H.25.10.19〜20
結東じゃまくら石公園でバスを下りる。じゃまくら石由来によると(昔、まだこの地に人が住む前、この公園は沼地だった。この沼に大蛇が住んでおり、大きな石を枕に寝て暮らしていた。結東集落が出来て、家の数も多くなり、沼の水も汚れてきた。大蛇はこの沼に住めなくなり、信濃の国に移住した。その時の石が今でも残り、じゃまくら石と名づけられ語りつがれている。)
朝起きると雨が降っている。二台のマイクロバスに分乗し、ホテルを出て117号線を千曲川沿いに北上する。栄町を抜け、津南町に入る。信濃川を東に走り、405号を南下する。
今回の旅は、なかなか行くことが難しい秋山郷の紅葉を見るという目的だったが、残念ながら、紅葉には少し早かった。また、雨が降ってしまい、紅葉の中を散策というわけには行かなかった。秋山郷は、他にも見所は沢山あるようなので、また、機会があれば来てみたいと思った。
早朝家を出て、掛川、名古屋と乗り継いで、名古屋駅に集合し、9時のワイドビューしなのに乗り込んだ。総勢39名の参加者だった。10時53分に塩尻駅に着いた。 待っていたバスに乗って、松川渓谷に向かう。 途中、おぎのや「峠の釜飯」で、昼食をとる。昔と変わらない釜飯だった。
松川渓谷・雷滝「高山村指定名勝」
案内板によると、(松川の向かいの壁に何段にもなって落ちる滝が「八滝」で、段数が八つあるところから八滝と呼ばれている。滝を上がる霧や、雲間からさす光など滝は、芽吹きの頃から、紅葉、氷柱になる冬に至るまで、四季折々の豊かな表情を見せます。特に紅葉の頃の絶景は、目を見張り、心が洗われます。) 残念ながら、紅葉は色づき始めたばかりでした。
野尻湖は、長野県の北端、新潟県境に近い信濃町にある。湖底や湖岸からは、ナウマン象の化石が多数発掘されている。
大赤沢地区に移動する。5分ほど坂道を下ると、「蛇渕の滝」がある。蛇渕の滝の由来は、(その昔秋山郷の熊取名人が、この付近に熊を追ってきて、川に架けられた橋を渡って、振り返ると、それは丸太ではなく、大蛇だった。)滝つぼまで近寄ることはできないが、坂を下りて行くと、展望台があり、落差15mの滝を見ることが出来る。紅葉だともっとすばらしいらしいが、今日は、残念でした。。
2日目
松茸は、充分とはいえなかったが、秋の味覚を堪能した。
この辺りには、藁葺き屋根の家や、元は藁葺きだったと推測される屋根の形の家が多く残っている。
北信五岳(飯綱山、戸隠連峰、黒姫山、妙高山 斑尾山)
切明温泉まで行き、林道秋山線を通り、奥志賀スーパー林道の紅葉を見ながら走る。スーパー林道は、長野県下高井郡山ノ内町大字平穏の蓮池地区から大字夜間瀬の志賀高原地区にいたる県道471号線と、接続する県道502号奥志賀公園栄線との総称である。ここは、標高が高いせいか、紅葉がきれいだった。
妙高山(馬蹄形をした爆発カルデラの外輪山と中央火口丘となる最高峰の溶岩ドームから構成される火山)が大きな姿をあらわした。
栗ぜんざい
帰りの電車まで時間があるので、「小布施」に寄った。小布施町は、長野県の北東に位置する町。葛飾北斎や歴史的遺産を活かした街づくりで人気を呼び、北信濃有数の観光地になっている。北斎の「八方にらみ鳳凰図」の天井画がある岩松院に夫が行きたいというので、歩き始めたが、1時間しか自由行動の時間が無く、行って戻るのは無理と、途中で引き返した。
途中に「蛇淵大権現」の石碑が建っている。傍の案内板よると(明治の初め頃、大暴風雨の時、大赤沢集落の長老が強雨を心配して、窓から外を覗いたところ、激しい稲妻とともに、蛇渕から、この世のものとは思えない巨大な姿の大蛇が、空に昇るところだった。高倉山のかなたへ消え去るやあれほどの雨が、ぴたりとやんだ。これは、川の水を村人が汚すため、蛇淵の滝を立ち去ったのではないかと言い合った。ここに水の神としての畏敬の念と、水災害のないことを永遠に祈願し、大権現を祀った。)
巨木の「胎内観音」
前倉橋に移動する。国道405号線にかかる赤いアーチの橋で、紅葉時には、秋山郷一の景観といわれる。しかし、紅葉は始まってはいたが、もう少しという所だった。
果物果肉寄せ
松茸ご飯
マナガツオ変り揚げと季節の野菜天麩羅・松茸
松茸の土瓶蒸し
案内板によると(松川本流が、雷鳴のように轟音をたてて落下しているので、「雷滝」といい、滝の裏側を通れることから、「裏見の滝」ともいう。落差30m、川幅29m、左の岩壁の高さは、40mある。この滝は、珪化されて硬くなった凝灰角礫岩で、松川の侵食によってできたものである。滝口は、流路の変化によって変わっており、侵食されていく様子を見ることが出来る。)今日は、水量が多く、圧倒的な迫力で流れていました。
ここから、10分ほど坂道を下りて行くと、見倉橋がある。(秘境・秋山郷の中津川渓谷には、新潟の橋50選に選ばれた前倉橋、見倉橋、猿飛橋の3っつの橋がある。その中で、見倉橋は、秋山郷の宝石といわれ長さ47m、高さ14mの吊橋。かっては、結東集落と見倉集落を結ぶ生活道路だったが、現在は遊歩道になっていて、渓谷が美しい。)今日は、雨だったし、紅葉もまだだったので、揺れて怖いばかりだったが、紅葉していれば、下の渓谷と合わせて宝石のようだと思った。
八滝
海老入り真丈湯葉巻き・松茸あんかけ
秋鮭と秋茄子の重ね焼き・焼き松茸
甘エビとマグロお造り
松茸入り羽二重蒸し