・・・優しい気持ちになれる本・・・

   
あったかくて、せつなくて

F-13 ペイ・フォワード[可能の王国] 750円 
キャサリン・ライアン・ハイド作
角川書店 2000年初版 定価1000円
状態 A / オビ付 表紙わずかによごれ 映画『ペイ・フォワード』原作
十二歳の少年が考えついた「世界を変える方法」。それは、
「ぼくが三人の人に何かいいことをする。彼らがお返しをしたいって言ったら、
その分を他の人に返してほしいって頼むんだ。
それぞれが別の三人のために何かをするんだ。」
受けた恩を相手に返す「恩返し」ではなく、
さらに大きく広めていく「恩送り」という考え方は、日本でも江戸時代からあったそう。
こんな時代だからこそ、ぜひ読んでほしい物語。
F-48 チャリング・クロス街84番地 書物を愛する人のための本 300円 文庫 sold out
ヘレーン・ハンフ編・著 江藤淳訳
中公文庫 1997年6版 定価560円
状態 A
快活で本好きのミス・ニューヨーカーが、ロンドンの古書店に宛てた一通の手紙。彼女と古書店の人々との、二十年に渡る交流が、ここから始まります。
時には愉快に、時にはしんみりと綴られる、思いやりに満ちたやりとり。まさにタイトルどおり「書物を愛する人のための本」。


F-17 ロザムンドおばさんの贈り物 900円 sold out  
ロザムンド・ピルチャー作
晶文社 1994年5刷 定価1800円
状態 B+ / 表紙・裏表紙よれ、汚れ少 中は美本
なにげない毎日の暮らしの中で、ふと感じる不安や哀しみ。
こんなこと何でもない、と思っても、いつのまにかそれに捕らわれてしまう。
そんな時の、ほっとするひと言が、どんなに勇気を与えてくれることか。
恋人への思い、家族への愛に戸惑う主人公たちに、そっと寄り添う作者の優しい視線。。
丁寧に語られるこの短編集は、『天然生活』や『ku:nel』の読者にも、きっと気に入ってもらえるはずです。
F-36 はるかなるわがラスカル 500円 文庫
スターリング・ノース作
小学館ライブラリー アウトドアエディション 1994年第1刷 定価820円
状態 B
五月のウェントワースの森でであった、小さな赤ちゃんアライグマ。ラスカル(やんちゃ坊主)と名付けられたアライグマと、スターリング少年との友情が、美しい北米の自然を背景に育まれていきます。アニメーションでもおなじみのこの作品、文字で読むと、少年のきらきらとした日々が鮮明に浮かび上がって、切ないほど。満月の夜の別れの場面は、特に。
F-37 小雀物語 400円 文庫
クレア・キップス作
小学館ライブラリー アウトドアエディション 1994年第1刷 定価680円
状態 / B+
カフェオレボウルのようないれものに入り、小首をかしげてえさをじっと見ている小鳥。このコの名前は「クラレンス」。1940年のある日、瀕死のところを老婦人に助けられ、大切に育てられます。殺伐とした戦時中に、婦人の庇護の下、様々な「芸」を覚えて、当時のロンドン子たちを喜ばせたという小雀。その十二年に及ぶ愛情あふれる生活が描かれた作品です。セーターの中に入り込んだり、本を読んだり、音楽を楽しんだり。トランプを一枚、くちばしにくわえた時の得意そうな顔といったら!
F-32 パパ・ユーアクレイジー 750円
ウイリアム・サローヤン作 伊丹十三訳
ブロンズ新社 1996年第8刷 定価1500円
状態 B / オビ付(破れ少) 中は美本
海辺の家で過ごした、父さんとぼくの夏。
愛することと憎むこと、わかり合うこと、いつか命はなくなること…。
父さんが教えてくれた、たくさんの大切なこと。
十歳の少年の視線を借りて、サローヤンが描いたナイーブな世界。
J-11 月の砂漠をさばさばと 450円 
北村薫著
新潮社 1999年5刷 定価1400円
状態 B+ / 表紙やけ少
小学三年生のさきちゃんのお母さんは、お話を作る仕事をしています。
なにげない、けれどかけがえのない二人の毎日は、くすっと笑える愉快な会話でいっぱい。「ダオベロマン」なんて、思い出しただけでも、むずむずしてくるようなおかしさです。
こんな風におおらかに、子供と歩いていきたいな、と思える本。
P-4 あ・い・た・く・て 400円 sold out
工藤直子作 佐野洋子絵
大日本図書 1992年第5刷 定価950円
状態 B / 表紙、裏表紙汚れ少
「だれかに あいたくて なにかに あいたくて 生まれてきたー
そんな気がするのだけれど」。自分に、人に、風景に、そして猫に会いながら、ことばの旅を続ける詩人、工藤直子さんの詩集。
選ばれたことばたちの、なんと心にぴたりとくること。
 
C-64 夕あかりの国 800円 再入荷
アストリッド・リンドグレーン作 マリット・テルンクヴィスト絵 石井登志子訳
徳間書店 2000年3刷 定価1680円
状態 B+ 

歩けなくなってしまった少年ヨーランの元へ、ある日やってきた小さなおじさん、
リリョンクバストさん。誘ってくれたのは、「夕あかりの国」。
ここでは乗り物を自由に運転できるし、動物たちはおしゃべりしてる。
空を飛んだり、もちろん歩くことだってできる。
夕あかりの国は心配ごとのない世界。
「平気だよ。なんでもないことなんだ。」という言葉に、
悲しみを抱えたヨーランも大人も、しばしほっとする。
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