開けろ
某所にて・・・そう俺は某所にてプロジェクトを決行したのだ。
果たしてマシンは俺の期待にこたえてくれるのか?
不安が募る。
<いつもと何かが違う!アンダーカウルがないのだ!ワケありで・・・>
<注、スキャナを
持ってない俺は写真の上からカメラで二重に撮影した写真を使用してる>
そして・・・・・・・・
アクセルは開けられた。
心地の良い排気音とともにマシンがスルスルっと前に出る
右手にはアクセルを握り左手にはカメラを握る。
だんだん速度が乗ってきた。
左手はカメラが握られているためクラッチ操作は不能。
だからうまくタイミングを計りながらノークラッチで左足のシフトレバーで
シフトを蹴る
スクリーンはカメラとカメラを持った手が邪魔でかなり窮屈だ。
そして困るのはカメラのシャッターボタン!
普通カメラというものは右利きの人に合わせて作られているのだろう。
右利き合わせてシャッターボタンが備えられているのだ(少なくとも俺のカメラは・
・・)
それを左手で持つからどうも具合が良くない。
速度がメーターで?00km/hを超えた。
まだまだだ!
メーターの針は上昇する
加速はぜんぜん衰える事を知らない。
<<加速は衰える事を知らない>>
ジェットヘルの方はというと風圧は凄まじいのだろうけどそれどころじゃない俺は気
にもなってなかった。
もちろんアクセルを緩める事はない
メーターの針は?50km/hを超えた。
風圧はドンドンきつくなるががまだだ、そんなものじゃねー
風圧?!そんな事気にしてられないカメラを持つ手だってこのあとのこともありスタ
ンバイしてるんだ。
まだまだ。
何キロ出るんだ。
タイヤを交換して
シャシーダイナモで測定してきたばかりだから・・・
悪い想像をしてみる・・・
もしかしたら今まで履いていたタイヤは異様にタイヤが磨り減っていたとか?
それともそれ以外の条件かなんかで俺にとって有利に働いていたのかもしれない!!
自虐的な俺は嫌な想像をまるで楽しんでるかのように・・・
シャシーダイナモ測定後!過去の話なんてどうでもいい。
今まで何キロ出ようが今回が遅ければすべては意味がない。
開けるぜ。
たとえ遅くてもこれが俺のバイクの実力だ!
何キロ出るんだ!
どこまで吹きぬけるんだ?
?60!!
その時何かのいたずらか???風が・・・
マシンがこの速度の中、●▲■・・・横に流された・・・
「ヤベ・・・ェ」言葉にならない声が・・×××
片手で位置を修正する
まだアクセルは戻せない。チャンスなのだ今ならまだ開けれるのだ!
一秒時間を無駄に使ったらチャンスが遠のく気がした。
数秒後は車の大群に飲まれるかもしれないのだ
この速度でなくても予測は不能な世界だぜ。
?70
そろそろ
カメラを持った手をビッ!と突き出す。
右にシャッターボタンを備えたカメラを左手で構えるから少し手に無理な姿勢とな
る。
手をひねるのだ。
以前ポラロイドで撮影したときなんてカメラが馬鹿デカイ!上にキャッチタンクが邪
魔で構えが取れないからカメラを真横にして撮影してるくらいだからな〜
その時、邪魔な4つ輪を見つけ一瞬だけだがアクセルを戻す。
そしてすぐさま開けなおす。
落とした速度を取り戻し?80
こんなもんじゃないだろ!いってくれよ
たのむぜ!
そしてメーターが・・・の動きがほとんど止まった
しっかりしたタイミングでシャッターボタンを押せただろうか???
・・・今日はここまでか・・・■■■
・・・・・フーッ。
・・・終わった。
偶然と言うのか?ミスともいえるのか?
メーターの後半が完全に見えない
残念な事にメーターの針はダブルにブレた。
これはこれで成功ってことにしておこう。
何があるかわからねーぜ。
写真上で見える目盛りは?80まで・・・
その後は見えない。
でもその先を突っ走った針があって、後は何もない。
見えねーんだ。
これならモザイクなんていらねえだろう。
モザイクなんて望む人なんて一人もいねーしな。
とりあえず、俺的には説明できねーよ。
後はもうどうでもいいや。
どうでもいいや
ZX10・・・俺のマシンは88年式となる
もう今から考えれば古い時代のバイクだ!
だけど当時カワサキのフラッグシップとして君臨し
世界最速を意識し開発された事はいうまでもない。
時代は変わりZX10以上の凄まじいマシンは次々とデビューしたが
まだまだ一級品だと信じてる俺、
信者って言うのはこういう人種かも知れねー
俺的にはエンジンパワーも捨てたもんじゃねーし
そしてこのリッターバイクらしいフェイスには惚れこんでいる。
俺の憧れたリッターバイク像なんだよな。
贅沢言うと黒の赤ラインが欲しかった。これが素敵なんだよな!。
黒銀ツートンの赤ラインならあるんだが、この黒の赤ラインがまず見つからねーん
だ。
×××そんな事はどうでもいいや。
<<タイヤサイズFタイヤ120/70R17 Rタイヤ160/60R18(ノーマルサイズ) >>
<<スピードメーターはZZ-R1100、D1純正320km/hスケール>>
「ありがとよ」たくさんの思い出を・・・
「タイムリミット寸前」偏、仮タイトルに続く
***
ここまで書いておいてもったいつけるのもなんだからさ・・・
走行時最後に俺が見たのは?90km/hは確認した。
そこでメーターの針は元気を失っちまいやがった。
のんびり構えて撮影なんて出来ないからあいまいな意見なんだけどな。
メーターのセンターは?40km/h、そして20km/h刻みで数えてゆくと・・・
そんなところさ。
H14.7. byよっちゃん