2つのカメラ
俺は今までマシンはスーパートラップマフラーのディスクなし(ディスクを装着してない)
の仕様で走っていたのであるが実はそれだけではない・・・
何もセッティングをしないままで走行してた。
そして・・・
以前から憧れていたFCRキャブレター
(もちろんノーマル36パイよりも大口径をチョイス)し
それにともないキャブセッティングもすることとした。
”別に俺は改造お宅などではなく純粋にマシンの性能向上に大金を注ぎ込んでる。”
そんな自己満足の中にいた。
「まぁ所詮、公道ライダーだからサーキットで真剣に腕を磨いてる連中には敵わないだろうな・・・」
「しかし、サーキットで走るだけなら誰でも出来るけどな」
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1995,6
某所にてFCRキャブの実戦テストである!
キーを回す。
いつもとは違うぜ!
俺のFCRにはチョークがない。(例外あり!!)
だからエンジンスタートボタンを押す前にアクセルを2,3回煽るのだ
コレによりFCR内の加速ポンプが燃料を送りこむのである。
(当たり前だけど、ZX−10のノーマルキャブには加速ポンプはないぜ。)
俺の周りではこんな行為を”儀式”と呼んでいる。
儀式が終わりエンジンに火を入れるとFCRのカタカタ音が聞こえてきた。
明らかに今までのキャブとは違う個性である。
マシンを走らせる。
いつもどうりマシンのメーターの針はストレスなく上へ・・・
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回想
今までマトモな写真が手に入らなかった苛立ち・・・忘れやしない
過去、後輩に「さすが限定解除バイク!速いですねー。」
「270km/hもでればいいんじゃないですか?」
この言葉は辛かった・・・
「ツマラン写真見せて損した!!」
http://www2.tokai.or.jp/masa/n_zx10/n_zx10-1.htm
(↑は直接関係のない話だけど・・・参考までに)
*時代背景・・・当時は限定解除の免許が今ほど身近ではなかった。
ZZR1100が褒めちぎられた時代。
そして、カメラ台テストでの失敗、カメラ選択のミス!
思い出せば嫌な思いをする為にやってきた気がしてくるぜ・・・
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<話は戻って・・・>
いつもどうりマシンのメーターの針はストレスなく上へ・・・
270km/h地点を通過した!(当然だ)
速度は上昇する!
もちろんアクセルは戻さない。
ここでメーターから目を放し片手運転に集中する!
つまりメータを見るのを
やめた
何故???
カメラはもちろん”写るんです”
ココで一枚撮影!
メーターを見てないのでとれた速度は帰ってからのお楽しみ!
スピードメーターのガラスを見てほしい。
白いメットが写ってるはずだ!!
片手でカメラを握る!
グリーンのボディーは写るんです!
俺は今回新たな試みをしていた!
写るんですでは一枚しか写真が撮れない。
(走行中にカメラのフィルムの巻取りを巻けない)
だから写るんですを2つ用意してるのだ!
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* ココら編の話は実は掲示板でチョコッと書いたことがあるんだけどな
ZX10の部屋のコーナーでは初公開な話
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もう一つの写るんですはマジックテープでタンク後方に張りつけてある!
この速度域でカメラを切り換える!
撮ったカメラはポケットに強引に突っ込み
次の動作へ・・・無防備なヤバイ時間。
チッチッチッ・・・
俺は?メーターから目を放し片手でカメラだけかまえもう一枚!
終わった。
別にメーター見ながら作業をしても良かったが、遊びも欲しかった。
この速度になるとカメラミスも増えるから保険にもなる。
走行中にカメラの切り換えはスリルだぜ!「もうやらん!」
速攻で現像に出す!一枚はボツ写真!(つまり失敗)
もう一枚は!!
<<タイヤサイズFタイヤ120/70R17 Rタイヤ160/60R18(ノーマルサイズ) >>
<<スピードメーターはZX−10、 B1純正300km/hスケール>>
馬鹿野郎!撮ってやったぜ!