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sold out C-11 空をとんだマルビンヒェン 500円 再入荷
ベッティーナ・アンゾルゲ 作・絵 とおやまあきこ 訳
福武書店 1986年初版 定価1264円(当時)
状態 B- / カバーなし 表紙・裏表紙やけ 中よれ少しみ有

海辺の小さな町はずれに、美しい庭のある、大きな古い家がありました。
「船乗りの家」と名付けられたその家に住むマルビンヒェンは、ある日、
入ってはいけないことになっている屋根裏で、不思議な3枚の絵を見つけました。
1枚はは夕暮れの絵、もう1枚は秋風の吹く野原の絵、そして最後の1枚は、静かな冬景色の絵。
マルビンヒェンはそっと元通りに絵を戻すと、仲良しのうさぎのフリドーリンと野原に出かけて、
その不思議な絵のことを考え始めました。
やがて、いつしかうとうとし始めたマルビンヒェンがはっと気づくと、雲の風船に乗って、
ふわふわと空に浮かんでいたのです。
ずいぶん遠くまでやって来た彼女は、森の中で見つけた塔に登ってみました。
すると、目の前に次々と、あの3枚の絵が現れて…。
静かな絵と不思議なお話が、現実と夢の世界の間をさまようような気持ちにさせてくれる絵本です。

C-73 PETER RABBIT'S COOKERY BOOK 1200円 
Anne Emerson
FREDERICK WARNE & Co. 1986
状態 C / 表紙やけ 小口汚れ 中やけ
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C-76 THE COMPLETE ADVENTURES OF TOM KITTEN 
     AND HIS FRIENDS 1200円

Beatrix Potter
FREDERIC WARNE & Co. 1986
状態 C / 表紙やけ・汚れ 小口汚れ少 中やけ少
   
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sold out C-87 まんげつのよるまでまちなさい 500円 再入荷
マーガレット・ワイズ・ブラウン 作 ガース・ウィリアムズ 絵 松岡享子 訳
ペンギン社 1992年16刷 定価1030円(当時)
状態 B / 中折れ少

大きな栗の木の根方にある、住み心地のいい家で、
あらいぐまの坊やは、お母さんに言いました。
「ぼく、おもてへいって よるをみたい」
けれどもお母さんは答えます。「いまはだめ。まんげつになるまで まちなさい」
坊やはお母さんの言いつけを守り、待って、待って、待ち続けました。
そしてとうとうある夜…。
何かをするためには、それにふさわしい時が満ちるのを待つ、という
当たり前でいて難しいことを、優しく諭すあらいぐまのお母さん。
見習いたいものです。

C-145 ことばがいっぱい 言葉図鑑D つなぎのことば 800円 再入荷
五味太郎 監修・制作
偕成社 1988年10刷 定価1236円(当時)
状態 B / 表紙上下よれ有 やけ有 表見開き折れ跡有 裏見開きこすれ有 中は美本
   中を見る.

いわゆる「てにをは」と呼ばれる、言葉と言葉をつなぐ助詞は、
短いけれど、文章そのものの意味をがらっと変えてしまう力を持つ、
大切な働きがあります。
この巻では、47の助詞を集め、「風」を主語とした文章に合わせて、
さまざまな例文で紹介しています。
「かぜ が ふく」「かぜ に のる」「かぜ で とぶ」
「かぜ ふく よ」「かぜ ふく な!」「かぜ ね… かぜ さ…」
それぞれの例文にぴったりのイラストも楽しい言葉図鑑。
思わずさすが!とうなる、五味ワールド全開の「読者のみなさまへ」の一文、
ぜひお読みください。
つなぎの言葉は、とてもスリルがあるのです。

C-745 ことばがいっぱい 言葉図鑑F たとえのことば 800円
五味太郎 監修・制作
偕成社 1989年9刷 定価1236円(当時)
状態 B / オビ付 よれ有 中は美本
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この巻では、ものの形や様子を表すために、
別のものをひきあいに出し、似た部分を取り上げて表す言葉、
「たとえのことば」を集めています。
「ねこ みたいな ライオン」「ぶた っぽい ライオン」から、
「ゴジラ ばりの ライオン」「ライオン らしい ライオン」、そして、
「りんご ぐらいの 西瓜を 奇術師 まがいの たくみな話術で
 デパート なみの 目玉が飛び出る ような 値で売る ライオン」まで、
「ライオン」をあらわすいろいろな表現が、独特のユーモアを交えて描かれています。
「たとえ」というのは、その人の想像力が試される、
とても面白い表現方法だということがよく分かります。

sold out C-162 ベントリー・ビーバーのものがたり 500円 再入荷
マージョリー・W・シャーマット 文 リリアン・ホーバン 絵 掛川恭子 訳
のら書房 1993年第3刷 定価1100円(当時)
状態 B / カバーなし 中しみ少 小口汚れ少
11月5日に生まれた、かわいいふかふかの赤ちゃんビーバー、ベントリー。
お父さん、お母さんに見守られ、すくすくと育ったベントリー・ビーバーは、
木の切れ端でおうちをたてたり、ベリンダという女の子のビーバーと遊んだり、
学校に通っていろんなことを学んだりしました。
ギターを弾いて歌うことや、木を使ってものを作ることが好きな青年になった
ベントリーは、やがてベリンダと結婚し、幸せな家庭を築きます。
祝福されて生まれ、育ち、愛する人と幸せな一生を送ったビーバーの物語。
普通の暮らしの中で、何が大切なのかを気づかせてくれるお話です。
「すてきなくらしをしてきたよ 木をさわっている すてきなくらし
 おまえといっしょの すてきなくらし」
あなぐまの女の子フランシスのシリーズなどでおなじみの、
リリアン・ホーバンのユーモラスなさし絵も楽しい1冊です。

sold out C-188 かあさん、わたしのこと すき? 800円 再入荷
バーバラ・ジョシー 作 バーバラ・ラヴァレー 絵 渡辺一枝 訳
偕成社 1997年2刷 定価1260円(当時)
状態 B / カバー上ヨレ有 中は美本 絶版

「お母さんは私のこと、本当に好きかしら…?」
子供の小さな胸を痛めるこんな疑問は、どの国にも共通するのでしょうか。
イヌイットの少女も、お母さんに聞いてみました。
「もし私が、ジャコウウシになっても、セイウチになっても、
ホッキョクグマになっちゃっても、私のこと好き?」
お母さんの答えはもちろん…。
イヌイットの人々の生活様式と共に、親子の普遍的な姿を描く1冊です。

sold out C-233 わすれられないおくりもの 600円 再入荷
スーザン・バーレイ 作・絵 小川仁央 訳
評論社 1997年22刷 定価1050円(当時)
状態 B / 表紙カバー上下ヨレ有 中は美本

かしこくて、みんなに頼りにされているアナグマは、
自分の寿命がもうすぐ尽きることに気づいていました。
友だちへの手紙を残して、トンネルの向こうに行ってしまったアナグマを偲んで、
仲間たちは思い出を語り合います。
ハサミの使い方、スケートの滑り方、ネクタイの結び方、しょうがパンの作り方…。
今、自分たちが上手にできるのは、みんなアナグマのおかげだね。
たくさんの思い出は、それぞれのたからもの、
アナグマからのすばらしいおくりものなのです。

sold out C-239 ジョディのいんげんまめ 700円
マラキー・ドイル 作 ジュディス・アリボーン 絵 山口文生 訳
評論社 2002年2刷 定価1365円
状態 B / 中は美本

おじいちゃんにいんげん豆の種をもらったジョディ。さっそく庭に蒔いてみました。
「種、どうなるの?」「見まもっててごらん。見まもってれば、わかるから。」
春、夏、そして秋。季節の移り変わりと共に成長する植物を観察することは、
命を育てることそのもの。あなたもジョディの庭で、一緒に見まもってみませんか?
sold out C-243 てとゆび かがくのとも特製版 600円 再入荷
堀内誠一 文・絵
福音館書店 2001年 定価880円
状態 B / 中は美本 絶版
てとゆびを使ってできる、いろんなこと。
くすぐったり、砂のおだんごを作ったり、おとしあなをほったり…。
手をつないだり、頭をなでたり、楽器を弾くこともできちゃう。
堀内誠一さんの、ゆかいで優しさに満ちた絵本。

sold out C-253 A Child's Garden of Verses  2000円
Robert Louis Stevenson  illustrated by Tasha Tudor
Simon & Schuster Books 1981 15$
状態 B+

『宝島』の作者ロバート・ルイス・スティーブンソンが、故郷スコットランドのエジンバラで過ごした
子ども時代の思い出を、詩にうたったものがこの作品です。
ターシャ・テューダーの挿し絵には、さまざまな動物たちや自然、
子どのたちの小さな冒険の様子などが細部にわたって描かれ、
のびのびとしたその光景は見ていて幸せな気持ちになります。
英語版。

C-254 A Time to Keep 2300円
Tasha Tudor
Simon & Schuster Books 1977 18$
状態 B / 表紙カバー裏上下よれ少 中は美本 英語版
   
中を見る
「おばあちゃん、ママが私くらいの頃ってどんな風だった?」
こんな質問をする孫娘に語って聞かせる、一年間のさまざまな行事。
それは子どもにとってわくわくするような、楽しいことばかりでした。
春のイースターやメイポールダンス、夏はボートを浮かべたり森でバースディパーティを開いたり、
秋のハロウィーンや感謝祭、そして冬のクリスマス。
四季折々の営みに、ターシャ・テューダーの優しいまなざしが注がれた絵本です。
C-255 松谷みよ子 あかちゃんの本 いないいない ばあ 450円 再入荷
瀬川康男 絵
童心社 2005年改版第126刷 定価735円
状態 B− / 裏表紙汚れ少 P11〜12下角折れ有
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「いないいないばぁ」をする時の赤ちゃんの喜びようといったら、
こちらがうれしくなってしまうほどです。
赤ちゃんは本当に「いないいないばぁ」が大好きなんですね。
この本に登場する、ネコちゃん、くまさん、ねずみさんにきつねさん。
ページをめくると、ゆかいな顔で「ばあ」と現れます。
動物たちの楽しい表情に、赤ちゃんもきっと大喜びする絵本です。

sold out C-255 松谷みよ子 あかちゃんの本 いないいないばあ 400円 再入荷
瀬川康男 絵 
童心社 2004年改版第123刷 定価735円
状態 B / 中は美本

「いないいないばぁ」をする時の赤ちゃんの喜びようといったら、
こちらがうれしくなってしまうほどです。
赤ちゃんは本当に「いないいないばぁ」が大好きなんですね。
この本に登場する、ネコちゃん、くまさん、ねずみさんにきつねさん。
ページをめくると、ゆかいな顔で「ばあ」と現れます。
動物たちの楽しい表情に、赤ちゃんもきっと大喜びする絵本です。

sold out C-258 おおきなラッパとちいさなオリー 850円 再入荷
ジャック・ベクドルト 作 オーリリアス・バクダリア 絵 清水奈緒子 訳
徳間書店 2002年2版 定価1575円
状態 B / 表紙カバー上ヨレ有 中は美本

小さなオリーは大きなバスホルンが大好き。今日も一生懸命練習しています。
ところがあまりにも低く大きな音に、お母さんも近所の人も動物たちも大迷惑。
練習の場所を探して、とうとう海の上にボートを漕ぎ出したオリーは、濃い霧に包まれて…。
50年以上前に書かれ、今も読みつがれているゆかいな絵本。
愛らしいさし絵に、思わずにっこりしてしまいます。

sold out C-308 チャロとライオン 750円
ウルフ・ニルソン 作 アンナ・ヘグルンド 絵 オスターグレン晴子 訳
文化出版局 1998年第1刷 定価1365円
状態 B+
いつもひとりぼっちの男の子、チャロは、村の子どもたちにいじめられてばかり。
けれどもある日、大切な友だちを守ろうと、恐ろしいライオンに立ち向かったのです。
小さな4人の助っ人に、すてきな知恵で励まされて…。
本当の勇気って何だろう、と考えさせてくれる絵本。
 
C-348 二ひきのこぐま 1050円
イーラ 作 松岡享子 訳
こぐま社 1990円第1刷 定価1500円(当時)
状態 B / 中は美本
   中を見る
 
はちみつを採りに行くお母さんに「とおくへいくんじゃないよ」と言われた二匹のこぐま。
ところが遊びはじめた二匹は、お相撲をとったり、かくれんぼをしたり。
お母さんの言いつけを忘れて、ずいぶん遠くに来てしまいました。
迷子になった二匹は、お母さんを探してあちこちさまよいます。
子牛や馬、ひよこにも聞いてみましたが、お母さんは見つかりません。
そこへカラスがやって来て…。
こぐまたちの表情やゆかいな仕草が生き生きと撮られた写真絵本です。

C-380 LIPLAP’S WISH 700円
Jonathan Landon Sylvia Long 
Chronicle Books 1994
状態 B / 表紙・裏表紙上よれ、こすれ有 中は美本 英語版
   中を見る

今年初めての雪の朝、うさぎのLiplapは庭に飛び出すと、雪うさぎを作り始めました。
ところが雪うさぎには、顔がありません。
「おばあちゃんならきっと上手にできるのに…」
でも、おばあちゃんはもう二度と、Liplapの雪うさぎを見ることはできませんでした。
哀しみにひたるLiplapに、おかあさんうさぎは、
星にまつわる古い伝説を教えてくれたのです…。
心にそっと寄り添うような、あたたかいお話。

sold out C-385 おとなしいめんどり 600円 再入荷
ポール・ガルドン 作・絵 谷川俊太郎 訳
童話館出版 2000年第8刷 定価1200円
状態 B / 表紙汚れ少 中よれ少 小口わずかに汚れ有

むかしむかし、猫と犬とねずみと、おとなしい赤いめんどりが一緒に住んでいました。
猫も犬もねずみもちっとも働かず、家の仕事をするのはめんどりばかり。
小麦の種をまくのも、その小麦を刈り取るのも、
粉に挽くのも、その粉でお菓子を焼くのも、誰も手伝おうとはしませんでした。
やがて、お菓子のいいにおいがしてきて、みんなは台所に集まりましたが…。
ポール・ガルドンののびのびとした絵が、お話と溶け合った1冊。

sold out C-389 おちゃのじかんにきたとら 650円 再入荷
ジュディス・カー 作・絵 晴海耕平 訳
童話館出版 1998年改訂新版6刷 定価1180円(当時)
状態 B- / 中よれ有 汚れ少
ある日、ソフィーとお母さんがお茶のしたくをしていると、
突然、玄関のベルが鳴りました。
ドアを開けると、そこにいたのは大きくて毛むくじゃらの、しまもようのとら!
「おちゃのじかんに ごいっしょさせていただけませんか?」
おなかをすかせたとらは、すすめられるままに、サンドイッチやパン、
ビスケットにケーキを全部食べ、お茶も牛乳も全部飲み、
作りかけの夕ご飯も、冷蔵庫の中のものも、戸棚の中のものも、飲み物も、
全部全部たいらげてしまいました。
お夕飯もなく、お風呂にも入れなくなり(とらが水を全部飲んでしまったのです)、
困った二人はお父さんに相談すると…。
おっとりのんびりとしたやりとりに、思わずくすっと笑ってしまう、楽しいお話。

C-391 ノックメニーの丘の巨人とおかみさん 900円 再入荷
トミー・デ・パオラ 再話・絵 晴海耕平 訳
童話館出版 2005年第9刷 定価1470円
状態 B / 中は美本
   中を見る
昔、アイルランドの森や谷に、まだ妖精がたくさん住んでいたころのこと。
ノックメニーの丘に、気だてのいい巨人フィン・マクールが、
ウーナというおかみさんと、仲よく暮らしていました。
ある朝のこと、フィン・マクールが仲間と一緒に忙しく働いていると、
「ククーリンがやってくる」という噂を聞きつけました。
ククーリンは恐ろしい乱暴者の巨人で、アイルランドの巨人たちはみんな、
一度はこっぴどく痛めつけられていたのです。
ところが、最後に残ったフィン・マクールだけはまだでした。
今度こそ捕まえられる、と恐れをなしたフィン・マクールは、
急いでウーナのところへ駆け戻り、助けを求めました。
「わたしに かんがえがあるわ。今こそ、ククーリンに立ちむかって、
決着をつけるときが きたんだよ。」さて、ウーナの考えた方法は…。
いざという時に頼りになるのは、やっぱり奥さん?
語り継がれた昔話のおもしろさが味わえる作品です。

sold out C-392 きつねのホイティ 750円 再入荷
シビル・ウェッタシンハ 作・絵 まつおか きょうこ 訳
福音館書店 2004年第19刷 定価1365円
状態 B / 表紙ヨレ少 中は美本

くいしんぼうぎつねのホイティは、スリランカにある小さな村のそばの森に住んでいます。
ある晩、おいしいものを探して村にやって来たホイティは、
干してある洗濯物を身にまとい、人間のふりをして晩ご飯をごちそうになりました。
これに味をしめ、たびたび人間の格好で村にやってきては、
おいしいごちそうをふるまってもらうようになったホイティ。
すっかり人間を騙していると思い込み、得意満面で歌まで歌い始めました。
これを聞いた村のおかみさんたちは、ホイティを懲らしめてやろうと、
あるゆかいな計画を思いついたのです…。
アジアのおおらかさと、のびのびとした絵が楽しい絵本です。

sold out C-403 きつねのかみさま 700円 再入荷
あまんきみこ 作 酒井駒子 絵
ポプラ社 2004年第7刷 定価1155円
状態 B / 中は美本
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公園になわとびのひもを忘れたことに気がついたりえちゃんは、
弟のけんちゃんを連れて探しにいきましたが見当たりません。
すると、どこからか風に乗って、楽しそうな笑い声が聞えてきました。
どんどん行くと、「ひゃあ。こぎつねが なわとびをしている。」
あわてて木の陰に隠れた二人は…。
子ぎつねと少女の触れあいを見つめる作者のまなざしが優しい絵本。
お話の世界をさらに広げていくような酒井駒子さんの絵も愛らしい作品です。

sold out C-404 いとうひろしの本 1 くもくん 750円
いとうひろし 作・絵
ポプラ社 1999年第3刷 定価1260円
状態 B / 表紙カバーよれ少 中は美本
 
くもくんは、空の上を旅しながらいろんな形を見つけます。
船の形、ビルの形、にわとりの形、きりんの形…。
くもくんは、どんな形もまねできるのです。
さっきまではライオンだったのに、今はもうワニ、今度はひげ面の大男、
次は大きな馬になってくれました。
「すごいね くもくん」
だけど、くもくんには決まった形がありません。
「もしかすると …… かたちのないこと それがぼくの かたちかな」
外に出て、雲を見ながらあれこれ想像したくなる、楽しい絵本です。

sold out C-411 みつけたものとさわったもの 650円
ウィルとニコラス 作・絵 晴海耕平 訳
童話館出版 1998年第2刷 定価1230円(当時)
状態 B / 中は美本
   中を見る

頭に白いぶちがあるナップと、しっぽに白いぶちのあるウィンクル。
2匹の犬が庭で穴を掘っていると、1本の骨を掘り当てました。
「ぼくが さいしょに みつけたんだから」とナップ。
「ぼくが さいしょに さわったんだから」とウィンクル。
どちらも、自分が骨の持ち主だと言って譲りません。
そこで、どちらが骨の持ち主か、聞いてみることにしました。
ところが、農夫も、立派なひげのやぎも、
やって来た床屋の見習いの男も答えてくれません。
そのうち、大きな犬が骨をくわえていこうとするのを見たナップとウィンクルは…。
動きのある大胆な絵柄と、ゆかいなお話が楽しい1冊です。

sold out C-414 ガンピーさんのふなあそび 650円 再入荷
ジョン・バーニンガム 作・絵 光吉夏弥 訳
ほるぷ出版 1997年第34刷 定価1223円(当時)
状態 B− / カバーよれ少 中汚れ少 裏見開きしみ有
         裏表紙『「ほるぷ」こども図書館選定委員選定図書』のシール有

ある日、舟に乗って出かけたガンピーさん。
それを見た子どもたちが「いっしょに つれてって」
次にうさぎが、そして猫が、それから犬にぶたに羊ににわとりにこうし、
それにやぎまで乗り込んで、川を下っていきました。
最初は楽しそうに乗っていましたが、そのうちやぎがけっとばし、
こうしがどしんどしんと歩き回り、にわとりが羽をパタパタやり始め、
羊もぶたも犬も猫もうさぎも、そして子どもたちもあばれだして、とうとう…。
おっとりのんびりのガンピーさん、最後はみんなで楽しいお茶の時間です。
イギリスらしい、ゆったりした時間の流れを感じる絵本です。

sold out C-414 ガンピーさんのふなあそび 500円 再入荷
ジョン・バーニンガム 作・絵 光吉夏弥 訳
ほるぷ出版 1998年第37刷 定価1260円
状態 B- /  カバーなし 中やけ・しみ・汚れ有 見返し折れ跡有

ある日、舟に乗って出かけたガンピーさん。
それを見た子どもたちが「いっしょに つれてって」。
次にうさぎが、そして猫が、それから犬にぶたに羊ににわとりにこうし、
それにやぎまで乗り込んで、川を下っていきました。
最初は楽しそうに乗っていましたが、そのうちやぎがけっとばし、
こうしがどしんどしんと歩き回り、にわとりが羽をパタパタやり始め、
羊もぶたも犬も猫もうさぎも、そして子どもたちもあばれだして、とうとう…。
おっとりのんびりのガンピーさん、最後はみんなで楽しいお茶の時間です。
イギリスらしい、ゆったりした時間の流れを感じる絵本です。

sold out C-425 編みものばあさん 800円 再入荷
ウーリー・オルレブ 作 オーラ・エイタン 絵 もたいなつう 訳
径書房 1997年第1刷 定価 1575円(当時)
状態 B / オビ付 カバー汚れ、裏上ヨレ、角ヨレ有 中は美本
ある日、小さな町にやってきた不思議なおばあさん。
持っているのは、編み棒を入れた小さなかばんだけ。
おばあさんは編み棒をかちかちとならして、スリッパを編みじゅうたんを編み床を編み、
ベッドやマット、枕に毛布、それを置く家まで編んでしまいました。
それから今度はゆっくりじっくりていねいに、かわいい2人の男の子と女の子を編んだのです。
毛糸の子どもたちを学校に連れて行ったおばあさんは、
「編んだ子どもは おことわり!」とl断わられて…。
静かであたたかみのある絵が、本当の強さを教えてくれる絵本です。

sold out C-433 アレクセイと泉のはなし 700円 再入荷
本橋成一 文・写真
アリス館 2005年第4刷 定価1365円
状態 B / 表紙カバーヨレ・汚れ有 中は美本

1986年4月26日、アレクセイの住むベラルーシの小さな村にも、
その悲劇は起こりました。
「強い風が吹いた。ほこりが舞い上がった。空はオレンジ色に染まっていた。
風で塀がはげしくゆれた。雨が降ってきて、そして、あっというまにやんだ。
何が起こったか、ぼくたちにはわからなかった。」
ここに住むのは危険だと、たくさんの人々が村を離れていく中、
55人のお年寄りと共に残ったアレクセイ。
父さんも母さんも、そしてぼくも、この村が大好きだから…。
チェルノブイリでの原子力発電所の爆発事故を題材に、
なにげない日々の暮らしをていねいに写し撮りながら、
自然の中で暮らす人々の、力強い命の尊さを描いた写真絵本。

sold out C-446 うさぎのくれたバレエシューズ 600円 再入荷
安房直子 文 南塚直子 絵
小峰書店 1990年第13刷 定価1365円
状態 B / カバーなし わずかにやけ有
バレエを習い始めて5年もたつのに、思い通りに踊れない女の子。
踊ることが大好きなその子の願いはたったひとつ、
「どうか、おどりがじょうずになりますように」ということだけでした。
するとある朝、不思議な小包が届きました。
「山のくつや」からの包みの中には、一足のバレエシューズ。
その靴をはくと、体が軽くなり、足がひとりでに動き出して…。
繊細な絵で綴る、優しいお話。

sold out C-471 ちゃぼのバンタム 750円
ルイーズ・ファティオ 文 ロジャー・デュボアザン 絵 乾侑美子 訳 
童話館出版 2004年第8刷 定価 1365円
状態 B / わずかによれ有 他は美本

デュモレさんの農場には、たくさんの動物たちがいます。
その中でも目だって体の小さな、ちゃぼのバンタムは、
体が大きくて、いつもいばっているおんどりの大将にいじめられてばかり。
大好きなめんどりのナネットと、仲良くすることもできません。
そんなある日、きつねに襲われたナネットを助けようと、バンタムは…。
小さくても頼もしいバンタムの勇気と優しさが伝わるお話です。

sold out C-485 マリールイズ いえでする 750円 再入荷
N .S.カールソン 作 J.アルエゴ A.デューイ 絵 星川菜津代 訳
童話館出版 2006年第12刷 定価1470円
状態 B / カバーなし 中は美本
マリールイズは茶色のマングースの女の子。
いつもはよい子なのですが、ある日いたずらをしてお母さんにおしりをぶたれることに。
腹を立てたマリールイズは、宝物を入れた袋を持って家出をしてしまいました。
よその家の子どもにしてもらおうと、仲よしのヘビのクリストフのところや、
あひるのせかせかおばさん、かめのかみかみおばさん、
アルマジロのしましまおばさんの家を訪ねますが、だれも相手にしてくれません。
がっかりしたマリールイズは、魔法使いのヒキガエルのところに行きましたが…。
「お母さんが一番好き」という声が聞こえてきそうな、楽しい絵本です。

sold out C-520 グリム童話 ねむりひめ 700円 再入荷
フェリクス・ホフマン 絵 瀬田貞二 訳
福音館書店 2001年第57刷 定価1365円
状態 B / 表紙・裏表紙よれ少 背表紙上よれ有 後半数ページよれ有
ある国の王さまとおきさきさまのところに、待ち望んでいた女の子が生まれました。
喜んだ王さまは、お祝いの宴会を開き、親類や友人たちと共に、
うらないおんなたちまで招きました。
その国のうらないおんなは13人いましたが、
お城には、ごちそうを出す金の皿が12枚しかありません。
1人だけ招かれなかったうらないおんなは、はらいせに姫に呪いをかけました。
「ひめは、15になったら、つむ(糸を紡ぐ時に使う道具)にさされて、たおれて しぬぞ!」
やがて、成長した姫はある日、城の中の古い塔に入っていきました。
そこには、王さまの命令で残らず焼かれたはずのつむがあり、
姫が触ったかと思う間に指を刺し、深い眠りに落ちてしまったのです…。
有名なグリム童話を、フェリクス・ホフマンの優美なさし絵で。

sold out C-537 ゆめくい小人(こびと) 750円
ミヒャエル=エンデ 作 アンネゲルト=フックスフーバー 絵 佐藤真理子 訳
偕成社 1995年19刷 定価1200円(当時)
状態 B / 中は美本
まどろみ国の人々は、ぐっすりとよく眠ることを大切にしています。
それなのに、この国のかわいいお姫さま「すやすやひめ」は、
このごろ夜になっても眠りたがりません。
なぜってそれは、とてもこわい夢を見るから。
日に日にやせて、顔色の悪くなるお姫さまを見て、
心配した王様は、こわい夢を取り除いてくれるものを探す旅に出ました。
あちこち歩いて、すっかりくたびれた王様の目の前に現れたのは、
こわい夢を食べてくれるという、
とげだらけの顔を持つ、小さな銀色の小人でした…。
『モモ』や『はてしない物語』でおなじみのエンデの絵本。
お話に出てくる呪文を唱えると、本当にこわい夢を見なくなるかもしれません。

sold out C-539 テディベアとどうぶつたち 800円
ミヒャエル・エンデ 文 ベルンハルト・オーバーディーク 絵 ささきたづこ 訳
岩波書店 1994年第1刷 定価1500円(当時)
状態 B / 中は美本

あるところに、歳をとってくたびれたテディベアがいました。
ある日、いつものようにソファにすわっていたテディのまわりを、
1匹のハエが飛び回って聞きました。
「きみはなんのために生きてるの?」
そう聞かれて困ったテディは、答えを探しにあちこちの動物たちを
訪ねてみることにしました。
ところが、ネズミに聞いてもハチに聞いても、
白鳥やサル、ゾウに聞いても答えはみつかりません。
それどころか、自信満々の動物たちに、かえって馬鹿にされる始末。
するとむこうから、小さな女の子がやって来て…。
楽しい中にも、大人も思わず考えさせられる内容の、エンデの絵本です。

C-551 木を植えた男 950円 再入荷
ジャン・ジオノ 原作 フレデリック・バック 絵 寺岡襄 訳
あすなろ書房 1990年第12刷 定価1500円(当時)
状態 B / 見開きわずかによれ有 中は美本
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今から100年近く前のこと。
フランス・プロヴァンス地方の、山深い荒れ果てた地を旅する若者が出会った、
羊飼いの男、エルゼアール・ブフィエ氏。
彼はたった独りでどんぐりを植え、カシワの木を育てようとしていました。
貧しさのあまり、人々が争う中でも、
戦争が始まり、世間が混乱する中でも、
自分を信じ、ただひたすら木を植え続けた男。
やがて、不毛の地に根付いた生命の種は、豊かな実りをもたらし…。
重いテーマの作品ですが、独特な雰囲気の、流れるように描かれたさし絵に導かれ、
お話の世界に浸ることができる作品です。

sold out C-557 ムーミンの冒険日記 ムーミン谷のスポーツ大会騒動 2000円
トーベ&ラルス・ヤンソン 作・絵 野中しぎ 訳
福武書店 1993年2刷 定価1325円(当時)
状態 B / カバーなし 裏見返しよれ少 絶版

ムーミン谷に寒い冬がやってきました。
ご先祖さまにならって、松の葉を食べ、干し草のベッドで冬眠する…
はずのムーミン一家でしたが、
どうにも退屈になったムーミンパパの一言で、雪の積もった外に出ることに。
そこへやってきたのは、「アウトドアスポーツ協会のミスターブリスク」なる
へんてこな男。
しりごみするムーミンたちに、むりやりスキーやスケートを勧めます。
なんとか暴挙を止めようとするムーミンですが、
ミムラやフローレンまでミスターブリスクに夢中になる始末。
そんな中、ムーミン谷ではウインタースポーツ大会が開かれて…。
『ムーミンの冒険日記』は、トーベ・ヤンソンの作り出したムーミンの世界を、
弟のラルス・ヤンソンが引継ぎ、コミックスとして書き続けたシリーズです。
緻密に描かれたひとこまひとこまが楽しめる作品になっています。

sold out C-567 ツグミのプレゼント 950円
前田まゆみ
ブロンズ新社 1996年第1刷 定価1922円(当時)
状態 B /  透明カバー入 背表紙よれ・破れ有 中は美本
        5種類のタネ入(ラディッシュ・ひまわり・西洋朝顔・おじぎ草・ミニキャロット)
「バードケーキをつくるのを手伝ってくれないか?」
ある日、お父さんに言われて、ルカは尋ねました。
「バードケーキって?」
「冬の間、小鳥が食べものに困らないようにつくるケーキのことさ。」
そこでルカは、ひと冬の間、
お父さんと一緒に何度もバードケーキを作りました。
いろいろな小鳥がやって来る中で、毎日ケーキを食べにきたのは
茶色い元気なツグミでした。
やがて春の日差しを感じるようになったある日、
窓をコツコツたたいてあらわれたツグミは、
ケーキのお礼にと、ルカにプレゼントを持ってきました。それは…。
愛らしい小鳥や自然の様子を、
やさしい色合いで描く前田まゆみさんの絵本。
お話の最後に出てくる「赤い袋に入った5種類のタネ」が、
そのまま表紙に付いています。
ただし、12年前の出版のため、実際に発芽するかどうかは…分かりません。

sold out C-571 かもさん おとおり 750円 再入荷
ロバート・マックロスキー 文と絵 渡辺茂男 訳
福音館書店 1998年第48刷 定価1365円
状態 B / 中は美本
巣を作るのにぴったりの場所を探して空を飛び続けた
かものマラードさんとマラードおくさん。
ボストンの街の川辺に気持ちのよい場所を見つけ、
そこで8羽のひなをかえしました。
名前は、ジャックとカック、ラックとマック、
ナックにウァックにパックにクァックです。
マラードおくさんは子どもたちに、泳ぎ方やもぐり方、
一列に並んで歩くことや呼ばれたらすぐ来ることを教えると、
マラードさんの待つ、街の真ん中にある公園まで歩いていくことにしました。
ところが道路を横切ろうとすると、車の警笛が鳴り響いて大騒ぎ!
マラードおくさんと子がもたちは、無事にたどり着くことができるのでしょうか…?
あたたかい目線とユーモラスな絵柄が魅力的な、
「アメリカの良心」といえる絵本です。

C-582 LIMIR-IMPARAT(リミール王) 2000円
IOAN SLAVICI 作 ADRIAN IONESCU 絵
丸善ソンリーサシリーズ 1990年 
状態 B / 中は美本
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むかしむかし、たいへん貧乏な女と、リアという娘がいました。
リアは働き者で、お母さんより早く起きて、庭とニワトリ小屋の掃除をします。
歌いながら小屋の中をぴかぴかに磨いて、庭に出ると、
さっきリアが歩いたあとにたくさんの花が咲いていました。
そして悲しそうに歌います。
「あなたは優しくきれいで、働き者。
 けれど、あなたと結ばれる人は9年前から土の中、会えるまで長い旅」
それを聞いてリアは旅に出る決心をします。
長い旅に出て、朝から晩まで歩き続けて…。
(あらすじは『古本 海ねこ』さんよりお借りしました)
丸善より出版された世界の絵本シリーズ『ソンリーサ』の1冊、
幻想的なルーマニアの絵本『リミール王』。
お話はルーマニア語で書かれています。
タイトル文字はキーボードに無いので、正確な文字ではありません。

sold out C-594 ころころラッコ こラッコだっこ 750円
石津ちひろ 文 藤枝リュウジ 絵
BL出版 2003年第1刷 定価1365円
状態 B / カバーヨレ有 中は美本

「あるひみるみる ひるねするあひる」(ある昼みるみる 昼寝するアヒル)
「まちのちずみまちがえ みちまちがう」(町の地図見まちがえ 道まちがう)
「きつつきつつくき きずつくき」(キツツキつつく木 傷つく木)
「しょっちゅうしゅっちょうの しゅしょうとしゃちょう」(しょっちゅう出張の 首相と社長)
「むかしからある早口ことばに挑戦して、
新しい早口ことばを作ってみました。」と著者の石津ちひろさん。
藤枝リュウジさんのユーモラスなさし絵と共に、
舌をかまないようにお楽しみください。
表紙カバーをはずして、見開き部分をご覧になるのもお忘れなく。

sold out C-604 ゆらゆらばしのうえで 700円
きむら ゆういち 文 はん こうしろう 絵
福音館書店 2004年第3刷 定価1260円
状態 B / 表紙カバー上ヨレ有 角上ゆがみ有 中は美本

激しい雨がようやくやんだある日、
一本だけ残った丸太の橋を、きつねに追いかけられたうさぎが、
大急ぎで渡ろうと駆け込んできました。
「ここを わたって まるたをおとせば にげられるぞ」と走るうさぎと、
「このまるたを わたらせなければ つかまえられるぜ」と追うきつね。
ところが、両岸の土手からはずれ、真ん中の支えだけになった一本橋は、
お互いが動くとフラフラと揺れるシーソーのようになってしまいました。
下には水かさの増えた濁流が渦巻き、うっかり身動きの取れない2匹。
静かに時だけが流れ、敵同士のはずの2匹は夜になると、
なぜかしみじみと語り合うようになり、やがて夜が明けると…。
『あらしのよるに』の作者が、ここでも立場の違う2匹の、
ちょっとおかしな友情を、ユーモラスに描いています。

sold out C-617 よかったね ネッドくん 900円
レミー・シャーリップ 作・絵 八木田宜子 訳
偕成社 2006年改訂版12刷 定価1470円
状態 B / カバー上ヨレ有 中は美本

ニューヨークに住むネッドくんは、ある日、
びっくりパーティーに招待されました。
出かけた先は遠いフロリダ。
友だちの飛行機を借りて出発したのはいいけれど、
途中で爆発したり、サメに追いかけられたりと災難続きで「大変!」(unfortunately)。
そのたびに、なぜか助けが入って「よかったね」(fortunately)。
次々と起こるいいこと、悪いことに遭遇しながら、
ネッドくんは無事にフロリダまで到着できるのでしょうか?
はらはらしながら、でもクスクス笑えるゆかいな絵本。
英語の原文も併記されています。

C-618 パパのおはなし 1000円
ドミートリイ・マーミン・シビリャーク 文 ユージン 絵 高山あきら 訳
新読書社 1986年初版 定価980円(当時)
状態 B/ しみ少 やけ少
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今から100年以上前のウラル地方に生まれ、
シベリアの自然をこよなく愛した作家シビリャーク。
この本は、愛娘アリョーヌシカのためにしてあげたお話をまとめたものです。
登場するのはうさぎのうさ吉、蚊の子蚊太郎、毛むくじゃらの熊のミーシャ、
すずめの子鈴の助、すずきの子筋吉、そしてたくさんの花たち。
臆病だったり、ずるがしこかったり、うぬぼれやだったりするけれど、
精一杯生きる彼らに注ぐ、作者のあたたかいまなざしを感じます。
きっと表紙の絵のように、パパのお話を聞きながら、
アリョーヌシカはパッチワークの掛け布団に包まれて
すやすやと眠ったことでしょう。
ユージンの描く、パワフルでおおらかなさし絵も心惹かれる1冊です。

sold out C-623 ピネくんとさかなのおうち 850円
ふくだとしお 作・絵
新風社 2007年初版第1刷 定価1365円
状態 B+ 現在絶版

「うみのなかは さかなの おうちです。たくさんの さかなが くらしています」
学校で海の話を聞いたねずみのピネくんは、
さっそく自転車に乗って海へやって来ました。
先生のお話のとおり、海の中にはさかながいっぱい。
赤、青、黄色、たくさんのさかなが楽しそうに泳いでいます。
やがて、イルカが手まねきをしながら連れて行ってくれた所は…。
好奇心いっぱいのかわいいピネくんのお話。

sold out C-624 いろいろ1ねん 750円
レオ・レオーニ 作・絵 谷川俊太郎 訳
あすなろ書房 2000年2刷 定価1260円
状態 B / 表紙ヨレ少 中ヨレ少

1年の始まる日、1月1日に、双子のねずみウィリーとウィニーは、
雪の中で不思議な声を聞きました。
「わたしは ウッディ、木よ!」
こうして出会った2匹と1本は、時を重ねて仲良くなっていきます。
暖かくなるにつれ、つぼみや花をつけ、葉を繁らせ、
実りの秋が過ぎて木の葉が散っていく。
そんなウッディの様子を見ながら、
季節の移ろいと共に友情を育む2匹の子ねずみたち。
1年の中にはいろんなことがあるけれど、
変わらぬ思いやりにほっとさせられる1冊です。

sold out C-625 こんにちは トラクター・マクスくん 900円
ビネッテ・シュレーダー 文・絵 矢川澄子 訳
岩波書店 1999年第6刷 定価1680円(当時)
状態 B / 中わずかにヨレ有

お百姓のクラースさんと葦毛の馬フロリアンのところにやって来た、
赤いトラクター、マクス。
年とったフロリアンの代わりに次々と畑を耕す、若くて頼もしいマクスと、
何とかして仲良くなりたいと思っても、、マクスはただ壁の方を向いたきり。
がっかりして元気をなくしたフロリアンを、慰めるしかないクラースさんでした。
ところがある日、柔らかい土を耕そうとしたマクスが泥んこに埋もれ、
動けなくなってしまいました。
クラースさんとフロリアンは、マクスを助けようと一生懸命引っ張って…。
落ち着いた色調の絵と美しい文章でつづられた、
ゆったりとしたお話です。

sold out C-626 クラック! 700円
ギレーン・パケン=バック 作 フレデリック・バック 絵 山下明生 訳
あすなろ書房 1987年初版 定価(当時)
状態 B− / カバーなし 中ヨレ有

まっ白な雪の朝、オネジムが切り倒した1本のサクラの木。
「クラック!」大きな音とともに倒れたその木を使って、
オネジムが丁寧に作り出したのは、すてきなゆり椅子。
大好きなアンジェリーヌに贈るためです。
やがて2人は結婚し、次々と子どもが生まれ、ゆり椅子は大活躍。
月日は流れ、使い古された椅子はおんぼろになり、
あやうく捨てられるところを、美術館の番人に助けられて…。
『木を植えた男』のフレデリック・バックのアニメーションを元に、
妻のギレーン・パケン=バックが文章をつけて絵本化したのがこの本です。
ひとつのゆり椅子にまつわる家族とその周囲の世界を、
カナダ・ケベックの豊かな自然や風習を織り交ぜながら、
美しく、優しく語りかけています。

sold out C-627 テディベアのおいしゃさん 800円
ガブリエル・バンサン 作・絵 今江祥智 訳
BL出版 1999年第4刷 定価1533円(当時)
状態 B− / 裏表紙角破れ有 表紙ヨレ有 中は美本

片足の取れた子。片目のない子。
ほつれて中綿のはみ出している子。
ぼろぼろになり、捨てられてしまった子。
そんなテディベアたちを助けているのが、
テディベアのおいしゃさんです。
こわれた所を直すだけでなく、それぞれの悩みも聞いてくれる先生は、
ベアたちの強い味方。
今日も先生の通り道に捨てられた子が拾われて、
治療を受けているようです。
テディベアたちのつぶやきに、耳を傾けてみてください。

sold out C−639 ウィリーはとくべつ 1000円
ノーマン・ロックウェル 絵とお話 谷川俊太郎 訳 
紀伊國屋書店 1996年2刷 定価1500円
状態 B− / カバーよれ有 最終ページしみ有

森に住むツグミのウィリーは、やせっぽっちでちょっと変わり者。
ある日、図書館に勤めるポリーさんのフルートに合わせて、
ウィリーは素敵な歌を歌いだしました。
やがて、自分で作曲もするようになり、
人々の注目を集めることに。
もっとたくさんの人に歌声を聞いてもらうために、
ワシントンの鳥類園に行くことになったウィリーですが…。
自分にとって本当に大切なものは何か、を伝えてくれる絵本。
精緻でありながらも温かみにあふれたノーマン・ロックウェルの絵が
魅力的な1冊です。

sold out C-642 年をとったひきがえる 800円
バーニース・フレシェット 文 ロジャー・デュボアザン 絵 晴海耕平 訳
童話館出版 2001
第1刷 定価1470円
状態 B / 中は美本

ある池に、年をとったひきがえるがすんでいました。
今日も岩の上で日光浴をしながら、まわりで起こるさまざまなこと、
― 赤いリスやふとったヤマアラシ、小さなシカやキツツキがどんな風に動くのか ―
を静かに見ていました。
けれどもひきがえるは、池の岸に沿ってゆっくりと歩いてくるサギには気づきません。
おなかをすかせたサギは、注意深くそっとひきがえるに近づいて…。
まるで眠っているようなひきがえると、サギのかけひきのシーンには
どきどきしてしまいます。
ロジャー・デュボアザンの、躍動感のある絵がすばらしい絵本です。

C-666 グリム 七わのからす 550円
リスベート・ツヴェルガー 画 池田香代子 訳
冨山房 1985年第1刷 定価1100円(当時)
状態 B− / 裏表紙汚れ有 中よれ、汚れ有 最終ページしみ有
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7人の男の子のいるある夫婦に、待ちに待った女の子が生まれました。
お父さんはその子に洗礼を授けるために、井戸の水を汲みに行くよう
兄弟に言いつけました。
ところがつぼを井戸に落としてしまい、しかられるのを恐れて
いつまでも帰ってこない子どもたちにいらだったお父さんが、
腹立ちまぎれに「がきどもめ、どいつもこいつも、からすになっちまえ!」とどなると、
兄さんたちはたちまち真っ黒なからすになり、飛んで行ってしまいました。
兄弟がいることを知らずに美しく成長した女の子は、
やがて村の噂でそのことを知り、兄たちを探す旅に出かけますが…。
ドキッとする展開がグリムらしい、優しさと残酷さを併せ持ったお話です。
ツヴェルガーの、雰囲気のあるクールなさし絵もすばらしい1冊。

C-702 マザーグースのうたがきこえる 650円
ニコラ・ベーリー 絵 由良君美 訳
ほるぷ出版 1997年第35刷 定価1264円(当時)
状態 B / 表紙こすれ有 中よれ少 絶版
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さまざまなさし絵で出版されているマザーグースの本。
この作品は、イギリスのイラストレーター、ニコラ・ベーリーの
緻密で温かみのある絵で描かれた1冊です。
「誰が殺したコマドリを」「6ペンスの歌を歌おう」「ハンプティ・ダンプティ塀の上など、
日本でもよく知られた22の歌が、原詩とともに紹介されています。
どこか懐かしく、でもちょっと不思議なイラストとともに、
マザーグースの世界をお楽しみください。

C-703 ババールのしんこんりょこう 600円
ジャン・ド・ブリュノフ 作・絵 矢川澄子 訳
評論社 1998年9刷 定価1260円
状態 B / 表紙・裏表紙こすれ有 裏表紙角破れ有 中やけ・よれ少
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ぞうの国の王さまババールは、おきさきのセレストと一緒に
気球に乗って新婚旅行に出かけました。
ところが激しい嵐に遭い、見知らぬ島に不時着することに。
原住民に襲われたり、逃げ出した先でサーカスに売られたりと、
散々な目に遭った2人は、やがて以前出会った優しいおばあさんに再会し…。
次々に降りかかる難題に立ち向かうババールとセレストを、
思わず応援してしまう冒険物語です。

sold out C-720 かさどろぼう 650円
シビル・ウェッタシンハ 作・絵 猪熊葉子 訳
福武書店 1991年5刷 定価1130円(当時)
状態 B / 表紙下角破れ有 中は美本
スリランカの小さな村に住むキリ・ママおじさんは、
ある日、生まれて初めて出かけた街ですてきなものを見かけました。
それは「傘」。自分の住む村にはない傘にすっかり感心し、
みんなに見せびらかそうと、さっそく買って帰りました。
意気揚々と村に帰ったおじさんでしたが、コーヒーを飲んでいる間に傘は行方不明に。
もう一度街に出かけて買った傘も、その次に買った傘もどこかに行ってしまうという事態に、
何とか犯人を捕まえようと、おじさんのたてた作戦は…。
おおらかなお話と、のびのびとしたさし絵ガ楽しい1冊です。

sold out C-721 タンタンの冒険旅行1 黒い島のひみつ 900円
エルジェ 作・絵 川口恵子 訳
福音館書店 1997年第22刷 定価1680円(当時)
状態 B / 中は美本

ある日、赤い飛行機が墜落するのを目撃した少年記者タンタンと飼い犬のスノーウィ。
登録ナンバーの無いこの飛行機の謎を追ううちに、
怪物が住むと恐れられているスコットランド沖合いの「黒い島」に
秘密があると考えたタンタンは、スノーウィと共に単身乗り込みます。
そこで見たものは…。
どんな状況でも冷静に行動し、知恵と勇気で難局を乗り切るタンタンと、
実はお酒が大好きで、へまをしてはご主人を困らせたり、
思わぬ活躍で逆に助けたりするチャーミングなスノーウィ。
ちょっと頼りない国際警察のデュポン氏とデュボン氏や、
それぞれ特徴のある悪人たちも個性的。
緻密な絵柄と的確な描写に魅力を感じる大人のファンも多いのです。
トレードマークのニッカーボッカーにベージュのコート、
ある時はベレー帽にタートルニット、キルトスカートとおしゃれな服装も見逃せません。

sold out C-723 くまのがっこう ジャッキーのパンやさん 750円
あいはらひろゆき 文 あだちなみ 絵
ブロンズ新社 2003年初版第1刷 定価1260円
状態 B / 表紙・裏表紙上よれ有 裏表紙わずかに汚れ有 中は美本

12人兄弟のくまの子たちの、11番目までは男の子。
そしてたったひとりの女の子、末っ子のジャッキーは、
一番のいたずらで、きかんぼう。
今日は楽しみにしていたくまのがっこうのバザーの日。
くまの子たちはパン屋さんを開こうと決めていました。
朝早くから準備して焼き上げた、
おいしいベリーとはちみつと、ホクホクのかぼちゃを入れた、
きつね色の大きなふっくらパン。
ところがおてんばジャッキーがその上に飛び乗って…。
お兄ちゃんくまたちの変装した様子や、大泣きのジャッキーの顔が愛らしい、
人気シリーズ「くまのがっこう」の2作目です。

C-725 さあ歩こうよ おじいちゃん 900円
トミー・デ・パオラ 作・絵 高木由貴子 訳
絵本の家 1999年第3刷 定価1365円(当時)
状態 B / 表紙よれ少 中は美本 絶版
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ボビーとボブおじいちゃんは大の仲よし。
一緒に積み木で遊んだり、遊園地でジェットコースターに乗ったり、
ボビーをひざに乗せ、小さい頃の話をしてくれたりしました。
ところがある日、おじいちゃんは重い病気になり、入院してしまいます。
やっと退院しても、ママやパパのことも、そしてボビーのことも
誰だか分からないのです。
心配でたまらないボビーは、おじいちゃんに何とか元気になってもらおうと、
あることを思いつきました。それは…。
歳を重ねていくこと、助け合って生きることを、
静かに考えさせてくれる絵本です。

sold out C-726 magi magiの赤い傘 1000円
武内祐人 絵
新風舎 2004年初版第3刷 定価1785円
状態 B / 表紙汚れ少 裏表紙よれ少 中は美本 絶版

なかなか止まない雨の日、magi magiはレインコートを着て、
外に出かけました。
街を歩いて見つけたすてきなものを、作ってみようと思ったmagi magiは、
さっそく材料を買って家に帰りました。
どんなものができたかな?
文字のない、絵だけで描かれたこの作品は、
どのページも飾っておきたくなるような、ほのぼのとした雰囲気。
好きな言葉を当てはめながら読んでみてください。

sold out C-727 あたしもびょうきになりたいな! 700円
フランツ=ブランデンベルク 作 アリキ=ブランデンベルク 絵 福本友美子 訳
偕成社 1995年14刷 定価1200円(当時)
状態 B / 表紙よれ有 背表紙上汚れ少 中は美本

エドワードが病気になりました。
お母さんはごはんを運んでくれるし、お父さんは冷たいタオルをあててくれる。
おばあちゃんは本を読んでくれるし、おじさんやおばさんはお見舞いの電話をしてくれる。
それを見たエリザベスはうらやましくてたまりません。
だって、エドワードがみんなに優しくされている間に、
着替えて学校に行き、ピアノの練習や宿題をやったり、
金魚やカメにえさをあげなくちゃいけないんだもの。
「あたしも びょうきに なりたいなあ!」
そうしたら、何日かしてエリザベスも熱が出てしまい…。
ぷんぷん顔のエリザベスの気持ち、なんだかちょっと分かります。
幼い兄弟や姉妹にはもちろん、うらやましがりの大人たちにも
おすすめの1冊です。

sold out C-741 空想動物ものがたり 1500円
マーグリット・メイヨー 再話 ジェイン・レイ 絵 百々佑利子 訳
岩波書店 2005年第1刷 定価2310円
状態 B−/ 表紙上よれ有 角上下よれ有 P23〜29鉛筆跡有 

大きな翼を持ち、雪のように白く美しいペガサスや、
ライオンの頭と長い蛇のしっぽを持つ、火を吐く怪獣キマイラ。(ギリシア神話)
大理石のような肌と長い金色の髪の、美しいマーメイド。(イングランドの伝説)
翼をはためかせて雷をおこす、緑色の爪のサンダーバード。(北アメリカ先住民の伝説)
太陽のように輝く、とこしえに生きる鳥フェニックス。(エジプトの神話)
それぞれの土地の地形や歴史が反映され、
人びとの憧れや願いの込められた想像上の動物たちは、
どれも個性豊かで魅力的です。
この本では、世界中の神話や言い伝えを集め、
美しい絵と共に紹介しています。
(第2話「人魚」のみ、ほとんどのページに鉛筆跡があることをご了承ください。
他のページはきれいです。)

sold out C-751 海べのあさ 1100円
ロバート・マックロスキー 文・絵 石井桃子 訳
岩波書店 1992年第6刷 定価1500円(当時)
状態 B / 中は美本

ある朝、サリーは1本の歯がぐらぐらしているのに気付きました。
あわててお母さんに知らせると、
「それは、きょう サリーが、大きな子になったという しるしなのよ。」
と言われてびっくり。
そしてちょっぴり誇らしい気持ちになり、
浜辺でハマグリ取りをしているお父さんの所に急ぎました。
抜けた歯を枕の下に入れてお願い事をしようと思っていたサリーでしたが、
あいにく砂浜に歯を落としてしまい…。
すれ違う鳥や動物たちに自分の歯のことを教えたり、
小さな妹を気遣ったりといった様子や、
両親・近隣の人々とのやりとりの描写を通して、
海辺に暮らす小さな女の子の一家の穏やかな暮らしぶりが伝わる、
ほのぼのとした絵本です。
きっと、アメリカ・メイン州の入り江に暮らした作者自身の体験が描かれているのでしょう。