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21世紀の我が「再生計画」始末記
〜整理・保存を中心とした実態〜

この記事はサイト全般についての補足内容です。
アナログ音源再生計画

20世紀末、自宅新築を期に、音源を手始めに個人メディアの整理をしよう!と「高尚」な(^^;目標を掲げた、管理人の「私の20世紀アーカイバ計画」「アナログ音源再生計画」の21世紀の実態報告です。

時代から言えば音源より、ビデオやゲームのその他映像・画像の世界で大きな新旧交代をむかえたのが、この新世紀ではなかったと思います。なかでも写真がフィルムからデジタル画像へと大きくシフトした時代のような気がします。

ここでは書籍・雑誌など印刷メディア以外の記録メディアについて保管と整理の実態を中心にレポートしてみました。ご覧の皆さんの世代によって保有メディアの内容は大きく異なると思いますが、個人メディアも最低年に1回以上はちゃんと整理した方が良いと思います。そうでないと管理人のようになってしまいますよ〜(-_-;)

アナログ音源メディア
レコード(アナログディスク) 増減なし
レコードはデジタル化したものは20枚程度しかない。SURE TYPEVの交換針も手に入れたし、サイト開設後、多くの方から情報をいただき、新しいタイプのレコードクリーナを購入したりレーベルカバー様より盤面洗浄器具を頂いたりしてアナログディスクのメンテ・再生環境が徐々に整いつつあります。

●LP
レコードは処分したもの無し。管理人は10代の頃はもっぱら録音テープづくりが主体でLPは100枚も無いので処分に困る程は持っていない。ただしレコードケース1箱には収まらず2つは必要ないという中途半端な枚数なので収納に悩んでいる。
 親のレコードも10数枚あるので収納を考える必要がある、などと考えていた折り、たまたま女房の実家も新築して、さらに何十枚か運ばれてきた。未だ整理もせず昔のオーディオ収納ボックスに立てかけてある。

●EP
LPよりさらに枚数が少なく、特集でやったようにジャケットも大方スキャンした。こちらも親のもの、もらったもの等、どこでどうやって手に入れたか不明のレコードも多い。こちらは本棚付属の引き戸ケース内に入れてある。



■オープンリールテープ 減少
オープンはデジタル化、処分が最もすすんだ。10号、7号で状態が良いテープは2000年12月に、当サイトのプレゼント企画でファンの方に差し上げました。
残してあるのは生録とFMライブのテープぐらいです。レコードのダビングものは全く聴くことは無いので、空リールだけ残してかなり捨てました。

ところが2002年になり「オープンリール復刻図鑑」制作にあたり、1970年代のオープンの箱も当然処分してしまったのでメーカーによって揃わない箱がある。取っておけば良かった(T_T)

収納は最初に保管してあったダンボールへ再び戻し、3号リールだけ別の箱にまとめた。


カセットテープ 微増
もっともデジタル化が進んでいない。かなりの本数の再生チェックはしたが手つかずの状態のものが多い。息子のウォークマンもカセットからCDに変わり、家庭全体では音楽用カセット購入は無くなったのだが、某講座のカセットが増えてしまった(管理人のお勉強用(^^;)。語学などではCD講座も多いが、まだまだ教育分野では90分録音のメリットがあるカセットが主流。
 これも非常に近い将来、デジタルメディアに変わっていくでしょう。

収納は掲載してある引き出し式カセットケースと本棚。

デジタルメディア
■音楽CD(CD-R含む) 大幅増
CD-Rドライブを購入してからは、アナログソースのデジタル化CD以上にレンタルCDの録音盤が増えた。自分で言うのもヘンだが、いわゆる音楽CDの「丸ごとコピー」盤が圧倒的。何といってもCDからカセットへ録音するより速く完成するんだから、結局安価に音楽ソースを増やそうとしたらこうなってしまう。
 1〜2年でかなりのペースでCD-Rが増えてしまったのでこちらの整理が重要になってきた。現在、事務所と自室の棚に並べてある。Part2や他のページにも掲載したとおり管理人は音楽録音CDは市販品と区別せず並べてあるので、二重底のCDケースにして背表紙のタイトルがわかるようにプリントして保管しています。



■ゲームソフト 減少
ゲームソフトも新しい時代に入り、メディアの新旧交代の時期のようです。我が家ではスーファミ本体が接触不良でつぶれかかったので、2001年の春にスーファミ全ソフトと64、プレステソフトの一部を売った。クズ値と思っていたが、マリオやドラクエなどはスーファミでも意外な高値で買ってもらえました(^o^)
 我々中年世代は子供がゲームやるのを咎める方に回っている親が圧倒的ですが「ドラクエ」だけはプレイするという奴も少数だがいます。私もその少数派の一人です(^^;
が、現在はプレステ2でゲームではなくレンタルDVDを見る機会が多い。



パソコン・ソフト(CD-ROM) 増加
恥ずかしながら同じCDでも、こちらはどれだけあるか把握していない。ほとんど業務用とシステムツールだけ(ゲームソフトなど1枚も無い)の筈なのだが、周辺機器のドライバなどアップデートはネットで行うため不要なもの、旧バージョンのソフトが増えてきた。標準ケースのCDは音楽CDケース用に流用しているが、最近のバージョンアップ用の製品は紙ケースというのも多い。
 私は音楽CDは標準ケース、パソコンソフトはスリムケースと大体決めている。

現在CD-Rの空き箱を利用して「OS」「業務用アプリ」「ユーティリティ」「ドライバ」「メディア用アプリ」などに分けています。ケース無しで良いものはビニールのファイルでも良いがキーコードの入力が必要なアプリはどうしてもケースが必要になる。



■FD(フロッピーディスク) 増減無し
現在頭を悩ませている(・・・程でもないか(^^;)のがFDです。2002年10月まで、業務の関係で1台だけDOSシステムを動かしていました。そのFDが100枚以上ありスペースはとらないが、整理未済。今や数百枚分のFDデータも1枚のCDに入ってしまうので出番が無くなりました。

ちょっとしたデータのやりとりならネット経由でできるし、大きなデータは1枚に入りきらないしFDも過去の遺物になりつつあります。アナログメディアというのは過去形となっても、独特の良さがあるのですがデジタルメディアは「機能」以外にメリットが無いので今後処分に困るものの筆頭でしょう。
映像・画像メディア
■ビデオテープ(アナログ) 増加
MPEG1エンコーダで古いビデオの取り込みを2000年に行った。ほんの2年前ですが未だDVD形式(MPEG2)での処理はCPUの能力、キャプチャの値段からいって無理でした。最初整理のため80年代のテレビ番組などを取り込んだり、人には言えないXXXなビデオ(^^;を取り込んで見たが少しやっただけでアホらしくてやめた(爆)
そのままMpeg形式で2〜3枚焼いた程度でした。

 メインの8ミリビデオ編集にとりかかろうとした矢先、ビデオカメラが壊れて再生不能に(T_T)そうこうしているうちに世の中はDVD録画の時代に。

 8ミリビデオの画像は是非DVDに焼いてみたいと思っているのですが、VHSの古いテープの画像は非常に劣化していて悪くなっているものが多い。自分が撮影した8ミリ以外は大して価値有る映像も無いのでVideoCD形式で保存するか迷うところ。

 いつでも、どこでも何かしながら聴くことができる音源とちがって古いビデオは割合再生機会が少ないのが現状です。特に映画は今後続々とDVDで廉価に発売される事が予想され、手間暇がアナログ音源以上にかかるビデオのデジタル化には二の足を踏んでいる状況です。



■写真プリント・フィルム 微増
サイトに画像を掲載する必要があるためフィルムもあちこち探しました。これらのフィルムは専用スキャナは持っていないので必要なものだけ、フラットベッドスキャナに付属の透過原稿ユニットで取り込んで資料にしました。

フィルム自体は学生時代の写真はファイリングしてあったので割合整理できていると思いますが、社会人になってからのプリントはアルバムに整理してないものが沢山あります。
 1980年代にカメラ店主催の「ヌード撮影会」なるものが富士山麓の某所で良く開催され、スケベ心も手伝って(^^;毎年のように参加してました。1回で、100枚とかそれ以上撮ってしまい、今見るとロクなショットが無い。当時「ヘアヌード」は発禁で、ヘアが写っているというだけで友人知人に配ると喜ばれました(爆)がゲージュツとはほど遠いものが殆どなので、プリントはシュレッダーにかけて捨てた(^^;

所帯を持ってからの子供の写真管理は全て女房まかせで、フィルムなどどこにしまいこんであるのかわかりません。

デジタル画像 増加
2002年度に撮影した画像は間違いなくデジタルの方が多い。サムネイルによる一覧性、撮影年月日の確認のしやすさなど整理・保管の優位性は断然です。スポーツなど動きのあるものの撮影には自分の持っているカメラでは無理がありますが、日常のスナップやちょっとした記念撮影には十分です。
 保存はCD-Rへフォルダーごとに区分して焼いています。プリントはDPE店で扱うようになってから、殆ど自分ではやらなくなった。特に集合写真など他の人にプリントして渡す場合は退色を考慮して最近では必ず店で焼いたものを渡しています。

デジタル化によってメディアの減量はできたか?
結果的にメディアの量は殆ど変わらないか増えている、というのが現状です。
そしてデジタル・アナログを問わず音源メディア以上にVHSテープなど映像メディアと写真を貼り付けたアルバムが予想以上にスペースをとっている。

 以前、デジタル化によってオフィスで使う紙の量は激減し、将来はペーパーレスになるといわれながら、逆に紙の使用量が増えてしまったように、家庭でも現在は記録メディアの新旧交代の時期として、当分多様化が進みDVDに代表されるように規格統一についても混乱が生ずるというのが現実でしょう。


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