Kindle版電子書籍を発行するにあたっての諸条件は原則的に下記の通りになります。Amazon社からの入金を著者と発行者で按分する形になるため、発行にあたっての金銭的負担は一切ありません。
・著作者は、当該書籍のために著作者から提供された原稿および図版類の著作権を保有する。
・発行者は、電子書籍全般における独占頒布権および電子書籍用データの所有権を保有する。
・発行者の独占頒布権の有効期限は5年とし、著者者から申し出がないかぎり自動更新とする。
・Amazon社から支払われる印税のうち、55%を著作者、45%を発行者に按分する(小数点以下は著作者へ切り上げ)。
・印税は、250円以上の価格を付けた場合に生じる配信コスト(1MBあたり1円)があらかじめ除外される。
・毎年4月15日に、前年8月〜1月入金分の合計額に著者按分率を乗じた金額を著作者が指定する口座に振込む。
・毎年10月15日に、2月〜7月入金分の合計額に著者按分率を乗じた金額を著作者が指定する口座に振込む。
・振込料は発行者負担とする。
・振込にあたって、発行者はAmazon社から報告される販売およびロイヤリティに関するレポートを著作者に開示する。
・振込日が土日祝日の場合は翌営業日とする。
・電子書籍発行後に判明した間違いの訂正や読者質問等について、著作者と発行者はお互いに協力してすみやかに対応する。
・Kindle版電子書籍の初回発行時はKDPセレクトを選択するが、発行以降は著作者の希望によりこのオプションを解除することができる。
・KDPセレクトを解除し、Kindle版電子書籍以外の電子書籍を発行する場合は別途、覚書を作成する。
・絶版は著作者と発行者の両者合意のうえ決定する。ただし、両者の意見が異なる場合は著作者の意見を優先する。
・紙媒体を発行する場合は著作者と出版社との間で出版契約を締結し、組版データ等の提供は発行者と出版社との間で協議する。
・以上の項目に該当しない事項で疑義が生じた場合、著作者と発行者はお互いに誠意をもって話し合いで解決する。