WindowsPC関連 アナログ音源再生計画
P010125
SCSIとCD-Rドライブの相性問題

この記事はPart2「CD-Rへの保存のススメ」についての補足内容です。


下記の記事は2001年1月に掲載したものをそのまま加筆訂正せずにUPしてあります。
 更新日現在、CD-Rドライブのインターフェースの主流は未だATAPIですが、外付けではUSB2.0が主流です。SCSIはサーバーでは利用されていますがコストパフォーマンスや扱いの面で一般的ではなくなってしまいました。
 掲載当時、ちょうど外付け機器のインターフェースの主流がUSBへと移行しようとしている時期のものであるという事を念頭に置いてご覧下さい。

 SCSIという言葉自体知らない方もいると思いますが複数のサーチエンジンで「SCSI 相性」と検索したところ約3万件のうち、この記事が最初の20件内に表示されましたので若干読まれる可能性があると思い残すことにしました。
2004.12

現在ではPCに最初から内蔵されている機種も増えてきたせいかCD-RドライブのインターフェースはATAPIが多いようですが、ほんの少し前まではSCSIが主流でした。

SCSIはCD-Rドライブが普及する以前から機器との接続で相性の問題、トラブルが多いインターフェースでした。それが相性問題の多いCD-Rドライブを接続すると、ほぼ間違いなくトラブル発生(-_-;)

私のRICHOのドライブもSCSIです。友人が同じRICHO製品のポータブルタイプ・ドライブのCD-Rを購入したのですが、以前から挿してあったSCSIでは全く認識しないという事でした。メーカー名は伏せますが1万以下のカードでした。

 RICHOに問い合わせるとAdaptecの指定カードでなければ認識しないという話しだったそうです。ポータブルドライブなのでノートPCの推奨外SCSIカードでは認識するそうです。

 御存知のようにAdaptecのSCSIは、業界の標準で、まずAdaptecで認識しない機器は無いといってもよいでしょう。しかし何より有名なのは価格が高い事です(^^;
 業界標準の太陽誘電のCD-Rメディアが、他社より安く売られていたりするのと大違い(^^;

 友人も別の周辺機器は認識しているので、今さら別のSCSIカードを買うつもりは無かったようで原因を調べてましたが私が「CD-R機器の方が高いのだから迷わずAdaptecに換えた方がいい」と
いう妙なアドバイス(^^;に従って交換したところ、ちゃんと認識したようです。

 結局高いお金を払っても、トラブルが少ないのはAdaptecという事でしょうか?

実際、スキャナや外付けHDDでは問題なく認識していたボードでもCD-Rを付けると全くダメという事は良くあるようです。私の機器も当初は外付けでスキャナ・HDDにディジーチェーンでCD-RをつなげましたがIRQをかえようと、順番をかえようと全くだめでした。結局CD-Rは単体でコネクタを差し替えて使うハメに。。。

 カードはAdaptecの2940Jという古いSCSIですが独自にBIOSを持っており外付けHDDからのブートも可能です。持っていたスキャナ単体でもBIOSがインストールされるメッセージが出るのですがCD-Rではインストールされない旨のメッセージが出ます。私も詳しくないので、わかりませんがその関係でディジーチェーンでは認識できないみたいです。

 独自にBIOSを持っているSCSIで"BIOS Not Installed"のメッセージが出てもCD-Rでは関係は無いので単体接続では問題なく作動しているのですが。。。

これからSCSIのCD-Rドライブを購入しようという方は恐らく、すでにボードを挿してある方だと思います。ドライブの箱に必ず推奨カードが記載されていますが多くは高いAdaptecです(^^;

 自分のSCSIがそれ以外の場合は必ずショップで前もって聞くか、販売・製造メーカーのサイトで確認してからでないと非常に高い買い物になります。

 今までSCSI接続だった周辺機器がUSBに切り替わり、HDDも巨大・高速化して、あまりSCSIの出番が無くなってきたためAdaptecのカードでは外付け機器より高くなるというというハメになるからです。


 実際、私もスキャナをUSB接続機種に換え、外付HDDも、たったの1.6Gであまり実用にならなくなったのでSCSI接続は実質CD-Rドライブだけです。

 CD-R購入前まではデータバックアップに頻繁に使ってたHDDですが現在ではCD-R/RWが十分その役目をはたしてくれますから、『他の周辺機器でも活用できるから高いAdaptecのSCSIを挿しておこう』と考えたのは過去の話しです。

現在でも最速・高安定を求めるならSCSI接続だと思いますが、いずれIEEE1394インターフェースが主流になるでしょうから、それまでは今のドライブを利用しようと思ってます。

壊れて買い換えという場合のインターフェースはSCSI接続使ってた方はATAPIにするか迷いますね。新しいドライブは、より高速だし、はたして上手く焼けるのかと。

 私の考えですが、今ではBURN-Proofなどバッファアンダラン防止機能がついたドライブが多いので、アナログ音源取り込み用にPCのノイズ対策さえしっかりできていればATAPIで十分なのではないでしょうか。それでなくてもメディアとの相性など問題のあるCD-Rですので、少なくともSCSIとの相性で悩むことはなくなります。

 他の外付け機器を選ぶ場合もAdaptecのSCSIを挿してある場合か、PCが非力だという場合以外は、USBの方が簡単だし、いいのでは?CD-RドライブではUSBでは未だちょっと不安です。もっともスキャナなどSCSIのものを探す方が苦労する時代ですが。。。



TOP  [一覧に戻る]