写真集・画集 sold out item          TOPページへ

sold out G-1 derek jarman's garden(日本語版) 4000円  
Howard Sooley写真
光琳社出版 1997年初版 定価3600円
状態 B
sold out G-2 センス・オブ・ワンダー 800円 
レイチェル・カーソン著 森本二太郎写真
新潮社 1996年5刷 定価1500円
状態 A
sold out G-3 ワンス・アポンナ・タイム・シリーズ 赤ずきん 500円 
ペロー作 サラ・ムーン写真
西村書店 1992年第2刷 定価1030円
状態 A
sold out G-4 花の妖精たちシリーズ 全8巻 6000円  
メアリー・シシリー・パーカー作・絵
フェリシモ出版 2001年第2刷 定価6400円
状態 A / 函入 (写真は全体の函です)

sold out

G-5 アーサー王の世界 1200円 
デイヴィッド・デイ著 
原書房 1997年第1刷 定価3200円
状態 B / 表紙カバー上よれ 中やけ
sold out G-6 星をめぐる少年 800円
安珠 写真 永瀬正敏 黒田勇樹
新潮社 1993年 定価1500円
状態 B- / オビ付破れ 裏表紙キズ有 中は美品
sold out G-6 星をめぐる少年 700円 再入荷
安珠 Photo & Story 出演 永瀬正敏 黒田勇樹
新潮社 1993年 定価1500円(当時)
状態 B− / オビ付 オビ破れ 裏表紙キズ有 中は美本

なくしてしまった大切なものを探しに、星と雲を乗りかえて、
「とうきょう」という大きな星にやって来た少年。
「君は大切なものを持っているね」
少年が持っていたバスケットから取り出した小さな磁石は、
くるくる回り、ぴたりと僕を指して止まった。
「それ、僕が大切なものを持っている証拠かい?」
「証拠?ちがうよ
心に証拠はないよ。手掛かりなんだ。かんじんなことは目で見えないもの。
それに気づかなかったから、ぼくは大切なものをなくしてしまったんだ」
そして僕たちは、それを見つけるために街のあちこちを歩き始めた…。
少年期特有の愛くるしさと純粋さをたたえた黒田勇樹君、
苦さと優しさを併せ持った永瀬正敏さんの表情を、
安珠さんが巧みに捉えた小ぶりなモノクロの写真集です。
sold out
G-7 ドアノー写真集[パリ] 1900円 
ロベール・ドアノー
リブロポート 1993年第3刷 定価4635円
状態 B- / 表紙カバー上よれ有 カバー全体に汚れ少 
        中は美本
sold out G-8 A Writer 作家 750円
M.B.ゴフスタイン作・絵 谷川俊太郎訳
ジー・シー・プレス 1991年第4刷 定価1545円
状態 B+ / 中は美本 
sold out G-9 猫のアンチック・ポストカードPARTT 
愛をはこぶ猫のおたより 1200円
 
二見書房 1981年初版 定価850円(当時)
状態 C / やけ有 ポストカードセット64枚
sold out G-10 Le Chats du Soleil 2000円 
Hans Silvester
Editions de La Martiniere 1993
状態 B+ / 表紙跡あり 裏表紙上よれ少やけ少
       中は美本 29cm×25cm×2cm ハードカバー大判
sold out G-11 REVE DE BLANC LA GRANDE HISTOIRE DU LINGE DE MAISON 3000円
Francoise de Bonneville
Flammarion 1993
状態 B / 裏表紙キズ少汚れ少 中は美本
       31.5cm×24.5cm×2cm ハードカバー大判
sold out G-13 「少女の行方」 1200円
安珠 写真・小説 高橋かおり モデル
東京書籍 1991年第2刷 定価1600円
状態 B / 表紙・裏表紙上よれ・汚れ少 中は美本
sold out G-14 恋の魔法 田村セツコポストカード集 800円
田村セツコ
ポプラ社 2004年第1刷 定価1575年
状態 B+ / オビ付 杉浦さやかコメント

ある年代の方にはなつかしく、若い世代の方にも違和感なく「かわいい!」と言ってもらえる、イラストレーター田村セツコさんの世界。
いつまでも乙女な心を持ち続ける、稀有な存在。
sold out G-15 Cats in Venice 1200円
大谷眞
TREVILLE 1996年初版 定価2266円
状態 B / 中は美本

ヴェニスは水の都、であると同時に猫の町でもあるそうです。
天敵の「車」がないから。そして、猫好きの人が住む町だから。
そんなヴェニスで暮らす猫たちの、あくびや居眠り、物思いにふける様子が、
美しい古い町並みと共に写し出された写真集です。
sold out G-16 キャンディを撮った日 1200円
片岡義男
フレーベル館 1998年初版第1刷 定価1890円
状態 B+
sold out G-17 Pink Rose Suite 蜷川実花写真集 1500円
発行 エディシオン・トレヴィル 発売河出書房新社 
2001年第2刷 定価2625円
状態 B / 中は美本
sold out G-18 宙(ソラ)の名前 2000円
写真・文 林完次
光琳社出版 1996年第9刷 定価3200円
状態 B / 中は美本

雪待月、月の船、小夜時雨、星月夜、星の林、セント・エルモの火、
ラコニアの鍵、ヘンナで染めた手、雨降りヒヤデス…。
夜空を彩る星や月、降る雨に、こんな美しい名前が付いていたのをご存知でしたか?
写真もすばらしい、夜空の辞典。
sold out G-18 宙(ソラ)ノ名前 1800円 再入荷
林完次
光琳社出版 1996年第10刷 定価3200円(当時)
状態 B / 中は美本 絶版
雪待月、月の船、小夜時雨、星月夜、星の林、セント・エルモの火、
ラコニアの鍵、ヘンナで染めた手、雨降りヒヤデス…。
夜空を彩る星や月、降る雨に、こんな美しい名前が付いていたのをご存知でしたか?
写真もすばらしい、夜空の辞典。
 
sold out G-19 素と形 2000円
中村好文 坂田和實 山口信博 写真 小泉佳春
株式会社ラトルズ 2004年初版 定価2400円
状態 B+ / オビ付 松本美術館「素と形」展の図録
sold out G-20 アリスの不思議なお店 2200円
フレデリック・クレマン 鈴村和成 訳
紀伊國屋書店 1997年初版 定価2940円
状態 B+ / 函入

内容を「日記」でご紹介しています。
sold out G-20 アリスの不思議なお店 2200円 再入荷
フレデリック・クレマン 作 鈴村和成 訳
紀伊國屋書店 2003年第7刷 定価2940円
状態 B / オビ付 オビ破れ有 函入 中は美本
もうすぐアリスの誕生日。
アリスは、ふしぎなものを売ってる女の子。
そんな女の子にあげるプレゼント、一体どうしたらいい?
そこに現れたマッチ売りの男が言うことには、
「ときと場合によっては、ふしぎなものの行商人にはやがわり
お祝いの日や誕生日のお役に立とうというわけさ。」
そのコレクションといったら…
長靴をはいたネコの左の口ひげ、右の口ひげ、星の王子さまの影、白雪姫の靴下どめ
人食い鬼の乳歯、セイレーンの髪の毛、シンデレラの笑いのかけらとガラスのかけら…
美しいコラージュや絵、銅版画などで彩られたこの本は、
著者が娘さんのために製作したのだとか。
クラフトエヴィング商會にも通じるような、摩訶不思議な夢のカタログ。
自分にプレゼントしたくなる本です。 
sold out G-22 マリオネット LA PETITE MARIONNETTE 900円 
ガブリエル・バンサン
ブックローン出版 1993年第2刷 定価1400円
状態 B / カバーよれ少 中は美本

確かなデッサン力で高い評価を得ているガブリエル・バンサン。
たった一本の線から、豊かな表情があふれ出ています。小さな男の子とマリオネット、
そして人形遣いの男との交流が、言葉のない絵だけの世界で描かれたこの本。
まるでモノクロの静かな映画を観ているようです。
sold out G-25 ガーデンハウス “自然と暮らすナチュラルリビング” 3500円
ボニー・トラスト・ダーン 著 ショーン・サリバン 写真 鈴木るみこ 訳
クロニクル・ブックス 発行 フレックスファーム 1999年第1刷 定価2289円
状態 B / 一部印刷の汚れ有 他は美本

「自然と共に暮らしたい」。広い庭やベランダがなくても、
少しの工夫で毎日の暮らしに「自然」を取り入れることができるとしたら…。
たった一つの鉢植え、新鮮な果物や野菜、ハーブを少し。
洋書の中のすてきな部屋にはなかなか近づけませんが、
日々の生活を気持ちよく過ごせるヒントが、この本には詰まっています。
sold out G-26 THE GIFT TO BE SIMPLE LIFE IN AMISH COUNTRY
     “シンプル”という贈りもの 〜アーミッシュの暮らしから 
     2300円

ビル・コールマン 写真 青山南 翻訳・解説
クロニクル・ブックス 発行 フレックスファーム 2002年第1刷 定価 2940円
状態 B / 表紙カバー表裏汚れ有 破れ少 中は美本

電気や車を使わず、質素な生活を貫くアーミッシュの人々。
閉鎖的といわれているこの共同体に入ることを許された写真家ビル・コーマンが撮った、
25年間の記録、それがこの写真集です。
四季の移り変わり、子供たちの笑顔、焼きたてのパン、日々の営み。
どのページを開いても、静かで美しい写真からその生活ぶりが伝わってきます。
sold out G-28 小径の向こうの家 母ターシャ・テューダーの生き方 1600円
ベサニー・テューダー 著 食野雅子 訳
メディアファクトリー 2001年第7刷 定価2100円
状態 B+ / オビ付

絵本作家であり、美しい庭の創造主でもあるターシャ・テューダー。
その生い立ちを、ターシャの娘ベサニー・テューダーが丹念に綴りました。
若き日のターシャの美しいポートレイトや、長年の愛用品、
描かれたたくさんの絵やカードなどが掲載されています。
sold out G-29 ねこの12星座占い 1100円
レズリー・アン・アイボリー 作・絵 酒井公子 訳
小学館 2003年初版第1刷 定価1575円
状態 B / 表紙角よれ少 中は美本

自らもねこ好きで、ねこを描く画家として有名な著者。
たくさんのねこと暮らすうち、「それぞれのねこの気質や性格の違いが、
どうも彼らの生まれ月と関係があるように思えてきた」そうです。
そして、「12星座のそれぞれの特徴は、人間にだけではなく、
太陽の下に生まれ育つ生き物すべてに、もしやあてはまるのではないかと思うようなった」とか。
平和を愛し、もの静かで忍耐強いおうし座のねこジェマ、
夢見がちで月明かりが好きなかに座のねこチェスタトン、
おとめ座の謙虚さと愛らしさを持つつややかな毛並みのねこギャビー…。
緻密で美しいイラストと共に、12の星座とねこの不思議な関係をお楽しみください。
もちろん、人間にもあてはまります。
            
sold out G-30 クマのプーさんスケッチブック 750円
ブライアン・シブリー 編 今江祥智・遠藤育枝 訳
ブックローン出版 1995年第2刷 定価1600円(当時)
状態 B− / 表紙カバーやけ・汚れ 「行雲流水」の印有 中は美本

長い間、多くの子どもたち(と大人たち)に愛されてきたA・A・ミルンの物語
「クマのプーさん」。
このお話に欠かせないさし絵を描いたE・H・シェパードのスケッチ集がこの本です。
ヴィクトリア・アンド・アルバート美術館に寄贈された作品の中から選ばれた
オリジナル・スケッチには、未使用のものも多く含まれています。
百エーカーの森の地図、穴にはまったプー、
小川にうつる自分の姿を見つめるイーヨー、
棒投げをした橋、飛び跳ねるクリストファー・ロビン…。
なにげない線の一つ一つが、お話の主人公たちを活き活きと描写しています。

sold out G-31 チェコの映画ポスター 2500円
ピエブックス 2006年初版第1刷 定価3990円
状態 A

第二次世界大戦以前からナチス支配下の時代、
チェコ映画黄金期、海外映画のチェコ版ポスターなど、
魅力的な作品を数多く収録した図録です。
どのページも、本当にかっこいい!

sold out G-32 ハンス・ウェグナーの椅子100 コロナブックス100 1800円
織田憲嗣 
平凡社 2002年初版第1刷 定価2520円
状態 B / 表紙カバー上よれ少 裏表紙角折れ少 中は美本 ソフトカバー

「触ってください。座ってみてください。」
(1998年第8回国際デザイン・アウォード受賞の言葉より)
「デンマークの家具芸術とウェグナー」(織田憲嗣)
「デンマーク式、椅子の作り方」
「ウェグナー100脚の椅子」
「ウェグナー邸を訪ねて マイスター・ハンスの優雅なアトリエ」
「展覧会に見るウェグナー」
「ハンス・ウェグナー作品年表」他
デンマークに生まれ、「よいものを長く使い続ける」という社会のもと、
家具職人としての技術に裏打ちされた優れたデザインで、
数々の椅子を作り続けたハンス・ウェグナー。
この本では、ウェグナーの作品をたどりながら、その業績を検証しています。
写真と解説で綴った100脚の椅子、どれも座ってみたくなります。

sold out G-33 クマのプーさんと魔法の森へ 1500円
猪熊葉子 監修・文 中川祐二 写真
求龍堂グラフィックス 1993年初版 定価2900円
状態 B / 裏表紙角よれ有 

たくさんの子どもたち(と大人たち)に、長い間愛され続けている「クマのプーさん」。
イギリス児童文学の中でも、とりわけ有名なこの物語を作り上げた
作者A.A.ミルンと息子クリストファー・ロビン、
そして物語になくてはならない挿し絵を描いたアーネスト・シェパードについて、
豊富な写真と共に紹介しています。
また、物語の舞台となったハートフィールド村を訪ねる旅では、
美しい田園風景や、おなじみの「プー棒投げ橋」の様子、
ミルン一家が住んでいた石造りのコッチフォード・ファームなど、
イギリスならではの光景が。
この本を眺めていると、いつでもあの100エーカーの森に帰っていけそうです。
sold out G-34 宙(そら)の名前 1800円
林完次 写真・文
角川書店 2002年10版 定価2625円
状態 B+ / ビニールカバー オビ付

雪待月、月の船、小夜時雨、星月夜、星の林、セント・エルモの火、ラコニアの鍵、
ヘンナで染めた手、雨降りヒヤデス…。
夜空を彩る星や月、降る雨に、こんな美しい名前が付いていたのをご存知でしたか?
写真もすばらしい、夜空の辞典。
sold out G-35 星のこよみ 1800円
林完次 写真・文
ソニーマガジンズ 2006年初版第1刷 定価2625円
状態 B+

淡雪、佐保姫、朧月夜、花曇、一角獣座、菜種梅雨(「春」)
青嵐、薫風、半夏生、冠座、緑陰、夜の秋、(「夏」)
星月夜、雁渡、顕微鏡座、碇星、秋時雨、竜田姫(「秋」)
彫刻室座、小春、虎落笛、冬銀河、月天心、風花(「冬」)。

二十四節気と七十二候によって、いにしえの人々は季節の変化を感じ取りました。
前回ご紹介した『宙の名前』の著者が、四季折々の言葉を写真で綴る、
美しい歳時記です。
sold out G-36 言葉の風景 1800円
野呂希一 写真・構成・文 荒井和生 文
青菁社 2001年第4刷 定価2940円
状態 B / オビ付 中は美本

花曇り、朧月、仄か(ほのか)、日和、花冷え、揺蕩う(たゆとう)、微睡む(まどろむ)(「春の章」)
短夜、風待月、打ち水、玉響(たまゆら)、あえか、水鏡、草いきれ、緑陰(「夏の章」)
今朝の秋、清か(さやか)、夜長月、錦繍,一入(ひとしお)、そこはかとなく(「秋の章」)
小春日和、冬麗ら(うらら)、時雨、風花、雪暮れ、六花(りっか)、星冴ゆ(「冬の章」)
「自然」と「言葉」。どちらも今、急速に姿を変えてきています。
失いたくない、四季の風景の中から湧き出る、豊かな美しい言葉たちを、
写真とともに紹介している1冊です。
sold out G-38 猫の建築家 1500円
森博嗣 作 佐久間真人 画
光文社 2002年初版第1刷 定価2100円
状態 B/ 中は美本

何度生まれ変わっても、そのたびに建築家になるという猫。
猫は考える。
「造形」について。
「機能」について。
「内と外」について。
「作るべき形」について。
そして「美」について。
「美」というものはどこにあるのか、それは本当に価値のあるものなのか、
そんなものが本当にあるのだろうか。
建築家の猫とその仲間たちは考え続ける…。
佐久間真人さんの語りかけるような精緻な絵につけられた、
ミステリー作家として活躍する森博嗣さんの、時に哲学的な問いかけ。
不思議な読後感の、静かな物語です。
sold out G-40 カンパネルラ Campanella 機械仕掛けの少年の魔法の角笛 700円
天沼春樹 文 七戸 優 画
パロル舎 2001年第1刷 定価1470円
状態 B / 表紙カバー裏よれ・汚れ有 中は美本

「月にむかって少年があるいてゆく。
 独りで、星のない夜に。
 地平に月だけがのぼっていた。
 たしかに道は、月へとまっすぐにのびている。
 重力はもう意味をなさない。
 あれほど熟知した天球儀も役に立たない。
 天体の運行を測れると信じていたのに、
 小惑星の動きにも惑わされたのか。
 それでも、この道をたどれば、会えるかもしれない。
 だが、誰に?」
画家・イラストレーターの七戸優(しちのへ まさる)さんの絵に、
ドイツ文学者・翻訳家で飛行船の研究家でもある天沼春樹さんが文章を添えた画集です。
稲垣足穂や宮沢賢治を思わせる、幻想的で硬質な世界が広がる1冊です。

sold out G-41 ALL SMILES みんな、笑って。 800円
ブルース・ヴェリック 
フレックス・ファーム 1996年第2刷 定価1400円(当時)
状態 B /  中わずかに汚れ有 他は美本

くすくす、にっこり、照れくさそうに、思いっきり…。
どんな種類でも、笑顔っていいもの。
アンリ・カルティエ=ブレッソン、エリオット・アーウィット、ロバート・キャパ、
ロベール・ドアノー、エドゥアルド・ブーバ、ジャック・アンリ=ラルティーグなどがとらえた、
さまざまな国、さまざまな人々の笑顔がいっぱいの写真集です。
sold out G-42 ディック・ブルーナのすべて 1800円
講談社 1999年第2刷 定価2940円
状態 B / 表紙よれ少 中は美本

愛らしい小さなうさぎの女の子「ミッフィー」の作者、ディック・ブルーナ。
その長い画歴と、万人を魅了する素顔を追ったのがこの本。
色にこだわり、6色のみを使用している理由、シンプルな構図について、
登場人物が正面を向いているという効果、正方形の絵本の意味など、
その世界の秘密に迫った章や、自身の生い立ち、家族へのインタビュー、
アムステルダム・ユトレヒトなどのゆかりの土地を訪ねるオランダ紀行、
絵本以外に広がる、装丁やポスター・切手などの紹介と、
内容は多岐に渡っています。
最後に、「私の本を読んで、子どもたちがほんのわずかでもあたたかさと幸せを
感じてくれたらと思います。そして、世の中にはすばらしいことがあると
気づいてくれるよう願っています。」というメッセージで結ばれています。
sold out G-43 春夏秋冬(はるなつあきふゆ) 2500円
香月泰男 絵と文 谷川俊太郎 編
新潮社 1994年8刷 定価3800円(当時)
状態 B / オビ付 オビ破れ有 中は美本
「生きることは、私には絵を描くことでしかない。
 それしか自分に納得できる生き方はない。
 今日は今日の絵を描き、絵の具を塗る。」
孤独な生い立ち、旧満州への出征、
戦後2年間のシベリア抑留と試練が続き、
それゆえ、何よりも絵を描くことを愛し、家族と故郷を愛した画家、香月泰男。
ku:nel2007年3月号や、暮しの手帖27号でも紹介された、婦人の語るその横顔は、
時に厳しく、また時にユーモラスな一面を見せ、
その絵と共に私たちを魅了します。
この本では、香月泰男の絵と、完結で味わい深い文章とを、
谷川俊太郎さんが編んでいます。
「わたしは国より、家族のほうが大切であると思ふ。」
この一言に込められた思いをかみしめながらページを繰る時、
画家の素顔にほんの少しでも触れることができるのではないでしょうか。

sold out G-44 こうちゃん 850円
須賀敦子 文 酒井駒子 画
河出書房新社 2004年初版 定価1680円
状態 B / オビ付 表紙よれ少汚れ少 「ゆう子」の印有 中は美本
こうちゃんて、誰でしょう。
みんなの心の中、固い殻の内側の、やわらかいところに住んでいる、
ちいさな男の子。
歌い、笑い、べそをかき、そっとささやく。
耳をすまして、こうちゃんの言葉を聞いてみてください。
この、童話とも詩とも違った、若き日の著者の創作は、
学生時代に傾倒したという宮沢賢治の世界にも通じるものがあります。
酒井駒子さんの絵もすばらしい。
初出は、著者がイタリア留学時代に出していた小冊子『どんぐりのたわごと』7号。
(1960年12月)
sold out G-46 意中の建築 下巻 2200円
中村好文
新潮社 2005年 定価2940円
状態 B / オビ付 中は美本

ル・コルビュジェの代表作とされる「サヴォア邸」の、度重なる推敲。
無頼派の作家檀一雄が、最晩年に一目ぼれした能古島の家。
自由な想像力と独特の感受性が作り上げた、清家清の「続・私の家」。
アルヴァ・アアルトの手がけた森の礼拝堂「「オタニミエ・チャペル」。
映画『第三の男』の舞台となった、ウィーンの地下水道…。
この本は、建築家中村好文さんの『芸術新潮』での2年間に渡る連載を、
2巻にまとめたうちの下巻です。
中村さんご自身が興味を持った、国内外のさまざまな建築物、
―住宅・教会・斎場・美術館・監獄・駅舎・博物館・研究所、
そして自らの沖縄の別荘など―について、
気さくな語り口と豊富な写真、そしてイラストで綴っています。
読んでいると、実際にその場にいるような気持ちになる建築探訪。
巻末には「読者のための見学案内」が付いています。

sold out G-47 アルフォート ヨウガシテン 1800円
やまだないと ふじもとあや オダニミユキ カオル chai
ホビージャパン 2007年初版 定価2625円
状態 B / 中は美本 ハードカバー

ドキッとするほど大きな瞳と、どこかアンバランスなプロポーション。
1度見たら忘れられない、強烈な印象の人形「ブライス」。
これは、そのブライスをモチーフに結成されたビジュアルユニット
『あるふぉーと』が作ったお菓子の本です。
マカロンやキャラメルシフォン、チョコレートムース、ドームゼリーなどの
おなじみのお菓子たちも、ブライスと一緒だと、
どこか知らない国の食べもののように見えるから不思議です。
この写真集のブライスは、1972年にのみ作られたヴィンテージモデルなのだとか。
甘い甘いお菓子の中の密やかな毒を、少しだけ味わってみてください。

sold out G-48 クレーの絵本 750円
谷川俊太郎
講談社 1995年第2刷 定価1500円(当時)
状態 B− / 表紙カバー汚れ・よれ有 中やけ

「若いころから私は彼の絵にうながされて詩を書いてきた。
 ちょうどモーツァルトの音楽にうながされてそうしてきたように。
 『詩』は言葉のうちにあるよりももっと明瞭に、
 ある種の音楽、ある種の絵のうちにひそんでいる。」(「魂の住む絵」)
クレーの絵画40点と、その絵に触発されて書かれた詩14編。
静けさと同時に、心の奥深くから沸き起こるうねりを感じさせる1冊です。

sold out G-49 クレーの天使 1000円
谷川俊太郎
講談社 2001年第4刷 定価1575円
状態 B / オビ付 表紙・裏表紙上ヨレ有 中は美本

「ほんとうにかきたかったものは
 けっしてことばにできなかったもの
 
 すずをつけたてんしにくすぐられて
 あかんぼがわらう
 かぜにあたまをなでられて
 はながうなずく

 どこまであるきつづければよかったのか
 しんだあとがうまれるまえと
 まあるくわになってつながっている

 もうだまっていてもいい
 いくらはなしても
 どんなにうたっても
 さびしさはきえなかったけれど

 よろこびもまたきえさりはしなかった」(『鈴をつけた天使』)
クレーの描くさまざまな天使の絵45点に添えられた、
谷川俊太郎さんの18編の詩。
前作『クレーの絵本』に続くこの本も、私たちの心の奥底に響く大切なことが描かれています。
sold out G-50 Santa Maria 1500円
トレヴィル 発行 リブロポート 発売 1993年初版 定価2369円(当時)
状態 B / 中数ページ汚れ有 他は美本

フラ・アンジェリコ、フィリッポ・リッピ、ラファエロ、ボッティチェリ、
ジョット、ピエロ・デラ・フランチェスカ、ティツィアーノ、
そしてレオナルド・ダ・ヴィンチ。
15世紀から16世紀にかけて描かれた、さまざまな画家によるマリアの絵。
優しく慈愛に満ちた、あるいは悲しみや物思いに沈んだその姿に、
宗教を超えた感慨を覚えます。
小ぶりな、とても美しい1冊。
sold out G-51 Portrait of Audrey Hepburn 1800円
朝日新聞社 1993年第1刷 定価2800円(当時)
状態 B / 表紙ヨレ・こすれ・ヤケ有 中は美本 ハードカバー

大きな瞳、チャーミングな笑顔、すらりとした体型。
オードリー・ヘップバーンには、心惹かれる魅力があふれています。
この本は、時代を超えて人々の心を掴むオードリーの、
名作のスチール、海辺での笑顔、ソファでまどろむ1枚、
撮影中のショットなど、モノクロ写真を中心に、
さまざまな表情が収められた大判の写真集です。
sold out G-53 いわさきちひろ作品集4 にじいろの童画集(初期童画集) 1500円
岩崎書店 1983年第17刷 定価2800円
状態 B / 背表紙よれ有  裏表紙こすれ有 経年によるヤケ有

ふんわりとした色合いで、愛らしい子どもの姿を描き続けたいわさきちひろ。
この巻では、おなじみの水彩画と共に、ペン画や油絵など、
さまざまな手法、タッチで描かれた初期の作品が収められています。
画家として上京した頃の作品『わるいキツネその名はライネッケ』の、
今にも画面から飛び出してきそうな勢いのあるさし絵。
ちょっと体をひねって歌う、年とった女性歌手のカット。
『人魚姫』『マッチ売りの少女』『ケティー物語』
『アルプスの少女』『みにくいあひるのこ』など名作のさし絵。
『中華日報』『こどものとも』『こどものせかい』などの雑誌に掲載された作品。
どれにも共通するのは、その生き生きとした動きです。
「街の中で、乗物の中で、手あたり次第にせっせとスケッチをかさねて」
(「初期の作品について」箕田源二郎)いたというちひろの、
「生活する人びとへのリアルな目」(同)があらゆるものに注がれ、
見事に活かされています。
sold out G-55 マザーグースをくちずさんで ―英国童謡散歩― 2000円
鷲津名都江 監修 中川祐二・アンディ・キート 撮影
求龍堂グラフィクス 1997年第2刷 定価2957円(当時)
状態 B / オビ付よれ・破れ有 表紙よれ有 中は美本

本家イギリスでは「ナーサリー・ライム」と呼ばれているマザーグース。
口伝えで伝わってきたこの伝承童謡の中には、
「ロンドン橋」「メリーさんの羊」「キラキラ星」など、
日本でもおなじみのものもたくさんあります。
子どもの遊び歌ばかりでなく、早口言葉やなぞなぞ、韻を踏んだ詩(ライム)、
風刺歌、ナンセンスな詩、男女の心の機微を歌ったものも。
英語圏、特にイギリスの人々の生活に密着したマザーグースの世界を、
さまざまな角度から紹介したのがこの本です。
イギリスの自然や街並み、四季の行事、食べ物、動物や植物などとの関連や、
詩の登場人物の解説、詩に歌われたロンドンの街案内、
ケイト・グリーナウェイ、ブライアン・ワイルドスミス、アーサー・ラッカムなどの
画家の描いた作品紹介などを収めた大判の1冊。
歌手「小鳩くるみ」として活躍し、イギリス児童文学に造詣の深い著者の力作です。
→絵本『マザーグースのうたがきこえる』をご紹介しています。
sold out G-65 一千一秒物語 1500円
稲垣足穂 文 たむらしげる 絵
リブロポート 1994年第3刷 定価2060円(当時)
状態 B / 表紙・裏表紙上下よれあり 目次しみ有 角傷み有 中は美本

「夜景画の黄いろい窓からもれるギターを聞いていると
 時計のネジがとける音がして
 向うからキネオラマの大きなお月様が昇り出した」
ショートショートよりもさらに短い夜の物語の主役は、
シガレットとピストルとガス燈と、ちょっと乱暴なお月様や流星たち。
お月様はいつもぼくを突き飛ばしたり投げ飛ばしたり、
おわびに薄荷水をひと瓶くれたりする…。
そんなお月様の光に照らされて夜の散歩を楽しんだら、ではグッドナイト!
1923年に書かれた稲垣足穂の『一千一秒物語』に、
たむらしげるさんの、硬質でロマンティックな絵が添えられたこの本は、
きらきらと輝く鉱物のような世界を堪能できる1冊です。