後、昨日入った滝の湯を見学する。鳴子温泉神社の御神湯として千年の歴史を持つ古湯である。滝の湯の横の階段を上ると、温泉神社があった。境内に相撲の土俵があり、鳴子相撲記念碑がたっていた。
鳴子こけし資料館
鳴子のこけしは、首を回すとキイキイと鳴る。首をはめこむ時に独特の技法が用いられるためだそうです。
大深沢橋
羽黒山表参道の石段
根本中堂(重文)
奥の院まで800余段の石段が続く。
仁王門 安置された二王尊像は運慶の弟子達の作と言われている。