WindowsPC関連 
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アナログ音源録音時のPC環境設定


この記事はPart2「録音時のノイズ対策」その他についての補足内容です。
アナログ音源再生計画


アナログ音源の録音時のPC自体の環境設定について触れておきます。PCは基本的にはオーディオ機器とは全く別物です。そのPCを録音機器として利用しようという事ですので、他のアプリを利用して仕事やゲームをしたりインターネットでサイトを閲覧するのとは異なる気配りも必要になります。

多くはCD-R焼きの際の注意するポイントと同じです。スクリーンセイバー、壁紙、常駐ソフトを外す、電源管理機能をOFFにする、録音時に他のソフトを使わないという基本的なポイントは多くの方が実行していると思います。
 
さらに「動作が不安定だ」「録音時にノイズが気になる」という方は次の点もチェックしてみてはどうでしょうか。管理人の実行例も
◎○△×で記載してあります。


周辺環境・電源
●PC、再生機器(デッキ等)はできるだけ元コンセントから取る。
●サウンドカードでの再生時、ハムが気になるようならアースする。×
●周囲にモーター類がある場合は遠ざけるか別の場所で行う。
●夕食時間に録音しない。家族に「録音中は掃除機をかけるな!」と言っておく。

Part2本文にも記載しましたが、電源管理はPCの動作の安定とノイズ対策に非常に重要だと管理人は考えています。周辺機器も含めPC・オーディオ機器ともタコ足になっている場合が多いのですが少なくとも本体は元コンセントから電源を取るようにしましょう。

 各家庭で最も電力を使用する夕刻は電圧が低下して、PCだけではなく、出力側のデッキにも影響をあたえる事が多いので、深夜とか休日の日中の方が安定して作業できる。


私はPCとサウンドカードのノイズチェックはしてあるのでアースはしてない。近くにエアコンがあるが録音時には止める。だから夏は大切なデジタル化はあまりやらない←(単に暑いのでさぼってる(^^;)

接続
●サウンド関連以外のケーブルはできるだけ外す。
●PCはケーブル背面のコネクター類の抜き差しをしやすいように設置する。

ネットに常時接続してメールの自動受信など設定している場合は特にケーブルを外す必要があります。
 まぁプリンタのケーブルなど外してもどうって事は無いとは思いますが各設定をOFFにするよりはケーブルを外す方が手っ取り早い。
 そのためにはデスクトップ型の本体は壁に近い位置に設置しない。

コード類をすっきりさせるために電源コードと他のケーブルを束ねるのも良くない。電流が流れているコード類を輪にして束ねない。

私はLANケーブルだけは必ず外しています。

PC設定
●OSを起動後、録音ソフト以外のソフトを先に使わない。
●長時間録音する場合は時々リブートする。
●システムリソースを起動時に毎回チェックしておく。

プリインストール機では起動直後でもシステムリソースが50%以下という機種もあります。リソースが減ってくれば当然、録音時のパフォーマンスに影響します。
システムリソースは[コンパネ]→[システム]→[パフォーマンス]でチェックできます。(マイコンピュータの右クリック[プロパティ]でも同じ)。起動直後で半分近くリソースを喰っている場合は必ず複数の常駐アプリが起動している筈なので外しておく。

録音前に他のアプリを使った後終了してもリソースが減ったままのソフトもあるので録音はOS起動直後行うようにします。

Windowsは長時間連続使用していると、それだけで動作が不安定になる事もある。最初はうまく録音できていたのに長く続けて録音した場合、ノイズが入った、音飛びがする、画面がフリーズしたなどのトラブルに見舞われる事もある。

面倒ですが時々リブート(再起動)した方が良い。確実を期すなら1日がかりで行う場合でも時々電源を落とす。リブートしただけでは解決しないOSの不具合でも電源を落とす(SafeModeでブートして電源を切る)だけで正常に戻る場合もあります。
 
社会人は休日しか自宅のPCを使わないという方もいるかも知れませんが、本当は録音もCD-R焼きも集中的に長時間行うより、少しづつ毎日使う方が良い。
 オーディオ機器は電源を入れてすぐ利用するより少し時間をおいた方が動作が安定するのですがPCは逆の場合がままあります。
 特にノートPCや省スペースのPCは過熱する可能性が高いので長時間録音は避けてコツコツと日数をかけて行う方が良いと思います。

私の録音用マシンは現在起動直後で75%くらい。ウイルスソフトは常駐させていない。ソフト常駐と無関係にスロットに拡張ボードを挿す度にリソースも少しづつ減っていきました。

テープへのアナログ録音の際、気を付けていたポイントはそのままPC録音でも当てはまります。FMエアチェック程ではないにせよ周囲の雑音を拾ったり干渉が無い環境を作り出す事は結構大変ですが、FMからPCへ直接録音するのでなければ、作業時間帯を工夫するだけでも失敗やトラブルの減少につながると思います。



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