WindowsPC関連 |
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ハードディスクによる音源管理のポイント
この記事はPart2全般についての補足内容です。
アナログ音源再生計画
★下記の補足情報は2001年5月に掲載したものをそのまま加筆訂正せずにUPしてあります。 更新日現在、ハードディスク・ドライブ(以下HDD)は100G以上があたりまえとなっています。下記の情報はWindows9×系のOSを利用する事を前提に書かれていますのでHDDフォーマットはFATです。この場合FDISKでは32G以上のパーティションが作れませんのでご注意下さい。 しかし現在でもHDDは起動ドライブとデータドライブを分けるべきだ、という事は変わりません。 |
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2004.12 | ||||||||||||||
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■ハードディスク(以下HD)はアナログ音源のデジタル化には必須の装置です。HDは価格が非常に安くなっています。しかも最初から30〜40Gクラスの容量は当たり前。オーディオ・ビデオ・画像ファイルなどの大きなファイルをPCで実用的に扱えるようになった証でもあり、喜ばしい事です。 ■音楽CDをCD-Rへ単純にコピーする場合は理論上は700M空き容量があれば可能です。ところがアナログ音源では一旦HDに保存したうえ、分割やフェードなどの編集、MP3への圧縮を行うことになるのでその分ファイルが増えることになる。しかもオーディオ機器と常時接続されていない環境ではまとめて取り込む事になるので必要以上に容量を確保しなければならない。 ■反面、容量が巨大になると、それに伴う問題も生じてきます。ここではサウンドファイルをHDに保存する上でのポイントについてふれたいと思います。一応Windows9x/Me系での話しになります。 [パーティションの分割] 先ず、WindowsなどOS及びプログラムの入っているドライブと別のドライブに音源データを格納するようにします。容量が許せば以下のように分割するのがよい。 目安としては10G未満ならC・Dの2分割、それ以上なら3分割にすると管理しやすい。特にデフラグなど実行しようとすると1ドライブでは非常に時間がかかってしまいます。 ■Cドライブをブートドライブとするなら、データ・音源ファイルは必ずC以外のドライブに格納する。CD-Rを利用する場合はコピー用に空きを十分確保する。デフォルトの設定ではCD-R焼きソフトはCドライブへ仮ファイルを作成するからです。その他OSの入っているドライブは非常に重要な作業をするので常に余裕を持たせておく必要があります。 ■OS・プログラムとデータを同じドライブに格納しないというのは全てのファイル管理の鉄則です。最悪OSが起動しなくなってフォーマットし直す場合でもデータは救えます。特に音源ファイルは巨大なので普通はバックアップしません。編集中の大事なファイルの消滅などを救うため必ず実行しましょう。WindowsではCドライブに「My Documents」「My Music」などというフォルダーが強制的につくられますが、ここに音源をはじめ大事なファイルを格納してはいけません。 ■音源とそれ以外のデータを別にするというのは、その他のファイルの作業でエラーが起こってスキャンディスクがかかった場合、最小限のファイルチェックでできるからです。 [分割方法] パーティションの分割をFDISKコマンドで行うと全てのデータが消えてしまいます。現在の設定のまま分割するには市販のユーティリティーソフトを利用します。 代表的なソフトに「パーティション・マジック」「B's Crew」があります。これらのユーティリティーソフトを使うと各ドライブ容量を設定後にもサイズ変更できますので揃えておくと便利です。(バルク品でなく箱入りのHDDを購入すると限定版が付いてくることが多い) [ドライブの増設] ■だんだんと詰め込むファイルが増えてくるとHDの空きが少なくなってきます。残量が1割を切るようになったら増設を考えましょう。10G未満のドライブを利用している場合は交換を考える場合もあるかと思いますが、オススメは2台目の増設です。万一1台目のドライブが壊れても大事なデータを2台目目にバックアップしておけば安心感もちがいます。 ■もし高速ドライブを購入する場合は、そちらをブートドライブ(マスター側)にした方が全体にパフォーマンスがアップします。この場合も入れ替えて最初の少ない容量のHDもスレーブ側に付けておいた方が良い。 ■現在(2001年春頃)なら最低でも30G以上のドライブを購入するのが良い。そして割高でも回転数の速いものを。 ■あとは一般的なファイルと同じようにフォルダーごとに管理しますが、フォルダを別ドライブに持っていこうとするとドライブ間ではコピーか移動になってしまう。WAVファイルは容量が大きく時間がかかるので、あらかじめ決めておいた一つのドライブに十分容量を確保し、容量が無くなったら上記のパーティションサイズを変更できるソフトで調整する方が作業がしやすい。 |