メディア総合情報 アナログ音源再生計画


S010225

私的メディアのデジタル・カーカイブ計画

この記事は「サイト御案内」についての補足内容です。

皆さんも「アーカイブ」という言葉を耳にしたことがあるのではないのでしょうか?
ファイルの圧縮ソフトを「アーカイバ」といいますよね。要するに「書庫」の事ですが、特にメディア関係の企業や団体が劣化するアナログ情報をデジタル化して保存しようという考えが「デジタル・アーカイブ計画」です。

以前NHKで古いビデオテープや写真・フィルムなどのデジタル化を進めているのをテレビで見ました。古くて判読がつかないようなフィルムがデジタル処理で新品のように生まれ変わっていく様が放送されました。

 今後ますます多チャンネル化する放送メディアにとっては過去の映像は貴重な資産だと思います。昔のテレビ番組の再放送や海外での放映権の販売のためにも、きれいな画質で保存しておきたいという考えは当然ですよね。

アナログ音源再生計画では音源メディアの話題を扱っていますが、「サイト御案内」にあるように20世紀に集めた個人的なモノを整理しようと始めた顛末を掲載したのがサイトの設立趣旨です。

 個人の持ち物としてのアナログメディアも同じように劣化していきます。そうした自分だけの「資産」をなんとか劣化をくい止められないかと私も考えました。

少し前なら個人的なアナログメディアをデジタル化するという事は、情報機器にコストがかかりすぎて無理でしたが、現在ならプロ仕様には及ばずとも、パソコンでも、ある程度可能な時代です。

 そこで、自分自身で古いものを引っぱり出して以下のメディアを検討してみました。

個人でPCを使って簡単にデジタル化できそうなモノとして取り組んだもの
アナログ・メディア 手法 実際の取組
書籍・印刷物 スキャナ読込・OCR
手書きノート・日誌 スキャナ読込・ワープロ入力 ×
写真・フィルム スキャナ読込 △〜○
テープ・レコード サウンドカードから読込
VHS・8ミリビデオ MPEGエンコーダで読込

これがいわゆる「私的デジタルアーカイブ計画」でした。そのうちのテープ・レコードなど音源のデジタル化を、このサイトで取り上げる事になりました。いずれもデジタル化後の保存メディアを考慮すると誤消去の心配がないCD-Rに落ち着いた訳です。

 しかし、もっとも量が多くてかさばる書類・書籍などの紙の印刷物は個人がデジタル化するにはOCRでテキスト化も試みましたが、時間がかかりすぎて挫折しました。(仕事では仕方なくやっている(^^;)

ご覧の方は『よくこんな古いモノをもってるなぁ、物持ちのいいやつだ』と思われるかも知れませんが実際は全く逆です。私は整理整頓が大の苦手で、『とりあえず押入に放り込んでおこう』と別段考えもせず、古いモノを詰め込んできただけです。

そのためアナログ音源メディアですら、まだまだすべてを上手く整理・保存しているとはいいきれません。アナログメディアの整理というのは大変根気がいる作業です。『あの頃撮った写真はどこへいったのかなぁ?フィルムなんてもうカビがはえてるだろうなぁ・・・一度探して整理しなくちゃ』などと考えている間に一年はあっという間に過ぎてしまいます。

恐らく私的な所有物だけでも全てをデジタル化するのは無理だと思います。何を残して何を捨てるか、アナログのままでどうやって保存していくのか、そうした事がこのサイトの大きなテーマになっていますので、古い写真やビデオテープなどの映像・画像メディアの現況などの話題も折に触れ、この総合情報に掲載する予定です。



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